2011.05.31 カンコーホームルーム 【Vol.64】「学生時代に流行っていた制服の着崩し」
ここ数年、「サルエルパンツ」や「ニーハイソックス」という、ファッションが流行しています。このようなファッションの流行と連動するかのように、制服にも流行の着崩しが存在します。今回は、20代以上の大人に、自分が学生だった当時流行していた制服の着崩しの内容や、着崩しをする理由について伺いました。
調査概要
- 調査対象:全国の20歳以上の 男女433人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2011年2月
学生時代に流行っていた制服の着崩しの内容
20代以上の大人が学生時代を振り返って最も多かった制服の着崩しは、80年代に流行した「ボンタン」と呼ばれる幅の広いズボンが26.3%、次いで「くるぶし丈の長いスカート」が22.2%となりました。
制服の着崩し経験有無
学生だった当時、制服を着崩していた人は、女性の「20代」が79.6%と最も多く、女性は世代が若いほど着崩しをしています。また、男性では、「50代以上」が54.9%と最も多く、「20代」の29.6%が最も少ないという結果になりました。
制服の着崩しの理由
「皆がしていたから」「流行だったから」「おしゃれ・かっこいいから」が主な理由としてあげられています。また、女性が着崩しをする理由としては、「流行だったから」が最も多く47.0%となりました。
「ボンタン」「くるぶし丈の長いスカート」「超ミニスカート」「長ラン」「短ラン」「ルーズソックス」「ズボンの腰履き」・・・と、学生の制服の着崩しはファッションの流行と同様に生まれ変化しているようです。制服の着崩しは、いずれの世代でも男女共に存在していますが、特に女性は世代が若いほど着崩しをしていた傾向が見られ、20代女性では約8割が学生時代に制服を着崩していたと回答しています。
では、なぜ規定の制服をわざわざ着崩すのでしょうか?
その理由は、「学校や大人への反発で着崩しをする」というものは少なく、主な着崩しの理由としては、「皆がしていたから」「流行だったから」「おしゃれ・かっこいいから」といった、ファッション感覚が強いようです。また、特に女性は男性に比べて着崩しをする理由が多く、「規定の制服がダサイから」「スタイルをよく見せるため」といった理由も男性より多くあげられています。女性に着崩しが多いのは、ファッション同様にお洒落への関心が高く、少しでも自分を良く見せたいという単純な気持ちからなのかもしれません。
しかし、当時は流行していた制服の着崩しも、大人になってから振り返ると、あり得ないファッションとなり、恥ずかしい思い出になることも少なくないようです。
学生時代を振り返ったときに、恥ずかしくない制服の着こなしをしてほしいものです。
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