2016.09.30 人づくり・現場指導 生徒と教員がともに学び、ともに成長する【運営指導】
キャリア教育からみた体育・文化活動。
生徒の潜在力や創造力を引き出す指導のあり方を「2016ひろしま総文」全国高等学校総合文化祭推進監 加藤 浩司先生にお伺いしました。
生徒の発言を、大人の視点でサポート
総文祭は生徒自身が企画運営を担いつくり上げていくものです。最初は互いに見知らぬ高校生同士なので、コミュニケーションがとれず苦労もありました。しかし、会議を重ねるにつれ、それぞれが活発に発言できるようになり、ディスカッションを深めたり出された意見をまとめたりするなど、成長する姿が見てとれました。目標を掲げ、意欲が高まるにつれ、生徒自身が必要な資料をネットや本から集めてくるなど、自分で考えて行動できるようになり、アクティブ・ラーニングの実践につながりました。
会議ではさまざまなアイデアが生徒たちから提案されますが、実現できるかどうかを判断するには大人の視点も必要です。経験豊富な高文連の先生方にも入っていただき、生徒の思いを形にできるようサポートに努めました。また、外部の方の意見が生徒を刺激し、問題がすっと動き出すこともあります。指示ではなく考えるきっかけを与えることで、生徒の自主性が高まると感じます。
2016ひろしま総文の歩み
◎2014年4月 推進担当設置
◎2014年6月 広島大会正式決定(2011年内定)
◎2014年7月 生徒実行委員会発足
◎2016年7・8月 2016ひろしま総文開催!
プロフィール
第40回全国校高等学校総合文化祭 「2016ひろしま総文」
全国高等学校総合文化祭推進監 加藤 浩司先生
行政職員として、一貫して教育委員会に勤務。主に高校教育、社会教育・生涯学習を担当。

「職場体験」の質向上のために
2019.04.01 人づくり・現場指導 「地域に人が残らない」ことに危機感を覚え、 数年前からキャリア教育に力を入れている宮崎県。 毎年行われてきた子どもたちの職場体験を、 ひとつのイベントに終わらせることなく より深く地元企業の魅力を知り、 働く目的や意義を体感できるプログラムにしようと、 カンコーと協働しての取り組みが始まりました。 ここでは、宮崎県キャリア教育支援センター×カンコー教育ソリューション研究協議会の実例をご紹介します。

Society(ソサエティ)5.0の社会に適応するには!?
2019.04.01 人づくり・現場指導 次世代の社会のあり方を示す、 「Society5.0」という言葉を聞いたことがありますか? その意味や仕組みを知っていますか? 新たな時代を豊かに生き抜き、活躍し続ける 人材を育てるために、学校はどうあるべきか、 教育はどうあるべきかを考えるときが来ています。
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新学習指導要領で注目! 主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)とは?
2018.10.15 人づくり・現場指導 アクティブ・ラーニングとは何なのか、なぜ今注目されているのか、どのように授業に取り入るのかといったことを解説します。 -
多様な性と制服について
2018.05.08 人づくり・現場指導 昨今、テレビや新聞でも話題になっているLGBT。カンコー学生服でも「LGBTと制服」という切り離せない課題にどう向き合うべきかを考えています。 -
お世話になった先生へ。~みんなから届いた感謝の気持ち~
2018.04.12 人づくり・現場指導 「卒業のタイミングだからこそ」伝えたい、ありがとうの言葉を募集しました。お世話になった先生へ。そんな想いがとても多く届きました。今回は、一部ではありますが「感謝の気持ち」をご紹介させていただきます。ぜひホッと一息つきながら読んでみてください。