2021.04.27 カンコーホームルーム 【Vol.183】夏制服で長袖シャツを着る理由
衣替えの時期は、地域によって差はありますが、近年では気温の上昇と共に夏制服を着るタイミングも年々早くなっているようです。そのような中、夏制服に長袖シャツを着ている中高生も見かけます。なぜ、中高生は夏の暑い時期でも半袖シャツを着用しないで、長袖シャツを着ているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校生の子どもを持つ母親1,200人を対象に、お子様の夏制服のシャツの透けが気になるか、夏の半袖・長袖シャツの着用状況、長袖を着る理由について調査しました。
調査概要
- 調査対象:全国の中学・高校生の子どもを持つ母親1,200人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2020年11月
1.夏制服のシャツの透けが気になるか
中学・高校生の子どもを持つ母親にお子様の夏制服のシャツの透けが気になるかを聞いたところ、女子は「とても気になる」(13.3%)、「少し気になる」(37.7%)を合わせると半数がシャツの透けを気にしている状況です。一方、男子は「あまり気にならない」(54.8%)、「全く気にならない」(21.0%)という回答が7割を超えていて、男女でシャツの透けに関する意識の差がみられます。
2.夏制服のシャツの着用状況
中学・高校生の夏制服のシャツの着用状況については、女子は「半袖」(62.8%)、「長袖」(37.2%)という割合で、男子は「半袖」(75.4%)、「長袖」(24.6%)という結果で、男女共に夏制服としては半袖シャツの着用が多いです。
3.夏制服で長袖シャツを着る理由
お子様が夏制服として、半袖シャツではなく長袖シャツを着ている理由は、全体では「教室がエアコンで寒いから」(34.1%)が最も多くあげられました。女子は「日焼け対策のため」(46.4%)、「教室がエアコンで寒いから」(36.8%)、「皆が長袖を着ているから」(28.2%)の順でした。男子は「皆が長袖を着ているから」(32.8%)、「教室がエアコンで寒いから」(29.9%)、「長袖だと丈を調節できる」(27.0%)が理由としてあげられました。
これまで夏の暑い時期は半袖シャツを着ることがスタンダードとされていましたが、紫外線から肌を守ることや、教室がエアコンで寒いなどの理由から、夏場に長袖を着用する中高生も少なからずいるようです。
今回、全国の中学・高校生の子どもを持つ母親を対象にした調査で、お子様の夏制服のシャツの透けが気になるかを聞いたところ、女子は「とても気になる」と「少し気になる」を合わせると半数がシャツの透けが気になっているようです。一方、男子は「あまり気にならない」と「全く気にならない」という回答を合わせると7割以上が気にならないという結果となり、シャツの透けについては男子よりも女子が気にしていることがわかりました。また、夏制服のシャツの着用状況は、女子は「半袖」(62.8%)、男子は「半袖」(75.4%)という状況で、男女共に夏制服としては半袖シャツの着用が多いですが、長袖シャツを着用している生徒もいることから、その理由を尋ねたところ「教室がエアコンで寒いから」、「日焼け対策のため」、「皆が長袖を着ているから」、「長袖だと丈を調節できる」などの利点があげられました。
日本には四季の変化があり、6月と10月に衣服を着替える習慣は古くからありました。学校制服も冬服・合服・夏服など季節に応じた服装があり、最近は地球温暖化に対応して、制服の着用も気温の変化や自分の体調、環境にあった服装の着用ができることが求められています。
【Vol.225】学校制服の購入方法の変化
2024.10.29 カンコーホームルーム 新入学準備として制服購入を検討し始める時期になりました。制服の購入方法は、生徒と保護者が学校や販売店などに赴いて、採寸・試着を行う方法が一般的でした。しかし、ここ数年は、インターネットの普及やデジタル化が浸透し、人工知能(AI)技術の発達も加わり、学校制服の採寸や買い方が変化しています。では、最近の制服はどのように購入されているのでしょうか?今回は、中学・高校生の子どもを持つ親1,200人を対象に、デジタル採寸※の認知・利用意向、制服の試着・採寸の必要性、新入学時の制服購入場所の利用意向について調査しました。
【Vol.224】学校行事の変化と意識
2024.09.24 カンコーホームルーム 二学期は、文化祭や運動会・体育祭、遠足・校外学習、職場体験、修学旅行などの学校行事を予定している学校も多いようです。現在、学校では、新型コロナウイルス感染症の位置づけが2023年5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行して1年以上が経過し、学校行事も平常通り行われることが増えています。では、学校行事はコロナ禍※以前と変わらずに行われているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生の子どもを持つ親と小学・中学・高校の教師をあわせた3,000人を対象に、学校行事の変化、コロナ禍のときに中止や自粛になった学校行事、大切だと思う学校行事について調査しました。
-
【Vol.223】親が思う子どもの夏休みの必要性
2024.08.27 カンコーホームルーム 8月下旬になると長い夏休みが終わって、通学する子どもの姿を目にするようになります。学校の夏休みは、地域や学校によって開始時期や終了時期、日数には違いがありますが、30日~40日程度の長い期間を夏休みとしている学校が多いようです。では、小中高生の子どもを持つ親は夏休みについて、どのように思っているのでしょうか?今回は、夏休みに入る7月に小学・中学・高校生の子どもを持つ親を対象に、夏休みの必要性とその理由、子どもの夏休みの予定を調査しました。 -
【Vol.222】制服の成長機能の利用状況
2024.07.30 カンコーホームルーム 小学校高学年から中学校の期間は、子どもの「成長期」にあたり成長が著しい時期でもあります。このことから中学校の入学時に着ていた制服を秋になって着ようとしたら、小さくなっていて(子どもが成長して大きくなって)着られなくなったということもあるようです。そのようなサイズアウトを少なくするために、成長を予測して入学時には少し大きめの制服を購入したり、『成長機能』※が備わった制服を選んだりするなどの対策があります。では、『成長機能』が付いた制服を利用している中学生はどれほどいるのでしょうか?今回は、高校1年生の子どもを持つ保護者に、中学校でお子様が着用していた制服のタイプ、制服の成長機能の有無と内容、中学校での成長機能の使用状況について調査しました。 ※成長機能とは、成長に対応してサイズアップができる制服の仕様・機能です。 -
【Vol.221】小学校の制服の有無
2024.06.25 カンコーホームルーム 文部科学省の「令和5年度学校基本調査(確定値)」によると、小学校は全国に18,980校(私立244校、公立18,669校、国立67校)があります。そのうち制服を採用している小学校は私立校が多い印象から、全国的に制服のある小学校は少ないと思われているようです。では、小学校の制服(標準服を含む)の着用率はどのような状況でしょうか?今回は、全国の中学1年生の保護者を対象に、お子様の通っていた小学校での制服の有無、地域別の状況、小学校の制服の必要有無の理由について調査しました。