2018.11.27 カンコーホームルーム 【Vol.154】 「中学生の好きな教科・嫌いな教科」

fig_154_illust.jpg

日本の義務教育は、小学校6年間と中学校3年間の計9年間です。この義務教育期間の「学習指導要領」では、全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、それぞれの教科等の目標や教育内容が定められています。また、各学校では、この「学習指導要領」や年間の標準授業時数等を踏まえ、地域や学校の実態に応じた教育課程(カリキュラム)を編成して、中学生の状況に応じた授業も実施されているようです。今回は、全国の中学生を対象に、自分が通っている中学校の授業の楽しさや、好きな教科と嫌いな教科について調査しました。

調査概要

  • 調査対象:全国の中学生の男女 214人
  • 調査方法:郵送調査
  • 実施時期:2018年7月

1.学校の授業の楽しさ

中学生に学校の授業が楽しいか聞いたところ、「とても楽しい」(18.2%)、「まあ楽しい」(59.8%)という回答を合わせると約8割の中学生が授業は楽しいと回答しています。

fig_154_01.jpg

【図1】 学校の授業は楽しいですか。(単数回答)

2.中学生の好きな教科

好きな教科は、「保健体育」(38.8%)が最も多く、次に「数学」(35.5%)、「社会」(33.2%)、「理科」(32.7%)、「音楽」(32.2%)、「美術」(30.4%)の順になりました。来年度から全面実施される「道徳」(6.5%)を好きな教科にあげる中学生は少ないという結果になりました。

fig_154_02.jpg

【図2】 あなたが好きな教科をすべてお答えください。(複数回答)

3.中学生の嫌いな教科

嫌いな教科として最も回答が多かった教科は「数学」(37.9%)でした。次に、「外国語」(32.7%)、「国語」(30.4%)と「理科」(30.4%)が同数で、続いて、「社会」(27.1%)、「音楽」(23.8%)、「美術」(23.4%)という順位でした。「総合的な学習の時間」(10.3%)は、2002年度から施行されていますが、嫌いな教科としてあげる中学生は少ないという状況です。

fig_154_03.jpg

【図3】 あなたが嫌いな教科をすべてお答えください。(複数回答)

学習指導要領は、約10年毎に改訂されています。国際化が進む中で、「外国語」などのニーズは社会的に高まっていますが、「外国語」の授業が嫌いという中学生も少なくないようです。
今回、全国の中学生を対象とした調査では、中学校の授業は「とても楽しい」(18.2%)、「まあ楽しい」(59.8%)と多くの中学生が授業は楽しいと回答しています。その授業の好きな教科は、「保健体育」(38.8%)、「数学」(35.5%)、「社会」(33.2%)、「理科」(32.7%)、「音楽」(32.2%)、「美術」(30.4%)という結果になりました。一方、嫌いな教科は、「数学」(37.9%)、「外国語」(32.7%)、「国語」(30.4%)、「理科」(30.4%)、「社会」(27.1%)、「音楽」(23.8%)、「美術」(23.4%)という順位でした。中学生の好きな教科の1位と、嫌いな教科の2位に「数学」が入っていることから、特に、「数学」は個人による好き嫌いが分れる教科であるようです。また、新しく施行されている「道徳」や「総合的な学習の時間」に対しては、好き嫌いのどちらの上位にもあがらない教科であることがわかりました。
現在、2030年以降の社会を見据えた教育課程(カリキュラム)が実施されて、新しい時代を迎えようとしています。中学校は、全国のどの地域でも一定の水準の教育を受けられる義務教育学校として、これからの変化の激しい社会に対応できるよう、子どもたちの未来につながる力の育成が期待されています。

pdf_b.png 当サイトのPDFをご覧にいただくには、最新のAdobe Readerが必要です。こちらのバナーよりご用意ください。

senseiyell_pc_w1136h432-02.jpg

fig_197_illust.jpg

【Vol.197】世代別の中学校の制服タイプ

2022.06.28 カンコーホームルーム 中学校の制服といえば、男子は「詰襟(学ラン)」、女子は「セーラー服」という制服タイプをイメージする人も多いと思いますが、近年、男女共に「ブレザー」タイプの制服にデザイン変更をする中学校が増えています。では、昔と比べて中学校の制服は変化しているのでしょうか。今回は、10~60代の男女1,200人を対象に小学・中学・高校のときの制服の着用の有無と、中学時代に着ていた制服タイプについて調査しました。

fig_196_illust.jpg

【Vol.196】子どもの将来の夢(2)

2022.05.31 カンコーホームルーム 子どもが将来に夢や目標を持つことは、将来なりたい自分の姿をイメージして、自己実現に向けて日々取り組むことができるようになるため重要とされています。しかし、実際は将来の夢や目標を明確に持てない子どもも多いようです。では、親は子どもの将来の夢について、どれくらい知っているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生のいずれかの子どもを持つ親を対象に、子どもの夢の有無、子どもの夢の把握状況、学校教育の政策・動向で重要だと思うことを調査しました。

  • fig_195_illust.jpg

    【Vol.195】学校が考える「学校制服の必要性」

    2022.04.26 カンコーホームルーム 学校制服の歴史は古く、日本では今から100年以上前の明治時代に始まったとされています。詰襟(学ラン)・セーラー服・ブレザーなど、形やデザインは違ってもほとんどの人が学生時代に着用した経験のある学校制服ですが、学校の先生たちは、学校制服の必要性について、どのように感じているのでしょうか?今回は、全国の中学校・高校に勤務する教員1,400人を対象に、学校制服の良い点、学校制服の必要性、学校制服に必要だと思うことについて調査しました。
  • fig_194_illust.jpg

    【Vol.194】学校生活で好きな時間・行事

    2022.03.29 カンコーホームルーム 4月になると新年度がスタートします。学校の行事は、4月の入学式・始業式から始まって3月の卒業式・終業式まで、課外活動、試験、文化祭、体育祭、修学旅行などの数多くの学校行事があります。では、高校生は学校生活の中で、どのような時間・行事が好きだと思っているのでしょうか?また、そのような学校生活をどのように共有しているのでしょうか?今回は全国の現役高校生1,099人を対象に、学校生活で好きな時間・行事、学校生活や放課後に写真を撮るか、他校の制服デザインが気になるかについて調査しました。
  • fig_193_illust.jpg

    【Vol.193】高校選びのポイント

    2022.02.22 カンコーホームルーム 1~3月は高校受験・発表の時期です。中学3年生は進学先が決まったり、受験勉強のラストスパートをかけたりしている頃で、中学2年生は来年の高校受験を見据えて、そろそろ志望校を絞って本格的に受験を意識していく時期にもなります。高校を選ぶときの要素は、教育方針・校風や授業内容、学校生活の雰囲気、校則、部活動、卒業生の進路状況など沢山ありますが、どのようなポイントで選んだらいいのでしょうか?今回は全国の現役高校生1,099人を対象に、現在自身が通う高校の好嫌度、高校情報の入手方法と知りたい必要情報について調査しました。