2021.09.28 カンコーホームルーム 【Vol.188】 10~60代のSDGsに関する意識(2)
SDGsが国連総会で採択された9月25日(GLOBAL GOALS DAY)を含む約1週間は、世界各地でSDGsへの意識を高める様々な取り組みやイベントなどが開催されています。では、日本のSDGsに関する意識・行動は、どのような状態なのでしょうか?今回は、10~60代のSDGsの認知度や関心度、現在取り組んでいるSDGsの内容ついて調査しました。
調査概要
- 調査対象:全国の10~60代の男女 2,400人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2021年6月
1.「SDGs」の認知度
全国の10~60代の男女2,400人にSDGs(持続可能な開発目標)という言葉を知っているか聞いたところ、全体平均では「知っている」(52.6%)という回答が半数を超えています。年代別にみると10代は「知っている」(73.3%)、「聞いたことはあるが内容は知らない」(17.8%)をあわせると9割以上がSDGsという言葉を知っていると回答しています。次に、20代では「知っている」(56.8%)、30代「知っている」(49.0%)、40代「知っている」(48.0%)と年代が高いほどSDGsを知っているという回答は少なくなります。
2.「SDGs」の関心度
SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標で関心のある目標について、女性は「3.すべての人に健康と福祉を」(46.3%)、「1.貧困をなくそう」(44.5%)、「16.平和と公正をすべての人に」(40.3%)が上位に選ばれ、男性と比べて全体的に関心が高いという傾向がみられます。
3.「SDGs」への取り組み
取り組んでいるSDGsの内容は、「買い物時にエコバッグを持参する」や「ゴミの分別、削減、リサイクル」、「エコ商品を購入する」、「物を大切に使う」など普段の生活の中でできることや、「男女差別をしない」、「ジェンダーに対する理解を深める」など、人に関することや、「海のゴミ拾い」、「自然環境保護」など環境に関する様々な取り組みがあげられました。
SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標で、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓い、日本では「持続可能な社会の創り手の育成」として学校教育に取り入れられています。
今回、全国の10~60代を対象にSDGs(持続可能な開発目標)の認知度を年代別に調べたところ、10代は「知っている」(73.3%)、20代では「知っている」(56.8%)、30代「知っている」(49.0%)、40代「知っている」(48.0%)と若者世代で知っているという回答が多いことがわかりました。SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標で関心のある目標について、女性は「3.すべての人に健康と福祉を」(46.3%)、「1.貧困をなくそう」(44.5%)、「16.平和と公正をすべての人に」(40.3%)が高いという傾向がみられます。SDGsの取り組み内容は、「買い物時にエコバッグを持参する」、「エコ商品を購入する」、「物を大切に使う」、「男女差別をしない」、「ジェンダーに対する理解を深める」、「自然環境保護」など、環境・社会・経済活動といった様々な取り組みがあげられました。
2019年に実施したSDGsに関する意識調査結果(カンコーホームルームVol.164)と比較して、SDGsの認知度は格段に高くなっています。今、貧困、紛争、気候変動、経済格差、感染症など数多くの課題に直面しているときだからこそ、未来の社会が良くなるように考える機会も重要です。
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