2009.02.24 カンコーホームルーム 【Vol.37】「学校に対する満足度調査(2)」
kankoホームルームVol.12で、学校の満足度に関する意識調査について紹介しました。あれから2年が経った今、高校生たちはどれくらい、学校に満足をしているのでしょうか。
今回は、2年前と現在の学校満足度を比較してみたいと思います。
調査概要
- 調査対象:全国の高校生370人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2008年12月
授業に対する満足度
自分が通っている学校の授業について、「とても満足している」と回答した生徒は2006年で6.3%、2008年で13.8%となっており、2008年のほうが7.5%増加しています。反対に「満足していない」という回答は、2006年よりも2008年のほうが4.2%減少しており、全体的に満足度が上昇していることがうかがえます。
教師に対する満足度
自分が通っている学校の教師について、「とても満足している」と回答した生徒は2006年で6.8%でしたが、2008年では13.2%に上昇しています。また「あまり満足していない」「満足していない」という回答は、いずれも2006年よりも2008年のほうが2~3%下がっており、満足度が上がっているといえます。
学校に行きたくないと思う頻度
学校に行きたくないと思うことが「よくある」「ときどきある」を合わせると、2006年では59.3%だった回答が2008年では66.7%に上昇しており、学校に行きたくないと思う頻度が多くなっています。学校に行きたくない理由としては「だるい」「面倒くさい」などの理由が多くあげられていました。
学校の授業・教師への満足度は2006年と比べて2008年のほうが上がっており、学校の努力のたまものだと思います。ただ、学校に行きたくないと思う頻度は2006年よりも2008年のほうが増えており、一概に学校の授業・教師への満足度が上がれば学校に行きたくなるというわけでもないようです。
生徒たちの多くは、対人関係の悩みや、疲れ・だるさなどが理由で、学校に行きたくないと思っており、クラスの雰囲気や交友関係の重要さを改めて感じる結果となりました。
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