2008.12.24 カンコーホームルーム 【Vol.35】「体育の授業に関する意識調査」

体育の授業は、身体能力を身に付けるとともに、情緒面や知的な発達を促し、生涯に渡って運動に親しむことができることなどが目的とされています。
今回は、全国の20歳以上の男女を対象に学校卒業後に体育で習ったことがどのように活かされているかを調査しました。

調査概要

  • 調査対象:全国の20歳以上の男女417人
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 実施時期:2008年10月

体育の授業は好きでしたか?

体育の授業が「好きだった」「どちらかと言えば好きだった」という回答を合わせると、全体で48.5%の人が、好きだったと回答しています。男性と女性で比較してみると、男性では55.5%、女性では41.4%が好きだったと回答しており、男性のほうが好きだったという回答が多いことがわかります。

【図1】学生時代、体育の授業は好きでしたか?(単数回答)

体育の授業で、役に立ったと思う種目は?

体育の授業で役に立ったと思う種目は、「水泳」という回答が最も多く、28.8%でした。また、「何も役立っていない」という回答をした人の中でも、「(授業で教えてもらえなかったので)水泳を教えてほしかった」という意見が数件ありました。「何も役立っていない」という回答をした人の中には、それ以外に「自転車」「ゴルフ」「護身術」などを習っていれば役に立ったと思うという回答もありました。

【図2】体育の授業で卒業後に役立った種目は?(複数回答)

【役に立った場面】

  • 水泳

    海水浴やプールで困らない。また、日常的な持久力がついた。
  • 球技

    地域での交流や、付き合いに役立っている。
  • 陸上競技

    生活で必要な精神力・体力がつき、会社などでも役に立っている。
  • 体操

    体が凝ったときにほぐすことができる。
  • 器械運動

    危険を回避するときや日常生活でのバランス感覚を養うことができた。
  • 武道

    警備業の就職で役立った。礼儀やあいさつは普段も役に立っている。
  • スキー・スケート

    会社での付き合いや趣味として役立っている。
  • ダンス

    社交ダンスや趣味のダンスに活かされている。
など…

体育の授業が好きだった人は全体の約半数、体育の授業が役立ったと回答した人は、約6割でした。
そして、体育の授業は、「地域での交流」「会社での付き合い」「日常生活」「趣味」「基礎体力」として役に立っているようです。また、体育の授業が役に立っていないと回答した人からも、「自転車」「護身術」「ヨガ」など生活の中で必要なことだったら役に立っていたと思うという意見がありました。
体育の授業で習った内容は、身体の基礎能力として卒業後も役立っているといえそうです。

pdf_b.png 当サイトのPDFをご覧にいただくには、最新のAdobe Readerが必要です。こちらのバナーよりご用意ください。

【Vol.226】学校行事と「学校制服の必要性」

2024.11.26 カンコーホームルーム 学校行事において卒業式・入学式は学校生活の節目となり、保護者が参加する学校行事の1つです。そして、保護者は母親や父親のどちらか1人だけが参加するのでなく、両親が揃って式典に出席したり、祖父母や兄弟姉妹、親戚が参加したりするケースもみられます。では、中学・高校の卒業式・入学式の保護者の出席者はどのような状況でしょうか?今回は、中学・高校に勤務する教師800人を対象に、卒業式・入学式の出席者の状況、学校制服があるとよいときについて調査しました。

【Vol.225】学校制服の購入方法の変化

2024.10.29 カンコーホームルーム 新入学準備として制服購入を検討し始める時期になりました。制服の購入方法は、生徒と保護者が学校や販売店などに赴いて、採寸・試着を行う方法が一般的でした。しかし、ここ数年は、インターネットの普及やデジタル化が浸透し、人工知能(AI)技術の発達も加わり、学校制服の採寸や買い方が変化しています。では、最近の制服はどのように購入されているのでしょうか?今回は、中学・高校生の子どもを持つ親1,200人を対象に、デジタル採寸※の認知・利用意向、制服の試着・採寸の必要性、新入学時の制服購入場所の利用意向について調査しました。

  • 【Vol.224】学校行事の変化と意識

    2024.09.24 カンコーホームルーム 二学期は、文化祭や運動会・体育祭、遠足・校外学習、職場体験、修学旅行などの学校行事を予定している学校も多いようです。現在、学校では、新型コロナウイルス感染症の位置づけが2023年5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行して1年以上が経過し、学校行事も平常通り行われることが増えています。では、学校行事はコロナ禍※以前と変わらずに行われているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生の子どもを持つ親と小学・中学・高校の教師をあわせた3,000人を対象に、学校行事の変化、コロナ禍のときに中止や自粛になった学校行事、大切だと思う学校行事について調査しました。
  • 【Vol.223】親が思う子どもの夏休みの必要性

    2024.08.27 カンコーホームルーム 8月下旬になると長い夏休みが終わって、通学する子どもの姿を目にするようになります。学校の夏休みは、地域や学校によって開始時期や終了時期、日数には違いがありますが、30日~40日程度の長い期間を夏休みとしている学校が多いようです。では、小中高生の子どもを持つ親は夏休みについて、どのように思っているのでしょうか?今回は、夏休みに入る7月に小学・中学・高校生の子どもを持つ親を対象に、夏休みの必要性とその理由、子どもの夏休みの予定を調査しました。
  • 【Vol.222】制服の成長機能の利用状況

    2024.07.30 カンコーホームルーム 小学校高学年から中学校の期間は、子どもの「成長期」にあたり成長が著しい時期でもあります。このことから中学校の入学時に着ていた制服を秋になって着ようとしたら、小さくなっていて(子どもが成長して大きくなって)着られなくなったということもあるようです。そのようなサイズアウトを少なくするために、成長を予測して入学時には少し大きめの制服を購入したり、『成長機能』※が備わった制服を選んだりするなどの対策があります。では、『成長機能』が付いた制服を利用している中学生はどれほどいるのでしょうか?今回は、高校1年生の子どもを持つ保護者に、中学校でお子様が着用していた制服のタイプ、制服の成長機能の有無と内容、中学校での成長機能の使用状況について調査しました。 ※成長機能とは、成長に対応してサイズアップができる制服の仕様・機能です。