2016.09.30 先生向けコラム あきらめず、やるべきことをやる【部活指導】
キャリア教育からみた体育・文化活動。
生徒の潜在力や創造力を引き出す指導のあり方を愛知工業大学附属中学校 卓球部顧問 真田 浩二先生にお伺いしました。
選手のモチベーターとなり、 メンタル面から支える
就任後の3年間は強豪校の壁を越えることができませんでした。そのためメンタルトレーニングを学び、大会前など不安にのみ込まれがちな生徒たちをプラス思考に変えるため工夫。何かを教える際も、頭ごなしに否定せず、「こうした方がいいよ」と伝えます。特に試合前は選手の気持ちを高めることに集中しました。結果、1カ月後の選抜大会で強豪校を破り、以来4年間、全中・選抜大会ともに4連覇中です。
最近の子どもたちは、あまり他人に関心がないように感じられます。相手を観察して作戦を立てることができなくては強くなれません。「すべてが卓球に通じる」と、生徒たちには普段からクラスメートの気持ちを洞察させるなどして、力を身につけさせています。
本校の生徒たちの多くは日本代表を目標としているので、中高の部活動は夢への通過点。だからこそ、「最後まであきらめず、やるべきことをやる」という心を育てていきたいです。彼らの夢に寄り添い、前だけを向いて歩んでいきたいと思っています。
卓球部・実績
◎2013〜16年 全国中学校卓球大会 優勝 4連覇中
◎2013〜16年 全国中学校選抜卓球大会 優勝 4連覇中
プロフィール
愛知工業大学附属中学校
卓球部顧問 真田 浩二先生
中・高・大と卓球に打ち込み、実業団へ。日本代表として世界選手権にも出場。現役引退後、母校の監督に就任し、現在に至る。
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