2012.08.28 カンコーホームルーム 【Vol.79】「母親が思う学校制服の良い点」
第30回夏季オリンピックがイギリスのロンドンで開催されました。204カ国・地域が参加した開会式では、スーツや民族衣装など、それぞれの国のユニフォームを身にまとった選手団の入場行進は華やかで印象的でした。では、学生のユニフォーム=学校制服については、母親はどのように思っているのでしょうか?今回は、全国の小中高校生の母親に、お子様が着用している学校の制服への好感度や良い点、制服の必要性ついて調べました。
調査概要
- 調査対象:全国の制服を着用している 小中高校生の母親300人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2012年7月
着用制服の好感度
現在、お子様が着用している学校の制服を「気に入っている」と回答したのは、高校生のお子様がいらっしゃる母親が28.0%と最も多く、「どちらかといえば気に入っている」を合わせると、約9割の母親が好感を持っています。全体でも、「気に入っている」「どちらかといえば気に入っている」を合わせると、約8割の母親がお子様の着ている制服に好意を持っていると回答しています。
制服の良い点
学校で決まった制服があると良い点は、「毎日の服装に悩まなくていい」が1位で、小学校で81.0%、中学校で80.0%、高校で75.0%、全体78.7%になります。2位は「学生らしく見える」、3位は「経済的である(私服を沢山買わなくてもいい)」は半数以上の母親が良い点として回答しています。
制服の必要性
学校制服について、「あったほうがいい」という回答は、小学校のお子様がいらっしゃる母親が72.0%と最も多く、「どちらかといえば、あったほうがよい」25.0%を合わせると、小学校では97.0%の母親が制服は必要だと回答しています。同様に、中学校では96.0%、高校では95.0%、全体では96.0%と、小中高校共にほとんどの母親が制服は必要だと回答しています。
ロンドンオリンピックの日本代表選手団のユニフォームは、東日本大震災後はじめてのオリンピックに参加することから、世界中に日本の元気と底力をアピールするためにエネルギッシュなナショナルフラッグカラー(赤と白)でコーディネートされていました。このように、オリンピックのユニフォームは、それぞれの国のシンボルとして様々な思いが託されています。
今回の調査では、全国の学校の制服を着用している小中高校生の母親の約8割が制服に好感を持っていて、9割以上が制服を必要だと回答していました。学校で決まった制服があると良い点としては、「毎日の服装に悩まなくていい」という回答が最も多く、小中学校で8割を超えています。続いて、「学生らしく見える」、「経済的である(私服を沢山買わなくてもいい)」「服装による個人差がでなくていい」「冠婚葬祭にも着られる」など、実用性や経済性の高さを評価する声が多く聞かれました。また、「きちんとした気分になる」「学校への帰属意識や仲間意識が高まる」といったお子様の心理的な変化や効果も制服の良い点として挙げられていました。
母親にとっての学校制服は、実用的で便利なものであると同時に、制服を着ることで気分の変化が起こり、公私のけじめがついたり、きちんとした気分になったりと良い効果があると思われているようです。
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