2020.01.28 カンコーホームルーム 【Vol.168】「学生時代に着ていた制服」
学校制服には、詰襟・セーラー・ブレザー・スーツなど様々なタイプがあります。さらに、最近では、女子制服にスラックスを採用する学校も増えてきています。では、実際に着たことのある制服はどのようなタイプが多いのでしょうか?今回は、全国の10~60代の男女1,800人を対象に、学校制服の着用の有無、学生時代に着ていた制服のタイプ、女子制服のパンツスタイルの印象について調査しました。
調査概要
- 調査対象:全国の10~60代の男女 1,800人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2019年7月
1.学校制服の着用の有無
全国の10~60代の男女1,800人に、学生時代の制服着用の有無を尋ねたところ、制服を「着ていた」(96.3%)という回答が大半を占めました。
2.学生時代に着ていた制服のタイプ
学生時代に着たことのある制服のタイプは、男性は、「詰襟(学ラン)」(77.6%)が最も多く、次に「ブレザー」(27.3%)、「スーツ」(4.4%)という結果になりました。女性は、「セーラー」(51.4%)、「ブレザー」(47.3%)、「スーツ」(25.9%)が多く、「セーラージャケット」(2.8%)、「イートン」(2.4%)、「ワンピース」(2.0%)などバリエーションが多いようです。
3.女子制服のパンツスタイル(スラックス)の印象
女子制服のパンツスタイル(スラックス)の印象は、「自由でよい」(52.7%)、「動きやすそう」(44.2%)、「暖かそう」(18.0%)、「かっこいい」(17.9%)という肯定的な回答が寄せられました。しかし、「違和感がある」(12.7%)、「女子高校生らしくない」(12.3%)、「かわいくない」(9.9%)といった否定的な回答も少数ですが見られ、賛否両論あるようです。
制服と言えば、詰襟(学ラン)とセーラーをイメージする人も多いようですが、1980年代からブレザー化が進み、近年では、女子制服としてスラックスを選択できるようにする学校や、生徒が性別に関係なくスラックスやスカートを自由に選べる学校も登場しています。
今回、全国の10~60代を対象に、学生時代の制服着用の有無を尋ねたところ、「制服を着ていた」という回答は96.3%を占め、ほとんどの人が学生時代に制服を着た経験があることが判明しました。学生時代に着ていた制服のタイプは、男性は「詰襟(学ラン)」(77.6%)が圧倒的に多く、女性は「セーラー」(51.4%)が半数を超えていることから、学生時代を代表する制服は詰襟(学ラン)とセーラーと言えます。次に、多い制服のタイプは男女共にブレザーで、男性「ブレザー」(27.3%)、女性「ブレザー」(47.3%)という結果になりました。また、女子制服のパンツスタイル(スラックス)については、「自由でよい」、「動きやすそう」、「暖かそう」、「かっこいい」というポジティブな声が多く聞かれることからも、多様な価値観が認められているようです。
学生時代の思い出を振り返るときに、制服は、入学式から、毎日の学校生活や行事、そして卒業までの長い時間を共に過ごす特別な服と言えます。この学生のときにしか着られない制服を着て、素敵な思い出がつくれるように時代にあった制服が求められています。
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