2023.12.07 カンコーエールプロジェクト うつのみや人づくりフォーラム|子どものお仕事体験を通じたSDGs『ものづくりエコ体験教室』開催!
栃木県の宇都宮市教育委員会(うつのみや人づくり推進委員会事務局)では、「宮っこ未来ビジョン」を掲げ地元企業と連携して、第16回うつのみや人づくりフォーラム※1 「育もう 地域の愛で 子どもの未来」をテーマに、ステージイベントや宮っ子ジョブタウンといった子どもから大人までみんなが楽しめる事業を実施しています。参加する子どもは、お仕事を体験して得たお給料(「ドリ」という仮想通貨)を使って、宮っ子デパートでお買い物ができるという仕組みです。
栃木菅公学生服株式会社(以下、カンコー)では、2018年よりこの取り組みに参画し、2023年度は昨年好評だった『制服の端材で御守りづくり』をお仕事体験として実施しました。
※1 「うつのみや人づくりフォーラム」は「宮っこ未来ビジョン」における、人間力の高い、心豊かでたくましい人づくりを実現するため、学校や家庭、地域、企業等が人づくりの取組の発表や情報交換等を行うことにより、人づくりの取組の拡大を図るとともに、市民一人ひとりが各活動主体による人づくりの取組の発表や体験型事業に参加することで、人づくりの重要性を再確認し、自発的・継続的な行動を起こすきっかけとなるよう、開催するものです。
企業とエコ活動について学ぶ
はじめに、カンコー社員が先生になって、「カンコー学生服は、子どもたちの健康と学業成就を願って、学問の神様の菅原道真公の最初と最後の文字(菅公=カンコー)にちなんで名付けられています」と話をすると、「知らなかった!」と参加していた子どもと一緒に保護者の方も驚いていました。次に、クイズ形式で「制服の材料は何かな?」「みんなができるエコ活動はどんなことがあるかな?」と質問をすると、積極的に手が挙がっていました。カンコーの制服・体操服の製造過程で余り布を少なくするための工夫などを知ってもらうことで、地球環境のための企業の取り組みや、自分自身で何ができるかエコについて考えを深めていきました。
カンコーの製造工程はこちら
今回のSDGs『ものづくりエコ体験教室』では、身近な制服を通してSDGs※2 や地球環境を守るためにできることを学習した後、制服の製造工程でどうしても出て廃棄してしまう余り布を活用してエコなお守り作りを体験しました。
※2 SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年9月に国連サミットで採択された持続可能な世界を実現するための17のゴールと169のターゲットから構成される国際目標であり、世界全体で2030年までに社会が抱える様々な問題を解決することを目指しています。
制服の余り布でお守りを作る
エコなお守りを作る材料は、スカートやスラックスとなる制服の余り布で、様々な色や柄があります。自分の好みの制服の余り布と結び紐を選んで、お守りを作ります。糸や針、ハサミを使わないプログラムですが、布用の接着剤やアイロンを使ってお守りの形に組み立てる工程は、集中力が必要です。「はじめてアイロンを使った」「お守りの形にするのが難しい」「紐が上手く結べない」など苦戦しながらも、お守りを作る仕事に取り組む姿は真剣そのものです。
お守り作りでは、1枚の余り布をお守りの形にするという、『ものづくり』という仕事にチャレンジして、最後にアップリケやスパンコールなどのデコレーションも飾りつけて、制服の製造過程でどうしても出て廃棄してしまう余り布が、素敵なお守りに生まれ変わっていました。
お守りの中には、それぞれお願い事を書いた紙が入っています。廃材を特別なお守りに自分の手で生まれ変わらせるという『ものづくり』というお仕事体験は、「楽しかった!」「また作りたい!」と達成感に溢れた表情で話してくれて、この体験がエコやお仕事について考えるきっかけにもなったようです。
カンコー学生服は、子どもたちと学校を取り巻く様々な社会課題を解決するスクールソリューションカンパニーとして、学校制服・体操服に代表される「ものづくり」と、子どもたちが未来を生きるために必要な力を育む「ひとづくり」を通じて、持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
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これからもカンコー学生服はさまざまな取り組みを通して、みなさんの未来にエールを送り続けます。