2016.01.21 先生向けコラム 「生徒の力を信じて、主体性を育む」生徒の力を引き出す指導力
中学生や高校生の人間形成に大きな役割を担う部活動。
チーム力アップのための練習方法や、生徒の潜在力や創造力を引き出す指導の在り方を担当の先生にお聞きしました。
部活指導 女子バスケットボール部顧問
千葉県 昭和学院高等学校
鈴木 親光先生
判断力と自主性を高めチーム力をアップ
高校の部活は勝利を優先するあまり、指導のレベルを落とし生徒を小さく育ててしまうことも少なくありません。「なぜできない?」と上から目線の指導を続けると、生徒は何も考えず「やらされている」状態に陥ってしまいます。生徒が考え、状況判断する力を高めることはチーム力を高めます。現在は生徒にプレーの意図を問いかけ考えさせる指導法を実践し、自主的な行動を促しています。生徒の意見には自分にない発想もあり、指導の幅も広がります。
最近の生徒たちはコミュニケーションが苦手でプレーについて質問しても答えられないこともあります。そんな時は選択肢を与えるなど答えやすいようサポートしています。生徒が何を考えているのかを導き出すことも指導者の役割だと思っています。
高校3年間は人生においても、バスケット選手としても通過点です。部活を通じもっとバスケットを好きになり、この先も続けてもらえるよう生徒と同じ目線でサポートしていきたいですね。
女子バスケットボール部・実績
◎平成26年度 インターハイ準優勝
ウィンターカップ準優勝
◎平成27年度 インターハイ第3位
ウィンターカップ第3位
プロフィール
千葉県 昭和学院高等学校
部活指導 女子バスケットボール顧問
鈴木 親光先生
1992年より監督を務める。U-16日本代表アシスタントコーチ
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