2007.11.27 カンコーホームルーム 【Vol.22】「学生時代の友達についての意識調査」

以前、kankoホームルームVol.4でご紹介したとおり、友達は学校生活で得られるとても大切な存在です。学校卒業後も学生時代の友達との付き合いが続いている人も多いと思いますが、果たしてどれくらいの人が学生時代の友達と、付き合いを続けているのでしょうか?
調査概要
- 調査対象:全国の20代以上の男女321人(男性158人、女性163人)
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2007年9月
学生時代の友達と連絡をとっていますか?
学生時代の友達と「連絡をとっている」と回答した人が全体で66.4%いました。男女別で見てみると、男性は57.0%、女性は75.5%が「連絡をとっている」と回答しており、男性よりも女性のほうが「連絡をとっている」割合が高いことがわかります。また年齢が上がるにつれ、「連絡をとっている」という回答が少なくなっているものの、「50代以上」でも半数を超える人が「連絡をとっている」ということがわかりました。

【図1】学生時代(高校まで)の友達と今でも連絡を取っていますか?(単数回答)
学生時代の友達は大切だと思いますか?
学生時代の友達は「とても大切」、「まあ大切」という回答が多く、両者を合わせると89.7%の人が学生時代の友達は大切だと感じています。

【図2】学生時代(高校まで)の友達は大切だと思いますか?(単数回答)
学生時代の友達はあなたにとってどのような存在ですか?
学校を卒業してそれほど時間が経っていない「20代」の人たちの間では、学生時代の友達は「楽しい」存在であるという回答が最も多く「30代」、「40代」、「50代以上」の人たちの間では、「懐かしい」という回答が最も多かったです。
≪20代≫
-
- 1位 楽しい(59.2%)
- 2位 懐かしい(56.6%)
- 2位 昔話ができる(56.6%)
- 4位 遠慮がいらない(53.9%)
- 5位 安心できる(48.7%)
≪30代≫
-
- 1位 懐かしい(60.0%)
- 2位 昔話ができる(54.1%)
- 3位 楽しい(47.1%)
- 4位 安心できる(41.2%)
- 5位 遠慮がいらない(38.8%)
≪40代≫
-
- 1位 懐かしい(64.5%)
- 2位 昔話ができる(52.6%)
- 3位 遠慮がいらない(47.4%)
- 4位 安心できる(36.8%)
- 5位 楽しい(34.2%)
≪50代以上≫
-
- 1位 懐かしい(71.4%)
- 2位 昔話ができる(53.6%)
- 3位 気持ちが若返る(44.0%)
- 4位 遠慮がいらない(41.7%)
- 5位 安心できる(34.5%)
今回の調査から、学校卒業後も学生時代の友達と連絡をとっている人が多く、学生時代の友達のことを大切に感じている人が多いということがわかりました。
学生時代の苦楽をともにした学友は一生の宝となり、学友ならではの気兼ねのない付き合いが育まれています。
時が経つにつれて疎遠になってしまう人もいるかもしれませんが、学生時代にしか築けない友情の絆をずっと大切にしてほしいと思います。
【Vol.228】学校教育でのデジタル端末利用の状況
2025.01.28 カンコーホームルーム 近年、学校教育のICT・デジタル化が進んでいます。その背景に、子どもたちが1人1台のデジタル端末(タブレット・ノートパソコン・クロームブック・iPadなど)を利用した授業があります。では、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者は、学校教育でのデジタル端末利用ついてどのように思っているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者2,400人を対象に、学校の授業におけるデジタル端末の利用状況と、デジタル端末を使った授業の評価とその理由について調査しました。
【Vol.227】2025年大阪・関西万博への関心度
2024.12.31 カンコーホームルーム 2025年、日本で大阪・関西万博が開催されます。万博は、世界中からたくさんの人やモノが集まる一大イベントで、地球規模のさまざまな課題に取り組むために、世界各地から英知が集まる場として、世界的に注目されています。では、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者は、万博についてどのように思っているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者2,400人を対象に、万博の認知度と、子どもの来場意向について調査しました。
-
【Vol.226】学校行事と「学校制服の必要性」
2024.11.26 カンコーホームルーム 学校行事において卒業式・入学式は学校生活の節目となり、保護者が参加する学校行事の1つです。そして、保護者は母親や父親のどちらか1人だけが参加するのでなく、両親が揃って式典に出席したり、祖父母や兄弟姉妹、親戚が参加したりするケースもみられます。では、中学・高校の卒業式・入学式の保護者の出席者はどのような状況でしょうか?今回は、中学・高校に勤務する教師800人を対象に、卒業式・入学式の出席者の状況、学校制服があるとよいときについて調査しました。 -
【Vol.225】学校制服の購入方法の変化
2024.10.29 カンコーホームルーム 新入学準備として制服購入を検討し始める時期になりました。制服の購入方法は、生徒と保護者が学校や販売店などに赴いて、採寸・試着を行う方法が一般的でした。しかし、ここ数年は、インターネットの普及やデジタル化が浸透し、人工知能(AI)技術の発達も加わり、学校制服の採寸や買い方が変化しています。では、最近の制服はどのように購入されているのでしょうか?今回は、中学・高校生の子どもを持つ親1,200人を対象に、デジタル採寸※の認知・利用意向、制服の試着・採寸の必要性、新入学時の制服購入場所の利用意向について調査しました。 -
【Vol.224】学校行事の変化と意識
2024.09.24 カンコーホームルーム 二学期は、文化祭や運動会・体育祭、遠足・校外学習、職場体験、修学旅行などの学校行事を予定している学校も多いようです。現在、学校では、新型コロナウイルス感染症の位置づけが2023年5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行して1年以上が経過し、学校行事も平常通り行われることが増えています。では、学校行事はコロナ禍※以前と変わらずに行われているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生の子どもを持つ親と小学・中学・高校の教師をあわせた3,000人を対象に、学校行事の変化、コロナ禍のときに中止や自粛になった学校行事、大切だと思う学校行事について調査しました。