2015.05.20 人づくり・現場指導 「あたりまえ」を大切に全力で臨む! (長野県長野市立裾花中学校 今井 一仁 先生)
今井 一仁 先生
女子バレーボール部監督
長野県長野市立裾花中学校
上田高、順天堂大とバレーの道に進み
2009年に監督就任
◆「覚悟」を決めると意識が変わる
全国大会常連のトップチームの監督を引き受けた時はプレッシャーもありましたが、自分自身も成長できると思い、前向きな気持ちで指導に励んでいます。全国優勝を賭けた試合では、日本一に「なりたい」ではなく「なる」と覚悟を決めて臨みます。子どもが自分で「覚悟」を決めると、一分の遅刻も惜しいと感じるようになり、普段の行動、練習に対する「意識」が変わっていきます。特にコンビバレーの場合は、一つひとつのプレーが連動しているので、チーム一人ひとりが意識を徹底し、確実な動きを身に付けていくことで精度が上がっていきます。また、チームの中での自分の役割に気づけると、必要な技術的な課題に自分で取り組めるようになるので、「練習日誌」は毎日書かせるようにしています。
◆うそをつかない・ごまかさない
技術的な指導はもちろんですが、監督として心を砕くのはやはりチームづくり。チーム内の人間関係が良好かどうかを知ることはとても大切です。試合の勝敗にも影響するので、常に気を配り小さなトラブルも見逃さないようにしています。長年指導して感じるのは、うそをつかない、ごまかさないといった「あたりまえ」の大切さです。大人(指導者)が言い訳をすると、それは必ず子どもにも伝わります。まずは、目の前の子どもとしっかり向き合うこと。そして指導者の考えをぶつけることも大切だと思っています。
先生からのひとこと
うそをつかない。
特に自分にうそはついてはいけない
裾花中学校女子バレーボール部・実績
◎県 大 会/8年連続優勝
◎北信越大会/16年連続優勝
◎全 国 大 会/優勝5回、
準優勝2回、3位3回