2022.08.05 カンコーエールプロジェクト SDGs小学生夏休み自由研究|地球温暖化対策を学ぶ『ものづくりエコ体験教室』開催!

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7月26日、環境学習センター「アスエコ」主催の夏のスペシャルイベントで、小学生を対象に制服の余り布を使ってお守りを作るワークショップ『ものづくりエコ体験教室』を開催しました。
今回の『ものづくりエコ体験教室』が開催された岡山県では、ほとんどの小学校で制服が採用されています。小学生たちは自分が普段着ている制服が何から作られているのかを学び、身近な制服を通してSDGs※や地球環境を守るためにできることを学習した後、制服の製造工程でどうしても出て廃棄してしまう余り布を活用してエコなお守り作りを体験しました。

カンコーの製造工程はこちら

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※SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年9月に国連サミットで採択された持続可能な世界を実現するための17のゴールと169のターゲットから構成される国際目標であり、世界全体で2030年までに社会が抱える様々な問題を解決することを目指しています。

身近なエコ活動について学ぶ

カンコー社員が先生になって、「皆さんが暮らしている岡山県は、学生服の生産量が日本一なんですよ」「カンコー学生服は、子どもたちの健康と学業成就を願って、学問の神様の菅原道真公の最初と最後の文字(菅公=カンコー)にちなんで名付けられています」と話をすると、「知らなかった!」と驚いていました。

次に、クイズを出題して、「制服は何からできている?」「制服を作るときの布は、何から作られているかな?」「布をなるべく捨てないようするためのカンコーの工夫は・・・」など質問をすると、積極的に手を挙げて参加してくれていました。最後のクイズでは、「皆さんができるエコ活動は何かな?」という質問をすると、「電気をこまめに消す」「ゴミを出さない」「ものを大切に長く使う」など沢山のアイデアが次々と出てきました。

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実は「制服」も長く大切に着続けることでエコ活動につながっています。
エコ活動は、人間だけでなく、動物や植物も地球上の生物全体が仲良く暮らし続けられるようにすることでとても大切な行動です。SDGs(持続可能な開発目標)にも連動して、世界中で様々な問題に取り組んでいることも学びました。

※イベントは、小学生のお子様の付き添いで保護者の方も同席しています。
※新型コロナウィルス感染症対策として、換気、検温、手指消毒、マスク着用、小人数での開催、人との距離を十分にとって実施しています。
 

地球温暖化対策につながる制服・体操服

SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」では、地球温暖化が深刻な問題です。
地球温暖化とは、人間の活動で石油などのエネルギーを使うことで生まれるCO2(二酸化炭素)などの温室効果ガスによって、地球が暑くなりすぎて住めなくなったり、北極の氷が解けて海面が上昇したり、災害が起きたりすることなどです。
そこで、カンコーの地球温暖化対策につながる制服・体操服の取り組みを2つご紹介しました。

1つは、植物由来ポリエステルからつくる制服・体操服です。
衣類で広く使用されているポリエステルは、地球温暖化の原因となる温室効果ガスを排出するとされている石油を利用している化学繊維ですが、植物由来ポリエステルからつくる制服・体操服は、植物由来のポリエステル繊維(サトウキビ)を使用しているため、枯渇資源の石油の使用を抑制し、環境に優しい、持続可能なエコな制服・体操服です。

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もう1つは、夏用の制服の通気性を向上させた「ベンチレーションシャツ」や「ベンチレーションセーラー」です。
暑いときに熱がこもりやすい背中部分にベンチレーション(換気機能)を施したデザインで、風を通すため、涼しく着ることができる制服です。

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地球温暖化対策には、原因であるCO2(二酸化炭素)排出削減が必要とされています。カンコーでは、石油の使用を抑制した植物・動物由来の繊維を使った制服・体操服の開発や、着ることで涼しい・暖かいなどの快適環境をつくる機能制服でエアコンの使い過ぎなどを抑制します。

カンコーのSDGsへの取り組みはこちら
 

制服の余り布でお守りを作る

エコなお守りの材料となる制服の余り布は、スカートやスラックスに使っているもので、様々な色や柄があります。はじめに自分の好みの制服の余り布を選んで、結び紐の色はどれが合うかコーディネイトします。糸と針を使わないプログラムですが、布用の接着剤やアイロンを使って組み立てる工程は、集中力が必要です。そして、お守りの中にはお願い事を紙に書いて入れます。「ピアノが上手になりますように」「野球の試合に勝つように」など思い思いのお願い事を書いて入れて、結び紐を付けたら完成です。

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完成したお守りを見せてくれました。それぞれ個性があって、ボタンやリボンなどのデコレーションも付けて、世界に1つだけの素敵なお守りができました。
お守りは「自分用と、もう1つは妹にあげる」「パパとママにプレゼントする」など、大切な誰かへの贈り物にもなったようです。

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カンコー学生服は、子どもたちと学校を取り巻く様々な社会課題を解決するスクールソリューションカンパニーとして、学校制服・体操服に代表される「ものづくり」と、子どもたちが未来を生きるために必要な力を育む「ひとづくり」を通じて、持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

これからもカンコー学生服はさまざまな取り組みを通して、みなさんの未来にエールを送り続けます。

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職場体験・インターンシップ|中学・高校生の自己理解を深め、勤労観・職業観を育てる体験プログラム

2024.01.23 カンコーエールプロジェクト カンコーでは、子どもたちが未来を生きるために必要な力を育むために、中学校・高校を対象に職場体験・インターンシップを受け入れています。本社のある岡山県は昔から繊維産業が盛んで、学生服生産量日本一です。そのような地域産業を知ってもらって子どもたちの学びに活かしてもらう機会として、カンコーの人材採用や従業員教育の業務を行っている人財開発グループが担当して、今年度(2023年度)岡山県内の中学校・高校26校を対象に職場体験・インターンシップを実施しました。

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うつのみや人づくりフォーラム|子どものお仕事体験を通じたSDGs『ものづくりエコ体験教室』開催!

2023.12.07 カンコーエールプロジェクト 栃木県の宇都宮市教育委員会(うつのみや人づくり推進委員会事務局)では、「宮っこ未来ビジョン」を掲げ地元企業と連携して、第16回うつのみや人づくりフォーラム※1 「育もう 地域の愛で 子どもの未来」をテーマに、ステージイベントや宮っ子ジョブタウンといった子どもから大人までみんなが楽しめる事業を実施しています。参加する子どもは、お仕事を体験して得たお給料(「ドリ」という仮想通貨)を使って、宮っ子デパートでお買い物ができるという仕組みです。 栃木菅公学生服株式会社(以下、カンコー)では、2018年よりこの取り組みに参画し、2023年度は昨年好評だった『制服の端材で御守りづくり』をお仕事体験として実施しました。