2026.04.08 生徒向けコラム 【世界の制服】アメリカ・韓国・中国など海外の事情を徹底調査!日本の制服との違いや制服のメリットを考えます

日本の多くの学校で採用されている「学校制服」。最近ではデザイン性に優れたおしゃれな制服や機能性や耐久性の高いタイプも増え、学校選びの重要なポイントになっています。日本人にとって身近な制服ですが、一歩外に目を向けると、世界の国々にはその土地の文化や歴史を反映した多様な制服が存在します。

今回は、世界11カ国の最新の制服事情を一覧表で比較し、それぞれの国の特徴を詳しく解説します。

 

1. 【一覧で比較】世界各国の制服スタイルと特徴

まずは、今回紹介する各国の制服スタイルと特徴を一覧にまとめました。

国名 主なスタイル 特徴・ポイント
韓国 ブレザー 「スクールルック」として進化。スリムなシルエット
アメリカ 自由 or 制服 経済格差によるトラブル防止で導入校が増加
中国 ジャージ 「校服」と呼ばれ、機能性と平等性を最重視
ベトナム 制服or伝統衣装 女子高校生の白い「アオザイ」が有名
タイ 曜日別制服 活動や曜日ごとに着る服が変わるユニークな制度
インド 制服or民族衣装 「サルワール・カミーズ」などを制服に採用
インドネシア 学年別カラーの制服 小・中・高でボトムスの色が全国共通で決まっている
スイス 基本は自由 エリート私立校のみ制服。髪型やメイクも自由
フランス 基本は自由 一部で格差是正のため「トップスのみ制服」の動き
オーストラリア 制服、帽子が必須 強い紫外線から身を守るための「帽子」も制服の一部
イギリス ブレザー 伝統を重んじるスタイル。ジェンダーレス化も進行中

 

2. 改めて考える「学校制服」の4つのメリット

海外の事例を見る前に、日本の学校制服の特徴や、なぜ日本でこれほど制服が普及しているのか、そのメリットを整理しましょう。

日本の学校制服は、ブレザーにシャツ、スカートやスラックス、またセーラー服や詰襟(学ラン)が一般的です。色も、黒や濃紺、深緑色といった落ち着いた色合いが主流です。近年では、ジェンダーの観点から女子生徒もスラックスの選択ができるようになってきています。

続いて、日本でこれほど制服が普及している理由を整理します。

  1. 学生の自覚: 制服を着ることで学習モードへの切り替えができ、所属意識も高まります。

  2. 平等性: 服装による個人差が出にくいです。毎日の制服に悩まなくてよいメリットもあります。

  3. 防犯・安全: 学校の生徒であることが一目で分かり、地域社会で見守りやすくなります。

  4. 経済性  丈夫で長持ちするため、何着も私服を買い揃えるよりトータルの費用を抑えられる傾向があります。

 

3. 海外の制服はどうなっている?各国を深掘り!

多彩なデザインとシルエットで若者を魅了する「韓国」

韓国の制服

韓国の中高生の制服は、ブレザースタイルが主流です。近年、韓国の制服は「スクールルック」という一つのファッションジャンルとして確立されるほどデザイン性が進化しており、青や黄色、ピンクといった多色使いや、目を引くチェック柄など、日本の制服以上にカラフルなバリエーションが特徴です。

また、「シルエット」へのこだわりが非常に強いのも韓国制服の特色です。男子は足のラインを強調するスリムなスラックス、女子はタイトなシルエットのスカートや丈の短いボックスプリーツなど、身体にフィットするサイズ感が好まれます。

自由の国で制服が増えている!?「アメリカ」

アメリカの制服

アメリカの学校といえば、海外ドラマや映画の影響から、服装は自由なイメージがあるのではないでしょうか。たしかに、かつてのアメリカで制服を導入しているのは限られた私立学校だけで、メジャーではありませんでした。しかし、1990年代に起こった、生徒が学校に着てきた高級ジャケットをめぐる殺人事件をきっかけに、経済格差に起因する盗難やいじめトラブルを防ぐ観点から、制服を導入する学校が増えています。

アメリカの制服の色やスタイルは様々で、安全で学生として好ましいとされる考えのもと、定められています。制服がない学校では、基本的に服装は自由とされていますが、学校生活にふさわしい服として、ドレスコード(服装規定)が設けられています。 
たとえば、露出の多い服装や、好ましくない言葉・イラストの入った服装を禁止しているところもあるようです。

アメリカは自由の国といわれるだけあり、ある程度規制しつつも、個人を尊重した教育を重要視しているようです。

動きやすさと洗濯のしやすさ重視「中国」

中国には、小学校から高校まで制服があり「校服(シャオフー)」と呼ばれ、驚くことにそのほとんどが「ジャージ」です。毎日ジャージで登校するのが一般的で、これは「貧富の差を感じさせない」「安価で洗濯しやすい」「運動しやすい」という実用性を最優先した結果です。

白い伝統衣装アオザイが印象的な「ベトナム」

ベトナムでは小学校から高校まで制服があります。小学校では私服中心で、週に数回だけ制服を着用して登校するようです。

中学生は、男女とも白いシャツに赤いスカーフを首に巻き、下は男子がスラックス 、女子はスラックスまたはスカート、ワンピース、といったスタイルが多く、女子高校生の制服として、白を基本としたアオザイを採用しているところもあるようです。

アオザイは、シルエットの美しい上衣と、ゆったりとした太めのパンツ(クアン)が印象的なベトナムの伝統衣装のことです。
バッグや靴下、靴は自由で、好きな色や形のバッグ、スニーカー、サンダルなどでおしゃれを楽しめます。

毎日違う服で登校する「タイ」

タイの制服

タイでは公立学校、私立学校を問わず、小学校から大学まで制服があります。

タイは世界でも珍しく、大学まで制服がある国です。最大の特徴は「曜日や活動ごとに制服が変わる」こと。月曜日は基本の制服、体育の日は体操服、ボーイスカウトの日は専用の制服、さらに民族衣装の日など、クローゼットには多彩な制服が並びます。

また、学校で着替える習慣はあまりないようで、指定の服を着用して登校するようです。
高校生になると、ロードー(志願制の軍事教科)がある男子は迷彩柄の制服が加わる場合もあります。

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民族衣装が制服の「インド」

インドでも制服は小学校から高校まで、ほとんどの学校にあります。

多民族国家のインドでは、女子の制服に「サルワール・カミーズ(チュニック丈のシャツとパンツのセット)」を採用している学校が多くあります。シャツの色は水色や赤など学校ごとに個性的で、南アジアらしい文化を感じさせます。

全国共通の色が決まっている「インドネシア」

インドネシアの制服

インドネシアでも小学校から高校まで制服があるのが一般的です。

特徴的なのは、小学校、中学校、高校ごとに、全国的に公立学校の制服の色が決まっていることです。上は共通して白いシャツですが、小学校は赤色、中学校は紺色、高校は青みがかった灰色となっています。

また、制服はタイと同じように曜日ごとに異なるものを着用します。
たとえば、白いシャツにスラックス、スカートの日、また、プラムカの制服だったり、バティック(インドネシアの伝統的な衣装)のシャツを着る日だったり、イスラム教徒の礼拝があるときは、白い制服を着用します。

そのほか、イスラム教徒の女子生徒は、ヒジャブ(女性が髪の毛や身体を覆う布)を被っています。

個性を最大限に尊重する「スイス」

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スイスでは、私立学校のエリート校だけに制服があるといわれ、基本的に、生徒はTシャツやジーンズ、ジャージなど自由な服装で授業を受けられます。

また、服装だけでなく、髪型やバック、化粧なども自由とされているため、ピアスを開けたり、好きな色に髪を染めたりしている生徒もいます。

なかには、ジーンズなどカジュアルすぎる服装を禁止している学校もあります。

トップスだけで平等を目指す「フランス」

フランスでも、スイスと同じように一部の私立学校以外、幼稚園から高校まで制服を着用する学校はほとんどありません。

2018年に経済格差をわかりにくくする目的で、フランスの公立小学校で初めて制服を導入したという報道がありましたが、ポロシャツやシャツ、ネクタイなどのトップスだけで、ボトムスは自由なようです。

健康を守るための帽子が必須「オーストラリア」

オーストラリアでは、公立学校・私立学校を問わず、ほとんどの小学校から高校まで制服があります。

色やデザインは、学校によってさまざま。男子はシャツやポロシャツに半ズボン(冬は長ズボン)、女子はワンピースやシャツにキュロットスカート(スカートのように見えるパンツ)、などが一般的で、冬にはトレーナーやセーター、ブレザーなどが加わります。

なかでも他の国と異なるのは、帽子も制服の一部としていることでしょう。
オーストラリアでは紫外線が強く、皮膚がん予防の観点から、屋外での活動にはつば付きの帽子の着用が義務付けられています。

伝統とジェンダーレスが進む「イギリス」

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イギリスでも多くの学校に制服があります。

中高生はブレザータイプで、女子は無地の灰色か、黒色、濃紺のスカート、男子も同じく暗めのスラックスが主流です。また男女ともに、常時ネクタイをつける場合もあります。男女関係なくスラックスを選べるところもあるようです。

 

まとめ:制服は「その国の鏡」

世界の制服を調べてみると、単なる「学校の服」ではなく、その国の防犯意識、宗教、気候、そして「何を平等と考えるか」という価値観が映し出されていることが分かります。

日本の制服もまた、高い機能性とファッション性で世界から注目される存在です。気になる国があったら、ぜひ調べてみてくださいね。意外な発見があるかもしれません。

 

【世界の制服】アメリカ・韓国・中国など海外の事情を徹底調査!日本の制服との違いや制服のメリットを考えます

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