2017.05.30 カンコーホームルーム 【Vol.136】 「制服のニオイ」
暑い季節になると、気になるのが“ニオイ”です。特に、思春期の男子の子どもを持つ母親は、子どもの制服に付着したニオイが気になることが多いようです。そこで今回は、中学1・2年生の男子の子どもがいる母親に、制服のニオイの有無やその原因、ニオイの対処方法について調査しました。
調査概要
- 調査対象:全国の中学1・2年生の男子の
子どもがいる母親600人 - 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2017年4月
1.制服のニオイの有無
お子様の制服に付着したニオイが「気になる」(23.8%)、「少し気になる」(42.0%)をあわせると、母親の65.8%がお子様が着用している制服のニオイは気になると回答しています。
2.制服のニオイの原因
制服のニオイの原因は、「汗のニオイ」(94.7%)が圧倒的に多く、次に「家のニオイ」(5.8%)、「洗濯後の生乾きのニオイ」(3.8%)、「カビのニオイ」(3.0%)、「制汗剤のニオイ」(2.3%)などがあげられました。「その他」(5.3%)では、「給食や食べこぼしのニオイ」、「お風呂に入らない」、「思春期の体臭」などがあげられました。
3.制服のニオイの対処方法
制服のニオイの原因が「汗のニオイ」と思うと回答した人に、そのニオイの対処方法を聞いたところ、「消臭スプレー」(55.6%)でニオイを消すという回答が半数を超え、次に、「洗濯(洗剤と柔軟剤)」(36.9%)、「天日干し」(27.0%)、「クリーニング」(23.5%)、「洗濯(洗剤のみ)」23.0%、制服に蒸気をあてる「スチーム」(2.1%)という結果になりました。また、対処を「特にしていない」(8.0%)という回答も1割近くみられました。
4.制服のニオイの消臭状況
その対処方法で、制服に付着したニオイがどれくらい消えたのか聞いたところ、「完全に消えている」(36.6%)、「少し消えている」(59.0%)、「全く消えていない」(4.4%)という結果となり、ニオイ残りが気になるという回答は半数を超えました。
近年、「スメルハラスメント(スメハラ)」という言葉が取り沙汰されています。スメルハラスメントとは、体臭や口臭などによって周囲に不快感を与えることを言い、学校では、隣の席の人のニオイが臭いという理由から、いじめの原因になるケースもあるようです。
今回、中学1・2年生の男子の子どもがいる母親を対象にした調査では、お子様の制服に付着したニオイが「気になる」(23.8%)、「少し気になる」(42.0%)をあわせると、6割以上の母親が制服のニオイが気なっているようです。そのニオイの原因は、「汗のニオイ」(94.7%)と回答した人が圧倒的に多く、制服に付着したニオイの対処方法は、「消臭スプレー」(55.6%)、「洗濯(洗剤と柔軟剤)」(36.9%)、「天日干し」(27.0%)、「クリーニング」(23.5%)、「洗濯(洗剤のみ)」(23.0%)、「スチーム」(2.1%)など、様々な工夫がみられました。しかし、その対処方法で、制服に付着したニオイがどれくらい消えたのか聞いたところ、「完全に消えている」(36.6%)、「少し消えている」(59.0%)、「全く消えていない」(4.4%)という状況で、実際はニオイが完全に落ちていないため、ニオイ残りが気になるという回答は半数を超えました。
汗ばむ機会が多くなるこの時期は、どうしても制服に汗は付着してしまいます。その汗を長時間放置すると制服に雑菌が繁殖して、ニオイの原因になります。ニオイの元となっている本人は自身のニオイに無自覚なことが多いため、制服のニオイを防ぐためには、こまめに洗濯やケアをして、いつも清潔にしておくことが重要です。
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