2016.10.27 人づくり・現場指導 ダンス部創立3年で世界大会部門優勝を果たし、学校行事でも積極的にダンスを取り入れていらっしゃる学校の取組みをご紹介!

2012年より、学校でダンス授業が必修となり、生徒たちの体力向上や豊かなスポーツライフの実現を目指す、新しい取り組みがスタートしました。ダンスは、表現や踊りを通して交流を深め仲間とのコミュニケーションを豊かにすることができる運動で、仲間とともに感じを込めて踊ったり、イメージをとらえて自己を表現したりすることに楽しさや喜びを味わうことができます。

しかし、実際に指導に当たる、体育の先生はダンスを習った事がなく、指導に不安を感じていらっしゃるという方も多いと思います。

今回は、ダンス部創立3年で世界大会優勝を果たし、学校行事でも積極的にダンスを取り入れていらっしゃる近畿大学附属広島高等学校・中学校東広島校の先生にインタビューをしました。

ダンスの授業は教材DVDと生徒の力を借りて

体育担当:金村先生

―先生は今までダンスを習われていたんですか?

金村先生:いいえ。私自信、学生時代はダンスを専門に習ったことはありませんでした。大学時代にダンスの授業がありましたが、そこで学習した程度でした。体育の授業でヒップホップダンスを教える、そこまでの知識、技術は持ち合わせていませんでした。そんな時、教員向けのダンスの研修があることを知り藁をもつかむ思いで、参加する事に決めました。

その研修に参加した際、授業でそのまま使える教材DVDがある事を知り、早速利用しました。リズムの取り方など細かな指導が入っているので、映像を流し、そして出来ないところは何度も再生し直し、振り付けが確認できます。もちろんプロの方の指導が入っていますので安心してそのまま利用する事ができました。

―体育祭で学年を超えて取り組まれていましたがどのように指導にあたられたのですか ?

金村先生:体育祭で中学1、3年生の集団演技「ダンス」をすることを決定した際に、ダンス部の生徒には、指導する立場となってもらうことを考えていました。他の生徒の見本となり、できていない生徒の指導はもちろん、楽しくコミュニケーションをとりながら、アクティブラーニングの時間としても充実したものになりました。細かい個人指導を生徒が生徒にという立場で行うため、教師から指導を受けるより真剣に、そしてお互いを尊重しただ踊ることだけでなく多くの学びがありました。

指導に足りない知識は、教材DVDをうまく活用し、そして生徒の協力のもと、ダンスの授業を行っています。

発表の場が生徒の自信に!

ダンス部顧問:小谷先生

―指導で当たられるダンス部は世界大会でも部門優勝を果たしていらっしゃいますよね!

小谷先生:はい、そうなんです。実は、ダンス部は、3年前に同好会として発足したばかりなんです。

当時は、地域の行事に参加するなどし、初心者の生徒は楽しく打ち込めるものを見つけ、充実した学校生活を送っていました。そんな中、「カンコーくるくるダンスコンテスト」という企画があることを知り、さっそく応募してみることにしました。やはり、評価され結果が出るコンテストとなると、やる気スイッチもオンに!この瞬間にハートに火が付いたのです。それから、ダンス部生徒個人の実力も上がり、自分との闘いに挑みながら、チームワークで困難に乗り越えるという繰り返しのもと、自信にもつながりました。初めての応募の際は、準優勝、その悔しさから「次回は絶対にグランプリを!」と生徒自身が目標を立て努力することができました。翌年、グランプリに選ばれた時の生徒の喜ぶ姿は今でも覚えています。

発表する場面が増え、本校生徒が目の当りにすることにより、ダンス部の日々の努力が「ダンス」によって現れ注目される部となりましました。発足して3年ですが、今では世界大会に出場し、部門優勝を果たすまでに成長しました。成長の大きなきっかけとなった、コンテストはこれからも出場し続けたいと思っています。

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ダンスの魅力

―授業でダンスを教える魅力について教えてください。

金村先生:思春期ということもあり、自己表現がうまくできず心のバランスがくずれることがあります。自分という一人の人間を育てる時間として、内に秘めた未知の自分にダンスを通して出会い、音楽の力を借りて表現し、からをやぶる瞬間になっていると感じています。笑顔が素敵で全身からパワーがあふれ出すキラキラと輝く姿を見ることができるのは嬉しいことです。日々の学校生活では見せない、生徒たちの個性が見られることもダンスの素晴らしいところではないでしょうか。

校長先生より

―体育祭でのダンスのお取組み、また世界大会部門優勝を果たしたダンス部について教えてください。

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昨年度の体育祭ではダンスの発表の場を作りました。学年を超え、たくさんの生徒がそろってダンスを行い素晴らしい演技ができた事は大変驚きでした。また技術云々では無く、生徒たちの楽しそうな演技が大変印象に残っています。見ている私たちも楽しくなる演技でした。

世界大会の優勝を果たしたダンス部には、ダンスそのものだけでなく、走ったり、筋力トレーニングなど体づくりをする事が重要だと伝えています。基礎となる体づくりができている事で、ダンスで最大の表現が出来る事につながっています。また、ダンス部の顧問にはダンスだけではなく、普段の学習態度や、挨拶、学校生活等でもしっかりと努力し、取り組む姿勢を持つ事を生徒に教えるよう伝えています。本校の校訓は、「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人になろう」。これを達成するためには、華々しい成果が残せた事だけなく、謙虚な姿勢で様々な事に取り組むことが大切であると考えています。

近畿大学附属広島高等学校・中学校東広島校
校長 前 眞一郎先生

 

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