多くの学校で卒業式が行われるこの季節になると、学生時代のことを思い出し、懐かしく思う人も多いのではないでしょうか。今回は、全国の２０歳以上の男女を対象に、大人になってから学生時代の卒業式を振り返って良い記念になったと思うことや、卒業式の歌で後世に残したい曲について調査しました。

調査概要

• 調査対象：全国の２０歳以上の 男女４１９人
• 調査方法：インターネットリサーチ
• 実施時期：２０１２年１月

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卒業式で泣いた経験

小学校・中学校・高校の卒業式で泣いた経験を、２０歳以上の男女に聞いたところ、卒業式で泣いた経験が「ある」と回答した男性は１５．１％、女性は５６．５％となり、男性に比べ女性のほうが卒業式で泣いた経験が多いようです。泣いた理由としては、「友達や先生との別れが寂しかった」という声が多く聞かれました。

卒業の良い記念になったと思うこと

大人になって振り返って、卒業の良い記念になったと思うことは、「卒業写真・アルバム」が５５．６％と最も多く、次いで「卒業式の歌」が２３．２％、「卒業記念品の制作」４．８％、「制服の第二ボタンをもらったこと（あげたこと）」４．５％、「タイムカプセル」４．１％、「卒業記念植樹」２．１％という結果になりました。

卒業式の歌で後世に残したい曲

卒業式の歌で、これからも後世に残したい曲は、「仰げば尊し」４１．３％、「蛍の光」１３．１％、「旅立ちの日に」６．４％、「贈る言葉」５．３％、「大地讃頌」３．１％が上位に選ばれています。また、近年流行った歌謡曲も少数ですが、挙げられていました。

卒業式の時期となり、今年も多くの学生が友人や先生と共に過ごした学び舎を巣立って行きます。
今回の調査では、全国の２０歳以上の男女を対象に、小学校・中学校・高校の卒業式で泣いた経験を尋ねたところ、男性の１５．１％、女性の５６．５％が、学生時代に卒業式で友人や先生との別れが寂しくて泣いた経験があることがわかりました。また、学生時代を振り返って、卒業の良い記念になったと思うことは、「卒業写真・アルバム」といった当時を思い出す品が５５．６％と最も多く、次いで「卒業式の歌」も２３．２％の人が挙げていました。卒業式に皆で歌を歌ったことを４人に１人が良い記念になったと回答していることからも、卒業式の歌は、式典の雰囲気を盛り上げ、思い出作りの一翼を担っているようです。
その卒業式の歌で後世に残したい曲は、「仰げば尊し」、「蛍の光」、「旅立ちの日に」、「大地讃頌」といった合唱曲の人気が高く、「贈る言葉」「乾杯」「世界に一つだけの花」という歌謡曲も広く歌われ、親しまれているようでした。
人生の節目となる卒業式。卒業式で歌った歌は、大人になってからも大切な思い出として心に残っているようです。

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