2016.10.26 カンコーエールプロジェクト 2016ひろしま総文 ~書道部門レポート! 「菅公賞」 受賞者と支えた先生方の想い
カンコーは、子どもたちの夢を応援する「KANKO DREAM PROJECT」の一環として、夢を持って書道の研さんに励む生徒のみなさんを応援しています。総文祭の書道部門特別賞「菅公賞」を受賞された生徒さんの夢・目標や作品にかける想い、そして、陰ながら支えてこられた顧問の先生方から見た成長の軌跡をご紹介します
文字を書くことの楽しさや素晴らしさを子どもたちに伝えたい
広島県立熊野高等学校 3年 黒木 真琴さん 「臨 始平公造像記」
今回の作品にかける想いは?
私が高校1年生の時、部活動の先輩が造像記の古典を臨書していて、字の迫力や強さに魅力を感じ、私も書いてみたいと思い造像記を書き始めました。最初の頃は、線の切れや渇筆を出すのに、とても時間がかかりました。しかし、書き込んでいくうちに重厚な味や迫力が表現できるようになり、自分が納得いくものが書 けるようになりました。1年生の頃から書き続けたものが全国高等学校総合文化祭(2016ひろしま総文)書道部門で「菅公賞」と いう大きな賞を頂くことができて、一つのことを極めていくことの大切さを学ぶことができました。
夢や目標、これから挑戦したいことは?
大会に参加して、全国の高校生の迫力ある 作品や繊細な作品を間近に見ることができ、 とても刺激を受け大学でも書道を学びたいと 思うようになりました。大学では古典の臨書だけでなく、現代の情報社会でどのように筆文字を活用していくか等、様々な書道 の表現方法を学習したいと思っています。そして、文字を書くことの楽しさや素晴らしさを子どもたちに伝えていけるような指導者になりたいと考えています。
作品作りだけでなく書道部門交流会実行委員としても活動
書道部顧問 小泉 良子 先生
普段の活動の様子はいかがでしたか?
今年度、全国高等学校総合文化祭が広島県において開催されました。黒木さんは、1年生の時から全国総文広島大会のことを見据え、作品作りや書道部門交流会実行委員として高い意識をもって活動に参加してきました。臨書作品においては、1年生の時から力強く重厚な造像記に関心を持ち、時間をかけて書き込むことで腕を鍛えていきました。2年生で思い切った筆の開閉や羊毛・長鋒筆を使いこなせるようになり、得意とする始平公造像記を県総文祭に出品し広島県代表となりました。
今後の指導は?
黒木さんは書道部・部長としても活躍し、何事にも先進的に活動し、意欲的に作品を書き、後輩たちの世話をするなど、書道部のリーダーとして力を発揮しました。指導に対し、常に向上心を持って書に臨み、技量を磨くことができました。今後は、さらに書道を究めようと書道学科を有する大学への進学を目指しています。その道に向け、幅広い書表現ができるよう指導を 進めていきたいと考えています。
カンコーのブランド名の由来でもある 「菅原道真公」 が書の三聖として称えられ、書道の神様としても信仰されていたことにちなみ、2013しおかぜ総文祭より、書道部門特別賞の中に「菅公賞」を新設させていただきました。
カンコーは、子どもたちの夢を応援する 「KANKO DREAM PROJECT」の一環として、夢を持って書道の研さんに励む生徒のみなさんを応援しています。
―――カンコーは、子どもたちの夢と学びを応援しています―――
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