2015.01.27 カンコーホームルーム 【Vol.108】「子どもに着せたい制服」
長野県は、指定制服がある高校が他の県より少なく、公立高校の約4割が指定制服のない私服(自由服)高校という、全国でもめずらしい県です。しかし、子どもにとって、制服は学生時代にしか着られない特別な服であり、特に女の子は今しか楽しめない期間限定ファッションという意識が高いことから、指定制服のない私服(自由服)高校であっても「制服らしく見える服」を着ている女子高校生も多いようです。では、保護者の方は高校の制服について、どのように思っているのでしょうか?今回は、長野県の女子小中学生の子どもがいる保護者の方に、高校制服の必要性や子ども(女の子)に着せたい制服について調査しました。
調査概要
- 調査対象:長野県の女子小中学生の子どもがいる 保護者200人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2014年8月
1.高校制服の必要性
お子様の高校進学の際、高校に制服が「あったほうがよい」(36.5%)、「どちらかと言えば、あったほうがよい」(42.0%)をあわせると、長野県の女子小中学生の子どもがいる保護者の方の約8割が高校に指定制服は必要と回答しています。
2.子どもに着せたい制服
保護者が子ども(女の子)に着せたい制服は、「清楚・清潔感のある」(44.5%)が最も多く、次に、「上品な・品のある」(36.0%)、「さわやかに見える」(34.0%)、「学生らしく見える」(33.5%)、「流行に左右されない(ベーシックなデザイン)」(26.0%)、「かわいい・女の子らしい」(22.5%)といった、女性らしい要素が多くあげられました。また、「その他」(2.5%)では、「洗濯しやすく、温度差に対応できる」、「着心地がいい」、「汚れにくい」、「本人が好むもの」なども着せたい制服として回答がありました。
3.将来、どのような女性に育ってほしいか
保護者が子ども(女の子)に望む理想の女性像は、「思いやりの心を持った優しい女性」(82.0%)という回答が8割以上と最も多く、次に「挨拶や言葉遣いがしっかりした女性」(71.0%)、「コミュニケーション能力の高い女性」(57.0%)、「礼儀正しい女性」(55.5%)、「社会性のある・自立した女性」(50.5%)といった豊かな心を持った社会性のある女性になってほしいという回答が多いです。また、「教養豊かで知性的な女性」(47.5%)、「仕事や職場で活躍する女性」(20.5%)、「リーダーシップを発揮できる女性」(15.5%)など、社会での活躍を期待する回答も見られます。
政府は成長戦略の人材の活用強化の1つに「女性が輝く日本!」を掲げています。このような時代の変化に伴い、学校教育現場においても、女性ならではの特性を伸ばすことや、女性のライフデザイン教育といった、新しい学校教育を表現するツールとして女子制服が注目されています。今回の調査では、指定制服がある高校が他の県より少ない長野県の女子小中学生の子どもがいる保護者を対象に、高校進学の際の制服の必要性を尋ねたところ、約8割が高校に「制服はあったほうがいい」と回答していました。子ども(女の子)に着せたい制服は、「清楚・清潔感のある」(44.5%)、「上品な・品のある」(36.0%)、「さわやかに見える」(34.0%)、「学生らしく見える」(33.5%)、「流行に左右されない(ベーシックなデザイン)」(26.0%)、「かわいい・女の子らしい」(22.5%)など、『女性らしさ』が重視されています。そして、保護者が子ども(女の子)に望む理想の女性像は、豊かな心を持った社会性のある女性になってほしいという思いから、「思いやりの心を持った優しい女性」(82.0%)、「挨拶や言葉遣いがしっかりした女性」(71.0%)や、女性の社会での活躍を期待する思いから、「教養豊かで知性的な女性」(47.5%)、「仕事や職場で活躍する女性」(20.5%)、「リーダーシップを発揮できる女性」(15.5%)など、全人的な教育が求められているようです。近年、女性の社会進出・活躍が期待されていることから、女の子のお子様を持つ保護者の方の学校教育や女子制服に求めることも変わりつつあるようです。
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