2018.01.30 カンコーホームルーム 【Vol.144】 「学生時代の制服の評価」
街で見かけた母校の制服を見て自身の学生時代を思い出すことがあります。明治・大正・昭和・平成という時代を経てもなお、学校制服が着続けられているのは何故でしょうか。今回は、10~60代を対象に学生時代を振り返ったときの制服の評価、制服の良い点や必要性について調査しました。
調査概要
- 調査対象:10~60代の男女 1,800人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2017年7月
1.制服の評価
自身が着ていた学校制服について、今振り返ってどのように思うかという質問に対しては、「とても良い」(15.8%)、「まあ良い」(38.8%)を合わせると半数以上が良いと回答しています。
2.制服の良い点
10~60代の男女が思う制服の良い点は、「毎日の服装に悩まなくていい」(78.4%)が最も多く、次に、「学生らしく見える」(60.1%)、「経済的である(私服を沢山買わなくていい)」(41.3%)、「服装による個人差がでなくていい(平等である)」(37.4%)、「どこの学校か一目でわかる」(27.6%)など、利便性や経済性が良いという回答が上位を占める中、学生や学校を象徴することへの良さもあげられました。
3.制服の必要性
学校制服があったほうが良いという回答を年代別にみると、10代は「あったほうがいい」(59.7%)という回答が約6割で、「どちらかと言えば、あったほうがいい」(30.3%)を合わせると、10代の約8割が制服の必要性を感じています。一方、60代は「あったほうがいい」(41.0%)という回答が約4割となり、若い世代は中高年世代に比べて制服の必要性を感じている人が多くなります。
小学校で制服のある学校は全国的には少ないようですが、中学校・高校の大半は制服があり、学生時代を振り返るときに自身が着ていた制服も一緒に思い出すことが多いようです。
今回、10~60代の男女を対象に、自身が着ていた学校制服について、今現在、振り返ってどのように評価するかを調べたところ、「とても良い」(15.8%)、「まあ良い」(38.8%)を合わせると半数以上が良いと回答していました。また、10~60代が思う制服の良い点は、「毎日の服装に悩まなくていい」(78.4%)、「経済的である(私服を沢山買わなくていい)」(41.3%)などの利便性や経済性の面をあげる回答と、「学生らしく見える」(60.1%)、「どこの学校か一目でわかる」(27.6%)など、制服によってスクールライフが想起されるという回答も多く見られました。そして、制服の必要性の有無は、10代の「あったほうがいい」(59.7%)に対して、60代は「あったほうがいい」(41.0%)という回答があり、若い世代は制服の必要性を上の年代に比べてより強く感じているようです。
制服は、10~60代のいずれの世代にも支持をされていることから、学生や学校のシンボルであり、スクールライフを共に過ごす特別な服装と言えます。学生時代にしか着られない学校制服で沢山の楽しい思い出を作ってほしいものです。
【Vol.225】学校制服の購入方法の変化
2024.10.29 カンコーホームルーム 新入学準備として制服購入を検討し始める時期になりました。制服の購入方法は、生徒と保護者が学校や販売店などに赴いて、採寸・試着を行う方法が一般的でした。しかし、ここ数年は、インターネットの普及やデジタル化が浸透し、人工知能(AI)技術の発達も加わり、学校制服の採寸や買い方が変化しています。では、最近の制服はどのように購入されているのでしょうか?今回は、中学・高校生の子どもを持つ親1,200人を対象に、デジタル採寸※の認知・利用意向、制服の試着・採寸の必要性、新入学時の制服購入場所の利用意向について調査しました。
【Vol.224】学校行事の変化と意識
2024.09.24 カンコーホームルーム 二学期は、文化祭や運動会・体育祭、遠足・校外学習、職場体験、修学旅行などの学校行事を予定している学校も多いようです。現在、学校では、新型コロナウイルス感染症の位置づけが2023年5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行して1年以上が経過し、学校行事も平常通り行われることが増えています。では、学校行事はコロナ禍※以前と変わらずに行われているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生の子どもを持つ親と小学・中学・高校の教師をあわせた3,000人を対象に、学校行事の変化、コロナ禍のときに中止や自粛になった学校行事、大切だと思う学校行事について調査しました。
-
【Vol.223】親が思う子どもの夏休みの必要性
2024.08.27 カンコーホームルーム 8月下旬になると長い夏休みが終わって、通学する子どもの姿を目にするようになります。学校の夏休みは、地域や学校によって開始時期や終了時期、日数には違いがありますが、30日~40日程度の長い期間を夏休みとしている学校が多いようです。では、小中高生の子どもを持つ親は夏休みについて、どのように思っているのでしょうか?今回は、夏休みに入る7月に小学・中学・高校生の子どもを持つ親を対象に、夏休みの必要性とその理由、子どもの夏休みの予定を調査しました。 -
【Vol.222】制服の成長機能の利用状況
2024.07.30 カンコーホームルーム 小学校高学年から中学校の期間は、子どもの「成長期」にあたり成長が著しい時期でもあります。このことから中学校の入学時に着ていた制服を秋になって着ようとしたら、小さくなっていて(子どもが成長して大きくなって)着られなくなったということもあるようです。そのようなサイズアウトを少なくするために、成長を予測して入学時には少し大きめの制服を購入したり、『成長機能』※が備わった制服を選んだりするなどの対策があります。では、『成長機能』が付いた制服を利用している中学生はどれほどいるのでしょうか?今回は、高校1年生の子どもを持つ保護者に、中学校でお子様が着用していた制服のタイプ、制服の成長機能の有無と内容、中学校での成長機能の使用状況について調査しました。 ※成長機能とは、成長に対応してサイズアップができる制服の仕様・機能です。 -
【Vol.221】小学校の制服の有無
2024.06.25 カンコーホームルーム 文部科学省の「令和5年度学校基本調査(確定値)」によると、小学校は全国に18,980校(私立244校、公立18,669校、国立67校)があります。そのうち制服を採用している小学校は私立校が多い印象から、全国的に制服のある小学校は少ないと思われているようです。では、小学校の制服(標準服を含む)の着用率はどのような状況でしょうか?今回は、全国の中学1年生の保護者を対象に、お子様の通っていた小学校での制服の有無、地域別の状況、小学校の制服の必要有無の理由について調査しました。