2007.05.29 カンコーホームルーム 【Vol.16】「高校生の好きな教科・嫌いな教科に関する調査」

文部科学省の定めによると、小学校、中学校では必修教科9科目と道徳、総合的な学習の時間や特別活動が教科として定められ、高校では普通教科10科目、専門教科13科目と総合的な学習の時間や特別活動が教科として定められています。個人差はありますが、多くの生徒は学校の授業で得意、不得意があると思います。
今回は、好きな教科・嫌いな教科に関して高校生を対象に調査を行いました。

調査概要

  • 調査対象:全国の高校生540名(男子270名、女子270名)
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 実施時期:2007年2月

高校生の好きな教科は?

好きな教科として全体の回答が最も多かったのは「情報」で37.8%の回答がありました。男女別でみると、男子は「情報」40.4%、「体育」35.9%、「地理歴史」31.1%、女子は「国語」39.6%、「芸術」38.9%、「情報」35.2%の順で回答が多く、好きな教科について男女で差が見られます。

【図1】好きな教科は何ですか?(複数回答)

高校生の嫌いな教科は?

嫌いな教科として回答が多かったのは「数学」で、全体でみると5割近くの回答がありました。男女別にみると、男子は「数学」41.9%、「外国語」33.0%、「国語」30.4%の順に回答が多く、女子は「数学」57.0%、「体育」37.4%、「地理歴史」36.7%の順に回答が多かったです。嫌いな教科も男女で差があることがわかります。

【図2】嫌いな教科は何ですか?(複数回答)

高校生の好きな教科として最も回答が多かったのは「情報」でした。ただし、好きな教科として回答が少なかった教科がイコール嫌いな教科というわけではなく、「公民」、「家庭」、「芸術」、「総合的な学習の時間」は好きな教科として回答が少なかったにも関わらず、嫌いな教科としてあまり多く挙げられていませんでした。
勉強は積み重ねが大切で、ほんの少しのわからないことや小さなつまずきが原因で、嫌いになってしまったり、苦手意識が生まれたりします。一度苦手意識を持ってしまうと、その後、意欲的に勉強することは難しくなり、最終的には学力低下にもつながります。まずは、何がわからないのかを明確にし、しっかり理解することが、苦手意識を和らげる第一歩になるでしょう。

関連記事
「中学生の好きな教科・嫌いな教科」

pdf_b.png 当サイトのPDFをご覧にいただくには、最新のAdobe Readerが必要です。こちらのバナーよりご用意ください。

fig_219_illust.jpg

【Vol.219】高校生が思う体操服に必要なこと

2024.04.30 カンコーホームルーム 体操服は、体育の授業で着用するためのスポーツウェアとして全国の小中高校で採用されています。そして、体育の授業以外にも、部活動や課外学習・遠足、地域によっては登下校や校内着として、体操服を着る場面もあるようです。では、高校生が思う体操服に必要なことはどのようなことでしょうか?今回は、全国の高校生を対象に、体操服を着るシーン、体操服を着ていて気になること、体操服で重視することを調査しました。

fig_218_illust.jpg

【Vol.218】高校生の自転車通学時のヘルメット着用状況

2024.03.26 カンコーホームルーム 改正道路交通法の施行により、2023年4月1日から年齢にかかわらず自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されました。努力義務とは、「ヘルメット着用に努めなければならない」というものであって義務ではないため、ヘルメットを着用しなくても違反に対する罰則は定められてはいません。では、高校生の自転車通学時のヘルメット着用はどのような状況なのでしょうか?今回は、全国の高校生を対象に、自転車乗車時のヘルメット着用の努力義務化の認知状況、ヘルメット着用の有無、ヘルメット着用時に気にすることを調査しました。

  • fig_217_illust.jpg

    【Vol.217】卒業後の制服とエコ意識

    2024.02.27 カンコーホームルーム 卒業式が終わると、卒業生は制服を着ることがなくなります。制服は学生生活の長い時間を共に過ごした思い出が詰まった服なので、着る機会がなくなっても手放すことを躊躇する人も少なくないようです。では、卒業後の着なくなった制服はどのようにしているのでしょうか?今回は、全国の高校生を対象に、中学校で着用していた制服タイプ、卒業後の制服、制服を通じたエコ意識について調査しました。
  • fig_216_illust.jpg

    【Vol.216】中高生の着用制服と着たい制服タイプ

    2024.01.30 カンコーホームルーム 学校制服は、スクールアイデンティティ(SI)を表現し、生徒が着たくなるデザインや快適性、長時間着続けても耐久性に優れ丈夫でお手入れが簡単にできるものなど、時代とともに進化しています。そして、詰襟、セーラー服、ブレザー、スーツなど、様々なタイプがあります。では現在、中高生はどのようなタイプの学校制服を着ているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校に通う男女1,200人を対象に、着用している制服のタイプ、着たい制服のタイプとその理由について調査しました。
  • fig_215_illust.jpg

    【Vol.215】中高生が考える「学校制服の必要性」

    2023.12.26 カンコーホームルーム 受験・進学のときに気になることの1つに学校制服があります。学校制服は、学校毎にデザインや色・形・生地・仕様などが異なり、「憧れの○○学校の制服」や「あの制服を着たいから、この学校を受験する」という声もあるほどに中高生にとって関心の高いアイテムのようです。では現在、制服を着ている中高生は学校制服について、どのように思っているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校に通う男女1,200人を対象に、学校制服の必要性、学校制服の良い点や必要だと思うことについて調査しました。