2022.02.22 カンコーホームルーム 【Vol.193】高校選びのポイント

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1~3月は高校受験・発表の時期です。中学3年生は進学先が決まったり、受験勉強のラストスパートをかけたりしている頃で、中学2年生は来年の高校受験を見据えて、そろそろ志望校を絞って本格的に受験を意識していく時期にもなります。高校を選ぶときの要素は、教育方針・校風や授業内容、学校生活の雰囲気、校則、部活動、卒業生の進路状況など沢山ありますが、どのようなポイントで選んだらいいのでしょうか?今回は全国の現役高校生1,099人を対象に、現在自身が通う高校の好嫌度、高校情報の入手方法と知りたい必要情報について調査しました。

調査概要

  • 調査対象:全国の高校生の男女  1,099人
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 実施時期:2021年6月

1.高校の好嫌度

全国の高校に通う高校生の男女に、学校が好きかを尋ねたところ「とても好き」(19.6%)、「まあ好き」(40.5%)をあわせると約6割が好きと回答していました。一方、「とても嫌い」(8.1%)、「やや嫌い」(9.6%)と嫌いという回答も2割近くみられました。

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【図1】 あなたは、学校は好きですか。(単数回答)

2.高校情報の入手方法

高校に関する情報については、入学前に「学校説明会・オープンスクール」(53.8%)で入手したという回答が最も多く、続いて、「学校案内のパンフレットや資料」(50.6%)、「高校のホームページ」(50.0%)が半数を占めていました。次に、「中学校の先生」(36.1%)、「友人・知人からの口コミ」(34.7%)、「地域の評判」(23.3%)、「学習塾の先生」(19.3%)が高校情報の入手方法としてあげられました。

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【図2】 あなたは、入学前に高校に関する情報をどのようにして知りましたか。(複数回答)

3.高校選びで知りたい情報

高校選びの際に知りたい必要情報は、「通学方法や時間」(51.4%)、「学校生活や在校生の雰囲気」(47.6%)、「進路(進学・就職)実績」(47.2%)、「授業内容や学校行事」(43.9%)、「部活やクラブ活動」(43.2%)、「教育方針・校風」(42.7%)など、高校生活全般に影響する情報への関心が高い状態です。また、「学校制服・デザイン」(36.8%)も3人に1人が知りたい情報として回答していました。

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【図3】 あなたが、高校選びの際に知りたい必要情報は、どのようなことでしたか。(複数回答)

中学生にとって高校選びは、人生のターニングポイントです。とても重要な選択だからこそ、どのように志望校を決めたらいいのか沢山の情報から見極める必要があります。
今回、全国の現役高校生1,099人を対象に、自身が通う高校の好嫌度を調べたところ、「とても好き」(19.6%)と「まあ好き」(40.5%)をあわせると約6割の高校生が、“学校が好き”という結果でした。一方、「とても嫌い」(8.1%)と「やや嫌い」(9.6%)をあわせると2割近くの高校生が、“学校が嫌い”と回答していることから、高校を選んで入学したにも関わらず、学校が好きとは言えない高校生も少なからず存在していることがわかりました。高校選びの際の高校情報の入手方法としては、「学校説明会・オープンスクール」、「学校案内のパンフレットや資料」、「高校のホームページ」などの学校が発信する情報から得ているという回答が半数以上で、続いて、「中学校の先生」、「友人・知人からの口コミ」が3割以上みられました。高校選びの際に知りたい必要情報の第1位は「通学方法や時間」(51.4%)、第2位は「学校生活や在校生の雰囲気」(47.6%)、第3位は「進路(進学・就職)実績」(47.2%)という結果でした。さらに、「授業内容や学校行事」、「部活やクラブ活動」、「教育方針・校風」、「学費」、「校則や服装規定」、「学校の知名度・イメージ」、「学校制服・デザイン」、「学校の教育設備・環境」、「いじめ・不登校の有無」、「安全管理(防犯・災害時の安全対策)」なども知りたい情報としてあげられていることから、通学や教育面に関すること以外にも、学校行事や部活動、学校制服といった高校生活をイメージして多岐に渡る情報が必要とされていることがわかりました。
高校選びのポイントは、高校生活を通じて自分はどのようになりたいのか、将来なりたい自分像を描いて、自分にはどのような高校が合っているのかイメージして、高校を決めることが大切です。そのためには、様々な学校情報を多角的に収集して、自分に合った高校生活のために外せないチェックポイントをしっかり考えて、一人一人が自分らしい未来を描けるよう高校を選んでほしいものです。

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