2024.01.23 カンコーエールプロジェクト 職場体験・インターンシップ|中学・高校生の自己理解を深め、勤労観・職業観を育てる体験プログラム

カンコーでは、子どもたちが未来を生きるために必要な力を育むために、中学校・高校を対象に職場体験・インターンシップを受け入れています。本社のある岡山県は昔から繊維産業が盛んで、学生服生産量日本一です。そのような地域産業を知ってもらって子どもたちの学びに活かしてもらう機会として、カンコーの人材採用や従業員教育の業務を行っている人財開発グループが担当して、今年度(2023年度)岡山県内の中学校・高校26校を対象に職場体験・インターンシップを実施しました。

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職場体験・インターンシップは、生徒が企業などの職場で働くことを通じて、職業や仕事について実際に体験したり、働く人々と接したりする学習活動です。小学校は職場見学・街探検、中学校は職場体験、高校ではインターンシップなどへと体験活動を系統的につなげて、それぞれの教育課程で子どもたちが社会や企業を知り学ぶことで勤労観や職業観を育成し、将来を描くための重要な役割を持っています。

カンコーの職場体験・インターンシップの内容

※以下は岡山県内で実施した職場体験・インターンシップの内容になります。

カンコーの人財開発グループが提供する職場体験・インターンシップにおいては、下記の3つのポイントで体験プログラムを実施しています。実施日程・日数、受け入れ生徒数、生徒の特性、学校の課題、カンコーの職場体験・インターンシップに期待することなど、人財開発グループ担当者が事前に学校と打ち合わせをして、ご要望に沿って学校毎に体験プログラムの内容を調整します。また、どのような会社なのか職場を見てもらう事前訪問も承っています。事前訪問では、ご担当の先生と参加生徒を対象に、オフィスを実際に見てもらうことで職場の雰囲気や、会社までの行き方やどれくらい時間がかかるかなど知ってもらって、当日安心して参加いただけるようにしています。

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●基本コース3日間の実施内容です。
※日程・内容は学校毎に調整・変更もあるため目安としてご覧ください。

【1日目】
・自己紹介
・学生服の歴史、業界について
・カンコーとは
・働くとは、仕事に必要な力とは

自己紹介では、まずは自分自身を知って、そして相手に分かりやすく伝えるために自己紹介シートを作って伝えます。自分の名刺も作って実際に名刺交換をしたり、社員証(名札)を付けたりして社会人としてのビジネスマナーも経験します。カンコーの会社説明では、会社の企業情報を知ってもらうだけではなく、学生服の歴史や学生服業界・市場についても学んでもらうことで、視野を広げて、働くとことの意義や仕事に必要な力、仕事は何のためするか働くことへの考えを深めていきました。

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【2日目】
・制服とは
・色とデザイン
・制服(または体操服)のデザインを考えよう
・カンコー従業員との座談会

制服の役割や、色・デザインについて学んで、自分の学校の制服(または体操服)を新しく変更するとしたらどんなデザインが良いかを考えます。座談会では、企画・営業・生産など様々な部署から従業員が参加して、生徒から「どんな仕事をしていますか?」「仕事は楽しいですか?」「なぜカンコーに入社したのですか?」「給料はどれくらいですか?」などの質問について対話形式で答えていきます。生徒の鋭い質問に笑いが起きるなど和やかな雰囲気でした。

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【3日目】
・プレゼンテーションセミナー
・考えた制服(または体操服)のデザインのプレゼンテーション発表の準備、原稿作成、発表練習
・考えた制服(または体操服)のデザインのプレゼンテーション発表
・振り返り

最終日は、いよいよ「制服(または体操服)のデザイン」のプレゼンテーション発表です。発表の前には、プレゼンテーションセミナーを受講して発表時の話し方のポイントなどもしっかり学んで、発表原稿の作成や発表練習を行います。実際に制服・体操服のプレゼンテーションを行っている企画・営業の従業員が見ている中、緊張しながらも、しっかりと自分の考えたデザインを発表している姿は堂々としていました。
取り組みテーマは、「制服(または体操服)のデザイン」以外にも、「会社紹介の冊子をつくろう」「商品開発プログラム」などもあります。

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カンコーの職場体験・インターンシップ参加校の声

学校とは違う「会社」での体験を通じて、生徒が直接働く人と接し、新たな知識を得ることで、働くことの意義や学びを深めることができたようです。また、普段着ている制服がどのような思いで、どうやって作られているか知ることが良かったという声もありました。

【生徒】
●今まで知らなかったことを知れて、皆さんがどんな思いで私たちの制服を作ってくださっているかが知れて良かった。
(岡山県立倉敷古城池高等学校)

●仕事の内容や履歴書の書き方などを実際に経験させてもらい、自分に必要なことを多く学ぶことができた。
(岡山県立倉敷商業高等学校)

●社員の雰囲気が明るくて楽しかった。3日間のセミナーで理由や対策を知れて意味のある職場体験になった。
(岡山市立操山中学校)

●初めて知ったことがたくさんあって新しい知識が学校の授業よりもどんどん増え、成長した気分になった。学んだことを使ってプレゼンを作るとき生かせて良かった。
(岡山市立岡輝中学校)

●自分たちにとって一番身近な存在の一つ手である制服について学ばせていただいた。今の生活や将来のことについて活かせるものがあり、社員さんたちのお時間いただいてお話ができた。
(岡山大安寺中等教育学校)

【先生】
●説明が大変分かりやすく、また複数の部署の方からそれぞれの立場のお話を聞くことができ、生徒たちも社会で実際に働く際に必要なことや心得を学ぶことができたと思います。
(岡山県立倉敷古城池高等学校)

●実際に働かれている現場を見せていただき、また、制服のデザインやプレゼンなど通常の職場体験以上のことを体験させていただいたと思っています。
(岡山市立瀬戸中学校)

●プレゼンや名刺交換まで体験させてくれる職場はあまりなく、会社員のお仕事を体験出来たので生徒たちにとって貴重な体験でした。
(岡山市立吉備中学校)

●生徒が楽しそうに活動していました。普段の学校生活ではできない貴重な体験をさせて頂き、感謝しています。
(岡山市立京山中学校)

●生徒に対しての接し方がとても丁寧で分かりやすく指導して頂きありがとうございました。新制服のプレゼンでは4名の方に見て頂き、生徒も誇らしげでした。貴重な機会を頂きありがとうございました。
(岡山市立邑久中学校)

カンコーの職場体験・インターンシップでは、社会環境が激変し、子どもたちの生活や意識の変容、就職・就業をめぐり社会で求められる資質・能力が変化する中、これからも時代にあったカンコーだからこそできる体験機会を提供していきます。

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これからもカンコー学生服はさまざまな取り組みを通して、みなさんの未来にエールを送り続けます。