2019.10.25 カンコーエールプロジェクト 厳しい試合から得た、冷静さ|京都精華学園中学校【男子バスケットボール部】

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第49回全国中学校バスケットボール大会(以下、全中大会)で優勝した学校法人京都精華学園 京都精華学園中学校(以下、京都精華) 男子バスケットボール部の皆さん。

終始リードを保つも第4Q(最終ピリオド)残り時間僅かのところで広島市立古田中学校との点差は3点と僅差まで迫っていました。しかし京都精華のメンバーは慌てることなく、冷静に得点を重ね初優勝を手にしたのでした。そのチームのスターティングメンバー5人に普段の練習や、今後の目標などインタビューしました!

 

スピードを武器に

ー優勝が決まった瞬間の気持ちを教えてください。

高木さん:今まで頑張ってきてよかったなと思いました。日によって違うけど、夜1時間とか、学校外でも自主練をしていました。家にもゴールがありますが、近所迷惑になるので、自分でゴールがあるところを探して練習していました。

西村さん:やっと優勝かと思いました。去年はベスト4で、去年の結果を超えられてうれしかったです。日本一になったけど、その実感はなかったです。

髙山さん:目標にしていた全中優勝が達成できたと思いました。ほっとしたし、うれしかったです。でも、あんまり実感はないですけど・・・。

佐々木さん:うれしかったです。でも自分はまだ2年生で、あと1年あるので、次どう勝っていくのかが課題です。

辻さん:去年、ベスト4ですごいと思っていて、それを超えて優勝することができてうれしかったです。

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ー練習で一番辛かったことや頑張ったことを教えてください。

全員:御所・・・(全員が口々に言う)

ー御所?

高山さん:京都御所に行って、周りの砂利の上を走るんです。

辻さん:とにかくしんどいです。メンタルやられるんで(笑)。雨が降った次の日はすべりやすくて、こけたり(転んだり)します。血だらけになることもあるんで。

ー周回数やタイムなどノルマがあるのですか?

西村さん:タイム制限があります。タイム内に入れなかったら、距離の短いコースを走る追加メニューがあります。

ーその他、苦労したことや大変だったことはありますか?

佐々木さん:他のチームは身長が高くて、京都精華はサイズ(身長)が小さいので、どうしたら勝てるのかを考えていました。スピードを意識して練習するようにしていました。

高木さん:全中大会はしんどかったです。今までの大会とは違って、3日で6試合あって、全ての試合がハードでした。足の疲労や精神的にも一番しんどかった大会でした。

西村さん:骨折とかはないけど、いろんなところに痛みはありました。体力面では試合はまだ大丈夫だけど、練習はきつかったです。

辻さん:色々なカップ戦で延長戦になったり、接戦で負けたりしたことは辛かったけど、それがあったからどんな試合でも落ち着いてプレーすることができたんだと思います。

髙山さん:チームで意見が合わなかったり、自分がしたいことと相手(チームメンバー)がしたいことと、違うことをしてしまって、やりたいプレーができなかったことは苦労しました。

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ー気持ちを伝え合うことや、意見を言い合うことで苦労したことは?

辻さん:プレー中など、なかなかコミュニケーションがとれへんかったりして、暗くなる一方で、あんまりいい感じでプレーできなかったりしました。
でも、西福岡戦(準々決勝の福岡市立西福岡中学校との一戦)が一番コミュニケーションがとれた気がしました。

髙山さん:あの時(西福岡戦)はみんなが本当に勝ちたいと思っていたように感じます。個性とか、プレースタイルは個々で違うけど、あの時の気持ちはみんな一緒だったと思います。そんな風に感じられたのは、初めてのような気がしました。自然に沸いてきたような感覚でした。

全員:(うなづく)

ー京都精華らしさとは?

髙山:速攻。走るメニューがやっぱり多かったり、サイズ(身長)が小さいのでスピードを意識しています。

ーこの人がいたから頑張れた、感謝している人を教えてください。

高木さん:6番の畑野晄平くんです。自分が落ち込んだ時には一番声をかけてくれたり、練習や自主練を一緒にしてくれたりしました。全部感謝しています。

佐々木さん:僕は両親です。この学校に通う通学費とか、お父さんもお母さんも話をよく聞いてくれたりします。悩みもぼちぼち話します。

辻さん:僕も保護者です。毎朝、お弁当を作ってくれたり、試合では毎回ビデオを撮ってくれたりしてくれました。

髙山さん:僕も保護者です。この学校に通うのに、家を引っ越してまで、自分のやりたいことについて来てくれたとこです。反対もせず、自分のやりたいことを応援してくれました。

西村さん:僕は顧問の奥田先生です。奥田先生が育ててくれたから今の自分があると思います。1年生の頃、僕はいろいろ問題を起こしてしまうことがしょっちゅうありました。でも、どんな時も奥田先生がいろいろ話をしてくれたから京都精華でバスケを続けることができました。今の自分があるのは奥田先生のおかげです。

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日本一はゴールじゃない

ー京都精華でよかったなと思うことは何ですか?

佐々木さん:全国制覇できたことです。地元の中学校に行っていたら経験できないことだったと思います。最初は地元の友達と離れて寂しい思いもしたけど、今はよかったと思います。

西村さん:地元の中学校にはバスケ部がなかったので、京都精華でバスケができてよかったです。去年の先輩たちに、サイズ(身長)のこともあって「お前らは(優勝は)厳しいだろう」と言われていてけど、優勝できて嬉しかったです。それから、バスケットボールのことだけじゃなくて、人間的にも成長できたと思うし、精神的にも強くなったと思います。

髙山さん:バスケットをする環境もよく、先生や先輩、同級生、後輩とさまざまな個性も持っている人がいて、どう接していくのかなど、人間性の部分も学べてよかったです。

ー全中大会を優勝で終えて思うことは?

佐々木さん:日本一になったので、バスケでも日常生活でも常に見られていることを意識してプレッシャーを感じながら生活していきたいです。

辻さん:日本一になったんですけど、ここで天狗になったらダメだと思うので、これからも同じように練習を頑張っていきたいと思います。

高木さん:次のステージに向けて成長して、中学だけで終わらずに、高校でも成長できるように努力していきたいと思います。

髙山さん:中学は全国制覇で良い成績で、次のステージではうまい人もいっぱいいるから、そこで終わらず練習していきたいです。

ーこれから頑張りたいことは?

西村さん:とりあえず、身長を伸ばしたいです(笑)。あと、オフェンス(攻撃)でもディフェンス(守備)でも目立てる選手になりたいです。

髙山さん:身長を伸ばすことと、しんどいメニューをさぼらないこと。自分に厳しくしていきたいです。

高木さん:身長を伸ばすことと、シュートの確率をもっと上げていきたいです。今は、入る時は入るけど、入らない時は入らないので。

佐々木さん:身長を伸ばすことと(笑)、長所をもっと伸ばしていきたいです。自分はセンターだけど、外からスリーポイントを狙っていけるようにしたいです。体力面と基礎もしっかり練習していきたいです。
※センター・・・主としてゴール近辺でのオフェンス、ディフェンスを担うポジション。

辻さん:身長を伸ばすことと、外からのシュートがあまり得意ではないので、そこをもっと練習していきたいと思います。

未来に、エールを。

選手のみなさんに未来の自分へのメッセージ「未来に、エールを。」を書いてもらいました。

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未来の自分へ 常に目標を持ってはずかしくない行動をとる!! 髙山鈴琉
未来の自分へ 努力あるのみ! 西村星汰
未来の自分へ 目標に向かって努力し続けろ!! 佐々木颯太
未来の自分へ 人の事を思いやれる人に! 高木良太郎
未来の自分へ 全ての人からしたわれる人に 辻永遠

まとめ

スターティングメンバー5人だけのインタビュー。決して、口数が多い訳ではありませんでしたが、「感謝したい人、支えられた人は?」の質問には、しっかりと前を見据えはっきりとした口調で答えてくれました。そして、全員が夢は「プロバスケットボール選手」と語り、今回の全中大会優勝で終わることなく、自らをもっと高めていきたいという目は輝いていました。

高みを目指して頑張る選手の皆さんをカンコー学生服はこれからも応援しています

カンコー学生服は、スポーツ大会や文化活動の主催・協賛といった支援活動を通じて、未来につながる学生たちの“いま”をサポートしています。

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