2010.07.27 カンコーホームルーム 【Vol.54】「制服の着崩しと学校イメージ」

前回(kankoホームルームVol.53)で、学生の視点から、制服着崩しの実態やなぜ着崩しをするのかその理由をレポートしました。今回は大人の視点から、中高生の制服の着崩しをどのように感じているのか世間の声を集めました。

調査概要

  • 調査対象:全国の20歳以上の 男女846人
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 実施時期:2010年4月

学生への印象

制服をだらしなく着ている学生に対しては、「かっこ悪い」「どちらかというとかっこ悪い」という声が圧倒的に多く、20歳以上の大人の8割以上が制服の着崩しに悪い印象を持ち、その傾向は年代が上がるにつれて高くなります。

【図1】制服をだらしなく着ている学生に対して、どのように感じますか? 
(単数回答)

学校への印象

制服をだらしなく着ている学生がいる学校に対しては、「風紀の乱れた学校」62.1%、「教育レベルの低い学校」56.9%、「教師の指導力の弱い学校」47.4%、「偏差値の低い学校」40.1%と風紀や教育面で悪い印象を受けるようです。

【図2】制服をだらしなく着ている学生がいる学校に対して、
どのように感じますか?(複数回答)

制服による学校の判別

制服による学校の判別は、「だいたい判る」12.3%、「半分くらい判る」34.3%と半数の大人が、制服を見てどこの学校か判ると回答しています。

【図3】あなたは学生の制服を見て、どこの学校か判りますか?(単数回答)

制服をだらしなく着ている学生に対して、20歳以上の大人の8割以上が悪い印象を持ち、50代以上では「かっこ悪い」「どちらかというとかっこ悪い」を合せた回答が95.8%にもなります。更に、制服をだらしなく着ている学生のいる学校に対しては、風紀や教育レベルの低い学校というマイナスイメージを持つようです。
制服は学校の象徴と言われるように、制服を見て学校名が判るという人は約半数です。制服は自分自身と学校のイメージを成形するものとして、ふさわしい着こなしが求められています。

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