2016.06.28 カンコーホームルーム 【Vol.125】「中学校のスクールバッグ事情」

新入学時に制服と一緒に揃えるアイテムの1つに「スクールバッグ」があります。スクールバッグは、中学校では学校指定品(学校で決まったデザイン・色・学校名・校章マーク等が入っている)という学校も多いようですが、最近では自由に色や形を選べる学校も増えているようです。では、中学生はどのようなスクールバッグを使っているのでしょうか?今回は、2016年4月にお子様が中学校に入学した母親を対象に、購入したスクールバッグのタイプや色・材質などの実態調査を行いました。

調査概要

  • 調査対象:全国の中学1年生の子どもを持つ親573人
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 実施時期:2016年6月

1.スクールバッグのタイプ

中学入学時に購入したスクールバッグのタイプは、「リュック・ディパックタイプ」(45.0%)が最も多く、次に、手で下げたり、背負ったり、肩にかけたりできる「3WAYタイプ」(27.1%)、「ショルダータイプ」(18.1%)が多いという結果になりました。

【図1】 購入したスクールバッグのタイプは?(単数回答)

2.スクールバッグの色

スクールバッグの色は、「黒色」(42.8%)、「紺色」(42.1%)の2色が多く、次に「青色」(5.9%)、「グレー色」(2.1%)といったブルー系や黒の色合いが上位を占めています。「茶色」(1.4%)、「えんじ色」(1.0%)、「赤色」(0.3%)のレッド系は少数です。また、「その他」(4.4%)は、カーキ・薄緑・黄緑などのグリーン系や、白・ベージュ系などの色もみられました。

【図2】 購入したスクールバッグの色は?(単数回答)

3.スクールバッグの材質

スクールバッグの材質は、「ナイロン・ポリエステル」(85.2%)が圧倒的に多く、「合皮」(8.7%)、「帆布・キャンパス」(4.9%)、「エナメル」(1.0%)、「革」(0.2%)という割合になりました。

【図3】 購入したスクールバッグの材質は?(単数回答)

4.スクールバッグを購入する際に重視した点

新入学時のスクールバッグ選びで重視したことの1位は「サイズ・大きさ」(27.7%)、2位は「丈夫さ・耐久性」(24.8%)、3位は「デザイン・タイプ」(18.5%)、4位は「収納・ポケット」(13.4%)、5位は「価格」(13.3%)という順位になりました。また、少数ですが「抗菌・消臭加工」(1.4%)を重視すると回答もみられました。

【図4】 スクールバッグを購入する際に重視した点は?(複数回答)

スクールバッグは、沢山の教科書やノート、筆記用具など入れて持ち運ぶ通学専用のカバンです。一昔前までは、手提げタイプや肩にかけるショルダータイプが多く見られましたが、最近では背負えて両手が自由になるタイプが主流のようです。
今回、中学1年生の子どもを持つ母親を対象にした調査では、中学入学時に購入したスクールバッグのタイプは、「リュック・ディパックタイプ」(45.0%)が最も多く、次に、「3WAYタイプ」(27.1%)、「ショルダータイプ」(18.1%)が中学生のスクールバックとして購入されることが多く、この3つのタイプで9割を占めます。中学生のスクールバッグの色と材質は、「黒色」(42.8%)、「紺色」(42.1%)などのブラックやブルー系が多く、材質は「ナイロン・ポリエステル」(85.2%)が圧倒的に多いという実態がわかりました。また、中学生のスクールバッグで選びでは、「サイズ・大きさ」(27.7%)、「丈夫さ・耐久性」(24.8%)、「デザイン・タイプ」(18.5%)、「収納・ポケット」(13.4%)などが重視されています。
ライフスタイルや環境変化によって、スクールアイテムは日々進化をしています。その中でも、スクールバッグは、学校生活の3年間、制服と同様に毎日使うものなので、デザイン・タイプなどのファッション性も気になるところですが、サイズ・大きさや丈夫さといった実用性や耐久性も、快適な中学校生活を送るためには重要と言えます。

pdf_b.png 当サイトのPDFをご覧にいただくには、最新のAdobe Readerが必要です。こちらのバナーよりご用意ください。

【Vol.226】学校行事と「学校制服の必要性」

2024.11.26 カンコーホームルーム 学校行事において卒業式・入学式は学校生活の節目となり、保護者が参加する学校行事の1つです。そして、保護者は母親や父親のどちらか1人だけが参加するのでなく、両親が揃って式典に出席したり、祖父母や兄弟姉妹、親戚が参加したりするケースもみられます。では、中学・高校の卒業式・入学式の保護者の出席者はどのような状況でしょうか?今回は、中学・高校に勤務する教師800人を対象に、卒業式・入学式の出席者の状況、学校制服があるとよいときについて調査しました。

【Vol.225】学校制服の購入方法の変化

2024.10.29 カンコーホームルーム 新入学準備として制服購入を検討し始める時期になりました。制服の購入方法は、生徒と保護者が学校や販売店などに赴いて、採寸・試着を行う方法が一般的でした。しかし、ここ数年は、インターネットの普及やデジタル化が浸透し、人工知能(AI)技術の発達も加わり、学校制服の採寸や買い方が変化しています。では、最近の制服はどのように購入されているのでしょうか?今回は、中学・高校生の子どもを持つ親1,200人を対象に、デジタル採寸※の認知・利用意向、制服の試着・採寸の必要性、新入学時の制服購入場所の利用意向について調査しました。

  • 【Vol.224】学校行事の変化と意識

    2024.09.24 カンコーホームルーム 二学期は、文化祭や運動会・体育祭、遠足・校外学習、職場体験、修学旅行などの学校行事を予定している学校も多いようです。現在、学校では、新型コロナウイルス感染症の位置づけが2023年5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行して1年以上が経過し、学校行事も平常通り行われることが増えています。では、学校行事はコロナ禍※以前と変わらずに行われているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生の子どもを持つ親と小学・中学・高校の教師をあわせた3,000人を対象に、学校行事の変化、コロナ禍のときに中止や自粛になった学校行事、大切だと思う学校行事について調査しました。
  • 【Vol.223】親が思う子どもの夏休みの必要性

    2024.08.27 カンコーホームルーム 8月下旬になると長い夏休みが終わって、通学する子どもの姿を目にするようになります。学校の夏休みは、地域や学校によって開始時期や終了時期、日数には違いがありますが、30日~40日程度の長い期間を夏休みとしている学校が多いようです。では、小中高生の子どもを持つ親は夏休みについて、どのように思っているのでしょうか?今回は、夏休みに入る7月に小学・中学・高校生の子どもを持つ親を対象に、夏休みの必要性とその理由、子どもの夏休みの予定を調査しました。
  • 【Vol.222】制服の成長機能の利用状況

    2024.07.30 カンコーホームルーム 小学校高学年から中学校の期間は、子どもの「成長期」にあたり成長が著しい時期でもあります。このことから中学校の入学時に着ていた制服を秋になって着ようとしたら、小さくなっていて(子どもが成長して大きくなって)着られなくなったということもあるようです。そのようなサイズアウトを少なくするために、成長を予測して入学時には少し大きめの制服を購入したり、『成長機能』※が備わった制服を選んだりするなどの対策があります。では、『成長機能』が付いた制服を利用している中学生はどれほどいるのでしょうか?今回は、高校1年生の子どもを持つ保護者に、中学校でお子様が着用していた制服のタイプ、制服の成長機能の有無と内容、中学校での成長機能の使用状況について調査しました。 ※成長機能とは、成長に対応してサイズアップができる制服の仕様・機能です。