2016.11.21 カンコーエールプロジェクト 2016ひろしま総文 ~書道部門レポート! 「菅公賞」 受賞者と支えた先生方の想い4

カンコーは、子どもたちの夢を応援する「KANKO DREAM PROJECT」の一環として、夢を持って書道の研さんに励む生徒のみなさんを応援しています。総文祭の書道部門特別賞「菅公賞」を受賞された生徒さんの夢・目標や作品にかける想い、そして、陰ながら支えてこられた顧問の先生方から見た成長の軌跡をご紹介します。

書道を通して少しでも心豊かな社会づくりに貢献したい

福岡県立太宰府高等学校 3年 沖 真恵さん 「閑適詩三首「常楽里閑居、官舎小亭閑望、松聲」」

今回の作品にかける想いは?

web%e8%8f%85%e5%85%ac%e8%b3%9e私は3年間造像記を学んできました。厳しく重厚で力強いところに魅力を感じました。

今回の作品は、大字と細字を組み合わせ力強さと繊細さをあわせもつ表現を目指しました。大字は大胆に細字は緻密に、潤滑や字形の変化に気をつけながら書きました。全国大会では、これまで見たこともない作風に触れ、改めて書の世界の広さを思い知らされるとともに強い感動を覚えました。

これからは、今回の体験を生かして更に書道を深めていきたいと思います。

 

夢や目標、これから挑戦したいことは?

今まで書道を学んできて、同じ字でも墨量や紙、筆、線の太細など様々な工夫を凝らすことで色々な表情を表現できるところに魅力を感じました。

手書きの文字には、言葉の意味だけでなく書き手の人柄や心情などを伝える力があり、人々の心を豊かにできます。私は多くの人々に書道の面白さや楽しさを伝えたいと思っています。そして、書道を通して少しでも心豊かな社会づくりに貢献したいと考えています。

3年間の練習の成果で安定感のある作品が書けるように

書道部顧問  安村  廣弓 先生

普段の活動の様子はいかがでしたか?

沖さんは、高校入学当初から造像記を学び始めました。全国高等学校総合文化祭への参加が決まってから造像記を基調とした作品制作に取り組んできましたが、題材として詩文を選び、構成を考え、推敲を重ねながら作品のほとんどの部分を自分の力で仕上げることができました。3年間、毎日の練習を通して筆力も付いてきましたし、集中力や制作に対する粘りもでて、安定感のある作品が書けるようになってきたと感じています。

今後の指導は?

今回は、これまで書いたこともない大作ということで、大胆で逞しい中にも緻密さを合わせ持つ表現を目標に制作に励みました。当初は、大字と細字のバランスが上手くいかず何度もなんども行数や字数を変えながら色々な構成を模索したのですが、構成が決まってからも文字の大きさ、余白、潤渇等を工夫しなんとか仕上げることができました。これからは楷書作品に止まらず行草や隷書等の作品にも挑戦し、表現の幅を広げさせたいと考えています。


カンコーのブランド名の由来でもある「菅原道真公」が書の三聖として称えられ、書道の神様としても信仰されていたことにちなみ、2013しおかぜ総文祭より、書道部門特別賞の中に「菅公賞」を新設させていただきました。

カンコーは、子どもたちの夢を応援する「KANKO DREAM PROJECT」の一環として、夢を持って書道の研さんに励む生徒のみなさんを応援しています。

―――カンコーは、子どもたちの夢と学びを応援しています―――

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