2012.04.24 カンコーホームルーム 【Vol.74】「スポーツの実施状況」
2012年4月から中学校の保健体育で武道・ダンスが必須化となり、授業時間数も年間90単位時間から105単位に増え、学生時代にスポーツに接する機会が広がりました。今回は、全国の20歳以上の男女を対象に、学生時代と現在のスポーツ実施状況やスポーツをしている理由について調査しました。
調査概要
- 調査対象:全国の20歳以上の 男女419人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2012年1月
学生時代のスポーツ実施状況
学生時代にしていたスポーツは、女性は「テニス・ソフトテニス」が13.1%と最も多く、男性は「陸上競技」11.2%、「野球」10.2%という回答が多くなりました。学校体育以外にスポーツを「特にしていない」という男性は29.3%、女性は50.9%という結果となり、女性の半数が学生時代にスポーツを行っていないという結果になりました。
現在のスポーツ実施状況
大人になってしているスポーツは、「ウォーキング」が男性17.6%、女性16.4%と男女共に最も多く、「ランニング・マラソン」「スキー・スノーボード」「サイクリング」など、学生時代とは違うスポーツをしています。現在スポーツを「特にしていない」という男性は57.6%、女性は65.0%と、男女共に半数以上が普段スポーツをしていないという結果になりました。
スポーツをする理由
スポーツを行う理由は、「健康・体を鍛えるため」が男性62.4%、女性72.6%と最も多く、次いで「趣味・楽しみ」が男性40.0%、女性60.3%と続きます。
新学習指導要領に基づく保健体育では、生涯にわたる豊かなスポーツライフの実現に向けて小学校から高等学校までの12年間を通じた学習プログラムが整備されています。
今回、全国の20歳以上の男女を対象に調査した学生時代のスポーツ実施状況では、学校体育以外に「テニス・ソフトテニス」、「陸上競技」、「バスケットボール」、「水泳」、「バレーボール」、「卓球」、「野球」、「バドミントン」、「サッカー」、「剣道」などを運動部やクラブ活動で行い、大人になると「ウォーキング」、「ランニング・マラソン」、など手軽にできるスポーツを行う人が多くなります。スポーツを行う理由は、「健康・体を鍛えるため」、「趣味・楽しみ」「ストレス解消のため」、「ダイエットのため」で心身に与える良効果はあるようです。
しかし、学生時代に比べて大人になると、スポーツを「特にしていない」という男性は57.6%、女性は65.0%と大人のスポーツ離れもうかがえます。学生時代に様々なスポーツと接することで、スポーツの楽しさ、爽快さ、達成感などを体験し、生涯にわたりスポーツに親しむ基礎を培ってほしいものです。
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