2018.11.16 カンコーエールプロジェクト 大会レポート|第4回京都府中学校オータムカップ陸上競技大会(カンコー杯)
2018年10月28日(日)、京都府丹波自然運動公園陸上競技場にて『第4回京都府中学校オータムカップ陸上競技大会(カンコー杯)』が開催されました。
陸上競技は他競技と違い、練習試合が開催されず、年間で出場できる大会はそう多くありません。
数少ない大会も出場人数や標準記録※の規定があるため、誰でも参加できるという訳ではありません。そのため、3年生は6月、7月の大会が最後となってしまう生徒が多い状況です。
「選手にもっと頑張るチャンスを作りたい」という先生方の思いからスタートしたこの大会。今回は出場した選手のみなさんへのインタビューと合わせて大会の様子をレポートします!
※出場・参加を許可する基準として選手に対して設定される共通の基準値
大会レポート
当日は天候にも恵まれ、秋晴れの青空の下、大会が開催されました。
朝早くから1,800人もの選手が陸上競技場に集まり、各自でウォーミングアップを行っていました。
朝8時30分、開会式が始まりました。
選手宣誓が行われ、選手からこの大会に懸ける想いと誓いが力強く述べられました。
そして、京都府中体連陸上競技部長 近藤博史様、菅公学生服株式会社 代表取締役社長 尾﨑茂より大会開催の挨拶が行われました。
京都府中体連陸上競技部長 近藤博史様
今年は非常に災害が多い中で夏が過ぎていきました。そんな中で陸上競技ができることを噛みしめて大会に臨んで欲しいと思います。
今大会は今年のトラックシーズンの最後の大会となります。選手のみなさんは今年の最後の走りおさめとしてこれまでの力を十分に発揮して大会に臨んで欲しいと思います。
今日、走り終わったことが明日以降の冬場のトレーニングにつながってくると思います。今日の課題をしっかりと見つめて良い大会となることを期待しています。
菅公学生服株式会社 代表取締役社長 尾﨑茂
3年生にとっては最後の大会、1、2年生にとっては今後の糧を見つける大会になると思います。日頃の練習の成果を遺憾なく発揮していただいて素晴らしい大会になることをご祈念しております。
2020年には東京オリンピックが開催されます。本日、ご参加の選手の中には東京で走る方もいらっしゃるかもしれません。
大いなる夢を叶えるべく、輝かしい未来に、心から「頑張れ」のエールを送り、激励の挨拶とさせていただきます。選手のみなさん頑張ってください!
そしていよいよ競技開始です!参加人数が多いため、100mではホームストレートだけではなく、バックストレートを使用して同時に2つのレースが実施される、珍しい方法で行われていました。
競技中も仲間の応援の声を背に、自己ベストを目指し集中している姿が見られました。日が暮れるまで、選手たちの激闘が繰り広げられました。
選手インタビュー
「男子三段跳」「女子走幅跳」「男子3000m」にて見事に勝利を掴んだ選手のみなさんに本大会の感想と今後の目標をインタビューしました。
男子三段跳
1位:中嶋友輝さん(京都市立樫原中学校・3年)(写真真ん中)
自己ベストには届かなかったけど、練習があまりできていなくてベストな状態では無かったのですがよかったです。高校に行っても陸上を続けるのでインターハイに出場して8位に入りたいです。
2位:渡辺多瑠嘉さん(京都市立洛北中学校・3年)(写真左)
風もあまりなく、ベストが出たのでよかったです。最後はファールになってしまったけれど次につなげられるように頑張ります。高校生になってインターハイの決勝で戦える選手になりたいです。
3位:西村悠和さん(京都市立太秦中学校・3年)(写真右)
自己ベストには届かなかったけど、悔いもなく思い切り跳べたのでよかったです。高校生になってもしっかりと活躍できる選手になりたいと思います。
女子走幅跳
1位:秋津柚芽さん(京都市立小栗栖中学校・3年)(写真真ん中)
最後の大会だったので思い切っていこうと思ったのですが、体も冷えてしまいあまり良い結果が出なかったので悔しいです。あと少しで大会新記録でした。高校でも走幅跳を続けるので、中学校で習っていないことを高校でしっかり学び、全国を目指せる選手になりたいです。これからもずっと陸上を続けていきたいです。
2位:今岡理実さん(京都市立弥栄中学校・2年)(写真右)
今日は前半ファールをしてしまって焦った部分もありましたが、3本目は思い切りさげて跳んだら記録が出たのでよかったです。決勝は自分の持ち記録には届かなかったけど5m近く跳べたのでよかったです。課題はたくさんあるけど、来年に生かしたいです。来年は全国大会を目指して頑張りたいと思います。
3位:岸田真弦さん(舞鶴市立城南中学校・2年)(写真左)
今日の目標が5mを跳ぶことだったのですが、あと6㎝足りなかったので少し悔しいです。次の大会は3年生になってからなので、全国を目指して頑張っていきたいと思います。今日は良い目標ができました。
男子3000m
1位:宮本陽叶さん(木津川市立泉川中学校・3年)(写真真ん中)
中学生最後の3000mで、ベストを目指して走ったのですが結局出ませんでした。レース展開としては自分でレースをつくることができたので、いい感じに中学校の3000mを終えられたと思います。高校では5000mをやりたいと思っています。5000mで13分台を目標に頑張っていきたいと思っています。
(※宮本さんは全国中学校体育大会にも出場しています!)
まとめ
0.1秒でも速く走りたい、1センチでも遠くに跳びたい。そんな思いで競技に臨むひたむきな選手のみなさんの姿を見ることで私たち大人が元気と感動をもらえていると感じました。
また実はこの大会は、先生方の熱い思いから生まれた大会です。大会の裏側である運営についても先生にインタビューをしました。「頑張るチャンスを作りたい」その思いも下記より是非ご覧ください。
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