2019.03.26 カンコーホームルーム 【Vol.158】 「中高生の着たい体操服」
体操服は体育の授業や課外活動、部活動や通学など様々な場面で着用されています。学校毎にデザインや色、タイプなども豊富でアイテムや機能など多種多様です。最近では、スポーツブランドの体操服も多くなっています。では、中高生はどのような体操服を着たいと思っているのでしょうか?今回は中高生のスポーツブランド志向や体操服の着用時に気になること、体操服で重視することについて調査しました。
調査概要
- 調査対象:全国の中高校生の男女 437人
- 調査方法:郵送調査
- 実施時期:2018年7月
1.体操服として着たいスポーツブランドの有無
学校の体操服として、良い・着てみたいと思うスポーツブランドの有無については、男子中高生は「ある」(76.7%)、「ない」(23.3%)、女子中高生は「ある」(84.4%)、「ない」(15.6%)という状況で、スポーツブランドの着用意向は7~8割を超えました。
2.体操服で気になること
中高生に体操服を着ていて気になることを聞いたところ、男子中高生は「動きやすさ」(45.6%)、「見た目(デザイン・色・シルエット)」(40.3%)、「着心地・肌触り」(40.3%)、「汗(汗ジミ、汗でベタつく、汗のニオイ)」(39.8%)という回答が多く、女子中高生は「見た目(デザイン・色・シルエット)」(51.5%)、「汗(汗ジミ、汗でベタつく、汗のニオイ)」(46.8%)、「着心地・肌触り」(39.4%)、「透け(下着が透けて見える)」(39.4%)という回答でした。男女共に「見た目(デザイン・色・シルエット)」など共通していることが気になることの上位にあがりました。また、女子中高校生は男子中高校生に比べて、体操服を着ていて気になることは多いようです。
3.体操服で重視すること
体操服で重視することは、男子中高校生は「ストレッチ・伸縮性(動きやすさ)」(55.3%)、「着心地・肌触り」(55.3%)、「吸汗・速乾性(汗を吸って、速く乾く)」(52.9%)という回答が多く、女子中高生は「吸汗・速乾性(汗を吸って、速く乾く)」(64.9%)が最も多く、次に、「ストレッチ・伸縮性(動きやすさ)」(57.6%)、「着心地・肌触り」(55.4%)、「抗菌・防臭加工(ニオイを防ぐ)」(55.4%)、「デザイン」(54.5%)、「透け防止(下着が透けて見えない)」(45.0%)など多くあげられました。
学校には制服と同様に体操服があります。学校毎に体操服のデザインを定めて、学年別に体操服の色を変えている学校や、複数アイテムを用意して、季節やスポーツシーンにあわせて選べるようにしている学校もあります。
今回、全国の中高校生を対象に学校で着たい体操服を調査したところ、体操服で着たいスポーツブランドについて、男子中高生は「ある」(76.7%)、女子中高生は「ある」(84.4%)という状況で、スポーツブランドの着用意向は7~8割を超えています。体操服を着ていて気になることは、男子中高生は「動きやすさ」(45.6%)、「見た目(デザイン・色・シルエット)」(40.3%)、「着心地・肌触り」(40.3%)、「汗(汗ジミ、汗でベタつく、汗のニオイ)」(39.8%)、女子中高生は「見た目(デザイン・色・シルエット)」(51.5%)、「汗(汗ジミ、汗でベタつく、汗のニオイ)」(46.8%)、「着心地・肌触り」(39.4%)、「透け(下着が透けて見える)」(39.4%)という回答が多く、体操服で重視することは、男子中高校生は「ストレッチ・伸縮性(動きやすさ)」(55.3%)、「着心地・肌触り」(55.3%)、「吸汗・速乾性(汗を吸って、速く乾く)」(52.9%)、女子中高生は「吸汗・速乾性(汗を吸って、速く乾く)」(64.9%)、「ストレッチ・伸縮性(動きやすさ)」(57.6%)、「着心地・肌触り」(55.4%)、「抗菌・防臭加工(ニオイを防ぐ)」(55.4%)、「デザイン」(54.5%)が上位回答でした。また、女子中高生については、体操服が「透け防止(下着が透けて見えない)」(45.0%)ことを要望する声が半数近く、透けない体操服のニーズは高いようです。
体操服は学校生活で着用するものとして制服と同様に中高生のこだわりや要望は多いようです。たとえば、昭和時代は、女子学生は「ブルマ」というスタイルが定番でしたが、露出が多く恥しいという声や、冬場の寒さやケガ防止などの理由から、現在では「ブルマ」に代わって「ハーフパンツ」を着用する学校がほとんどです。着る人の声を反映し、時代にあった体操服が求められています。
【Vol.225】学校制服の購入方法の変化
2024.10.29 カンコーホームルーム 新入学準備として制服購入を検討し始める時期になりました。制服の購入方法は、生徒と保護者が学校や販売店などに赴いて、採寸・試着を行う方法が一般的でした。しかし、ここ数年は、インターネットの普及やデジタル化が浸透し、人工知能(AI)技術の発達も加わり、学校制服の採寸や買い方が変化しています。では、最近の制服はどのように購入されているのでしょうか?今回は、中学・高校生の子どもを持つ親1,200人を対象に、デジタル採寸※の認知・利用意向、制服の試着・採寸の必要性、新入学時の制服購入場所の利用意向について調査しました。
【Vol.224】学校行事の変化と意識
2024.09.24 カンコーホームルーム 二学期は、文化祭や運動会・体育祭、遠足・校外学習、職場体験、修学旅行などの学校行事を予定している学校も多いようです。現在、学校では、新型コロナウイルス感染症の位置づけが2023年5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行して1年以上が経過し、学校行事も平常通り行われることが増えています。では、学校行事はコロナ禍※以前と変わらずに行われているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生の子どもを持つ親と小学・中学・高校の教師をあわせた3,000人を対象に、学校行事の変化、コロナ禍のときに中止や自粛になった学校行事、大切だと思う学校行事について調査しました。
-
【Vol.223】親が思う子どもの夏休みの必要性
2024.08.27 カンコーホームルーム 8月下旬になると長い夏休みが終わって、通学する子どもの姿を目にするようになります。学校の夏休みは、地域や学校によって開始時期や終了時期、日数には違いがありますが、30日~40日程度の長い期間を夏休みとしている学校が多いようです。では、小中高生の子どもを持つ親は夏休みについて、どのように思っているのでしょうか?今回は、夏休みに入る7月に小学・中学・高校生の子どもを持つ親を対象に、夏休みの必要性とその理由、子どもの夏休みの予定を調査しました。 -
【Vol.222】制服の成長機能の利用状況
2024.07.30 カンコーホームルーム 小学校高学年から中学校の期間は、子どもの「成長期」にあたり成長が著しい時期でもあります。このことから中学校の入学時に着ていた制服を秋になって着ようとしたら、小さくなっていて(子どもが成長して大きくなって)着られなくなったということもあるようです。そのようなサイズアウトを少なくするために、成長を予測して入学時には少し大きめの制服を購入したり、『成長機能』※が備わった制服を選んだりするなどの対策があります。では、『成長機能』が付いた制服を利用している中学生はどれほどいるのでしょうか?今回は、高校1年生の子どもを持つ保護者に、中学校でお子様が着用していた制服のタイプ、制服の成長機能の有無と内容、中学校での成長機能の使用状況について調査しました。 ※成長機能とは、成長に対応してサイズアップができる制服の仕様・機能です。 -
【Vol.221】小学校の制服の有無
2024.06.25 カンコーホームルーム 文部科学省の「令和5年度学校基本調査(確定値)」によると、小学校は全国に18,980校(私立244校、公立18,669校、国立67校)があります。そのうち制服を採用している小学校は私立校が多い印象から、全国的に制服のある小学校は少ないと思われているようです。では、小学校の制服(標準服を含む)の着用率はどのような状況でしょうか?今回は、全国の中学1年生の保護者を対象に、お子様の通っていた小学校での制服の有無、地域別の状況、小学校の制服の必要有無の理由について調査しました。