2018.02.27 カンコーホームルーム 【Vol.145】 「学生時代に得たもの」

春は卒業や就職など学校生活を終えて、学生が社会人として新しいスタートを切る季節でもあります。社会に出ると学校とは違う環境に戸惑いや悩むこともありますが、学生時代に学んだことや友人・仲間の存在によって助けられることもあります。今回は、20~60代の社会人を対象に学生時代を振り返り楽しかった思い出や学生時代に得たものについて調査しました。
調査概要
- 調査対象:20~60代の男女 1,500人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2018年1月
1.楽しかったと思う学生時代
社会人が学生時代を振り返って、最も楽しかったと思うときは「高等学校」(30.3%)と「大学・短大・専門学校」(29.2%)が多く、全体の6割を占めています。次に、「中学校」(16.0%)、「小学校」(9.3%)が楽しかったと回答しています。
【図1】 あなたが最も楽しかったと思う学生時代はいつですか。(単数回答)
2.学校生活で思い出に残っていること
学校生活で思い出に残っていることの第1位は「修学旅行」(41.7%)が最も多く4割を超えました。続いて、「部活動・クラブ」(38.3%)、「普段の授業」(25.9%)など日常の生活が思い出としての回答が多く、次に「文化祭」(25.5%)、「体育祭」(17.5%)といった非日常的な行事があげられました。また、「卒業式」(16.3%)、「入学式」(7.6%)など節目の式も思い出に残っているとの回答でした。
【図2】 あなたが学校生活で思い出に残っていることは何ですか。(複数回答)
3.学校生活で得たもの
20~60代の社会人が学校生活で得たと思うものは、「友人・仲間」(67.2%)が圧倒的に多く、次に、「基礎学力」(53.7%)、「基本的な生活習慣」(42.5%)、「社会人基礎力」(32.1%)、「人間性(思いやり)」(30.7%)、「専門知識」(20.9%)といった幅広い力が得られたという回答が多くありました。

【図3】 あなたが学校生活で得たものは何ですか。(複数回答)
学生時代は誰もが経験します。小学校から高等学校までですと、約12年間を学校という学び舎で同じ年頃の多くの人と生活を共にして成長をしていきます 。
今回、20~60代の社会人を対象に、学生時代を振り返り最も楽しかったと思うときを調査したところ、「高等学校」(30.3%)、「大学・短大・専門学校」(29.2%)、「中学校」(16.0%)、「小学校」(9.3%)の順で回答がありました。学生時代の思い出は「修学旅行」(41.7%)が最も多く、次に「部活動・クラブ」(38.3%)、「普段の授業」(25.9%)といった日常が多くなり、行事では、「文化祭」(25.5%)、「体育祭」(17.5%)、「卒業式」(16.3%)、「入学式」(7.6%)なども思い出として記憶に残っているようです。そして、学校生活で得たものは、「友人・仲間」(67.2%)、「基礎学力」(53.7%)、「基本的な生活習慣」(42.5%)、「社会人基礎力」(32.1%)、「人間性(思いやり)」(30.7%)、「専門知識」(20.9%)といった幅広い力が育まれているようです。
学校生活では、読み、書き、算数、基本ITスキルなどの「基礎学力」以外にも、公共心、倫理観、基礎的なマナー、身の回りのことを自分でしっかりやるなどの「基本的な生活習慣」や、職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力などの「社会人基礎力」、仕事に必要な知識や資格など「専門知識」といった様々な力が育まれているようです。そして、それ以上に「友人・仲間」を学生時代に得たと感じている社会人も多いようです。社会に出ると学校とは違う環境で戸惑いや悩みも多いですが、学校生活で得た大切な財産を糧にして頑張ってほしいものです。
【Vol.233】中学・高校の制服に関する服装規定の状況
2025.06.24 カンコーホームルーム 学校には、学校ごとに定められた「校則」があります。その校則の中に、服装規定があり、特に制服は学校の教育理念を表現し、その着用状況によって学校のイメージが左右されることもあることから、生徒が着用する制服の種類や身だしなみに関しては具体的なルールが定められています。では、中学・高校の制服の服装規定には、どのようなことが定められているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校生1,200人を対象に、学校で流行っている制服のアレンジ、学校の服装規定の内容、性別を問わない制服着用の状況について調査しました。
【Vol.232】女子中高生の制服嗜好
2025.05.27 カンコーホームルーム 学校制服は今や世界中で伝わる日本語になった「kawaii」(カワイイ文化)の1つとして、海外でも注目されています。その制服ファッションのトレンドを生み出し、牽引しているのはいつの時代も制服を着ている女子中高生です。では、令和の女子中高生は制服に対してどのような嗜好を持っているのでしょうか?今回は、全国の女子中学・高校生600人を対象に、着用したい制服(ボトム)のタイプ、制服のスカートの長さ嗜好、制服と合わせる靴下のタイプについて調査しました。
-
【Vol.231】中高生のスクールバッグ事情
2025.04.29 カンコーホームルーム 中学・高校生が毎日の通学で使用しているスクールバッグ。スクールバッグは、学校毎にデザイン・色や形・素材などが決まっているものや、色や形はある程度決まっていても学校で決まったデザイン指定がなく、自由に選べる場合もあります。では、中学・高校生はどのようなスクールバッグを使っているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校生1,200人を対象に、スクールバッグの学校指定の有無、スクールバッグのタイプ、スクールバッグに必要だと思うポイントを調査しました。 -
【Vol.230】小中高生の保護者が体操服に求めること
2025.03.25 カンコーホームルーム 入学準備品の1つに「体操服」があります。体操服は、ジャージ上下(長袖ジャケット・長ズボン)、ハーフパンツ、半袖シャツなどのアイテムがあり、体育以外の学校生活でこれらのアイテムを着用する機会もあることから、制服と同様に学校着として位置付けられています。では、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者は、体操服にどのようなことを求めているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者2,400人を対象に、子どもが体操服を着るシーン、体操服で気になること、体操服で重視することを調査しました。 -
【Vol.229】学校制服・体操服のリユースに関する意識
2025.02.25 カンコーホームルーム 卒業や成長で着られなくなった学校制服・体操服のリユース(再利用)があります。リユース商品の入手先は、知人・友人、学校のバザー・お譲り会、リユースショップ、インターネットなどの通信販売サイトなどのほか、SNSなどを使った個人間取引もあるようです。では、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者は、学校制服・体操服のリユースをどのように感じているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者2,400人を対象に、学校制服・体操服のリユースについての印象や利用意向、環境に配慮した学校制服・体操服の印象について調査しました。