2025.04.29 カンコーホームルーム 【Vol.231】中高生のスクールバッグ事情

中学・高校生が毎日の通学で使用しているスクールバッグ。スクールバッグは、学校毎にデザイン・色や形・素材などが決まっているものや、色や形はある程度決まっていても学校で決まったデザイン指定がなく、自由に選べる場合もあります。では、中学・高校生はどのようなスクールバッグを使っているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校生1,200人を対象に、スクールバッグの学校指定の有無、スクールバッグのタイプ、スクールバッグに必要だと思うポイントを調査しました。
調査概要
- 調査対象:全国の中学・高校生 1,200人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2025年4月
1.スクールバッグの学校指定の有無
中学・高校生に聞いたスクールバッグの学校指定の有無は、「学校指定品である」(中学生54.4%、高校生30.8%)という状況で、中学生においては学校指定品という回答が半数を超えています。一方、スクールバッグが「学校指定品ではない」(中学生38.2%、高校生59.2%)という回答は高校生で多くみられ、「学校指定品と学校指定品ではないものが両方ある」(中学生7.5%、高校生10.0%)という回答もみられました。
【図1】 あなたが現在通っている学校の通学用のスクールバッグは、学校の指定品ですか。(単数回答)
2.スクールバッグのタイプ
通学に使用しているスクールバッグのタイプは、「リュック・デイパックタイプ」(中学生71.4%、高校生62.4%)が中学・高校生ともに圧倒的に多く、次に、肩からかけるタイプの「ショルダータイプ」(中学生11.2%、高校生19.0%)、手で持つタイプの「手提げタイプ」(中学生8.7%、高校生13.2%)、手で下げたり、背負ったり、肩にかけたりできる「3WAYタイプ」(中学生7.5%、高校生4.1%)という結果になりました。
【図2】 あなたが通学に使用しているスクールバッグのタイプを教えてください。
※複数持っている場合は、主に使用しているスクールバッグについてお答えください。(単数回答)
3.スクールバッグに必要だと思うポイント
中学・高校生がスクールバッグに必要だと思うポイントは、「サイズ・大きさ」(中学生64.7%、高校生60.9%)が最も多く、続いて「収納・ポケット」(中学生50.6%、高校生40.4%)、「デザイン・タイプ」(中学生37.3%、高校生32.3%)、「丈夫さ・耐久性」(中学生32.4%、高校生27.8%)、「軽さ」(中学生38.2%、高校生22.8%)、「撥水・防水加工」(中学生14.9%、高校生17.4%)があげられました。また、「デジタル端末の保護機能」(中学生0.4%、高校生0.5%)が必要という回答も少数ですがみられました。
【図3】 スクールバッグに必要だと思うポイントはどのようなものですか。
あてはまるものを、3つまで教えてください。(複数回答)
近年、文部科学省のGIGAスクール構想によって、学校でのICT教育が進み「デジタル端末」という新しい教材が増えました。そして、中学・高校生のスクールバッグには、デジタル端末のほかにも、教科書、ノート、筆記用具、体操服、水筒、弁当箱、財布、スマートフォン、クラブ・部活動や塾のアイテムなど、様々なものが収納されています。
今回、中学・高校生1,200人を対象にしたスクールバッグ事情は、スクールバッグが「学校指定品である」(中学生54.4%、高校生30.8%)、「学校指定品ではない」(中学生38.2%、高校生59.2%)という状況で、中学生は学校指定品が多く、高校生は学校指定品ではないという回答が多くみられました。通学に使用しているスクールバッグのタイプは、「リュック・デイパックタイプ」(中学生71.4%、高校生62.4%)が圧倒的に多く、次に「ショルダータイプ」「手提げタイプ」「3WAYタイプ」という結果になりました。「リュック・デイパックタイプ」は重い荷物を背負って持ち運べて、両手が空いて動きやすいため、採用する学校や選ぶ中学・高校生も増えているようです。中学・高校生がスクールバッグに必要だと思うポイントは、1位は「サイズ・大きさ」(中学生64.7%、高校生60.9%)、2位は「収納・ポケット」(中学生50.6%、高校生40.4%)、3位は「デザイン・タイプ」(中学生37.3%、高校生32.3%)となり、続いて「丈夫さ・耐久性」「軽さ」「撥水・防水加工」などがあげられました。
スクールバッグの主流となりつつある「リュック・デイパックタイプ」は、登山者や狩人が沢山の荷物を入れて運ぶための背負い袋が起源とされており、現在では、通学に適して便利で機能的ということから中学・高校生に支持されています。スクールバッグには学校生活の必需品を運ぶための機能性やデザインが求められているようです。
【Vol.231】中高生のスクールバッグ事情
2025.04.29 カンコーホームルーム 中学・高校生が毎日の通学で使用しているスクールバッグ。スクールバッグは、学校毎にデザイン・色や形・素材などが決まっているものや、色や形はある程度決まっていても学校で決まったデザイン指定がなく、自由に選べる場合もあります。では、中学・高校生はどのようなスクールバッグを使っているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校生1,200人を対象に、スクールバッグの学校指定の有無、スクールバッグのタイプ、スクールバッグに必要だと思うポイントを調査しました。
【Vol.230】小中高生の保護者が体操服に求めること
2025.03.25 カンコーホームルーム 入学準備品の1つに「体操服」があります。体操服は、ジャージ上下(長袖ジャケット・長ズボン)、ハーフパンツ、半袖シャツなどのアイテムがあり、体育以外の学校生活でこれらのアイテムを着用する機会もあることから、制服と同様に学校着として位置付けられています。では、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者は、体操服にどのようなことを求めているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者2,400人を対象に、子どもが体操服を着るシーン、体操服で気になること、体操服で重視することを調査しました。
-
【Vol.229】学校制服・体操服のリユースに関する意識
2025.02.25 カンコーホームルーム 卒業や成長で着られなくなった学校制服・体操服のリユース(再利用)があります。リユース商品の入手先は、知人・友人、学校のバザー・お譲り会、リユースショップ、インターネットなどの通信販売サイトなどのほか、SNSなどを使った個人間取引もあるようです。では、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者は、学校制服・体操服のリユースをどのように感じているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者2,400人を対象に、学校制服・体操服のリユースについての印象や利用意向、環境に配慮した学校制服・体操服の印象について調査しました。 -
【Vol.228】学校教育でのデジタル端末利用の状況
2025.01.28 カンコーホームルーム 近年、学校教育のICT・デジタル化が進んでいます。その背景に、子どもたちが1人1台のデジタル端末(タブレット・ノートパソコン・クロームブック・iPadなど)を利用した授業があります。では、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者は、学校教育でのデジタル端末利用ついてどのように思っているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者2,400人を対象に、学校の授業におけるデジタル端末の利用状況と、デジタル端末を使った授業の評価とその理由について調査しました。 -
【Vol.227】2025年大阪・関西万博への関心度
2024.12.31 カンコーホームルーム 2025年、日本で大阪・関西万博が開催されます。万博は、世界中からたくさんの人やモノが集まる一大イベントで、地球規模のさまざまな課題に取り組むために、世界各地から英知が集まる場として、世界的に注目されています。では、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者は、万博についてどのように思っているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者2,400人を対象に、万博の認知度と、子どもの来場意向について調査しました。