2013.07.30 カンコーホームルーム 【Vol.90】「中高生が制服に求めること」

学校制服には、「学生らしさ」や「学校らしさ」が重視されていますが、近年は、「制服を着用する生徒自身に人気があること」も重視されています。では、現在の中学・高校生が制服に求めることはどのようなものでしょうか?今回は、全国の中学・高校生の制服着用時間や制服に必要だと思うことについて調査しました。

調査概要

  • 調査対象:全国の中学・高校生の 男女4,248人
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 実施時期:2013年3月

制服の着用時間

中学・高校生が1日のうちで制服を着ている時間は、中学生は「7時間以下」28.8%、「8時間くらい」27.8%が多く、高校生は「8時間くらい」24.0%、「10時間くらい」20.2%、「9時間くらい」19.9%の順で多くなります。制服の着用時間は、中学生は「8時間以下」が約6割、高校生は「8~10時間」が約6割で、高校生のほうが制服を着ている時間が長いようです。

【図1】1日のうちで制服を着ている時間はどれくらいですか?(単数回答)

制服に必要だと思うこと

中学・高校生が制服に必要だと思うことは、全体(男女総合)第1位は「デザインが良い」53.5%、第2位は「着心地が良い」44.9%、第3位「動きやすい」41.3%、第4位「暑さ寒さに対応して快適である」39.2%、第5位「学生らしく見える」34.3%が制服に必要な条件として上位に挙げられていました。また、女子は「デザインが良い」62.5%が圧倒的に多く、男子は「着心地が良い」46.3%が第1位に挙げられました。

【図2】制服に必要だと思うこうとは、どのようなことですか?(複数回答)

中学・高校生が制服に求めることは、多種多様です。
今回の調査で、中学・高校生が1日のうちで制服を着ている時間は、中学生は「8時間以下」が約6割、高校生は「8~10時間」が約6割と多く、高校生では制服を着ている時間が「11時間以上」という生徒が約3割いることから、中学・高校生は1日の3分の1から2分の1にも及ぶ長い時間を、制服を着て過ごしていることがわかりました。そして、中学・高校生が制服に必要だと思うことは、見た目に関する「デザインの良い」が全体(男女総合)で第1位となり、次に、「着心地が良い」、「動きやすい」、「暑さ寒さに対応して快適である」といった快適性が制服の必要条件として、上位に挙がっていました。また、制服に必要だと思うことは、女子は「デザインが良い」62.5%が圧倒的に多く、男子は「着心地が良い」46.3%が第1位に挙げられていることから、性別によって制服に求める優先度は多少違いがあるようです。
中学・高校生にとって、制服は毎日着るものであり、1日あたりの着用時間も長いことから、制服に求めることは沢山あるようです。制服は、地域性や学校の理念を表現した独自性のあるデザインなど、昔に比べて種類もバリエーションも豊富になり、現在の中学・高校生は制服に対して見た目や快適性を重視する傾向にあるようです。学校制服は学生時代にしか着ることのできない特別な服です。その制服を通じて、学生生活がより良いものになるよう応援していきたいものです。

pdf_b.png 当サイトのPDFをご覧にいただくには、最新のAdobe Readerが必要です。こちらのバナーよりご用意ください。

【Vol.240】中高生の生成AIの利用実態

2026.01.27 カンコーホームルーム 近年、GIGAスクール構想による1人1台端末の普及に加え、生成AI(ChatGPT、Google Geminiなど)の登場により、学校教育現場のデジタル化は新たなフェーズを迎えています。生成AIとは、文章、画像、動画、音声、アイデアなどを新たに生み出すことができる人工知能(AI)のことです。では、中学・高校生の生成AI利用は、現在どこまで進んでいるのでしょうか?今回は、全国の中学・高校生1,200人を対象に、生成AIの利用経験や使用シーン、学校生活における生成AIの使用用途について調査しました。

【Vol.239】高校生の「ジェンダーレス制服」に対する意識

2025.12.30 カンコーホームルーム 近年、ジェンダーへの配慮や多様性の観点から、学校制服の在り方が変化しています。詰襟やセーラー服から男女共通デザインのブレザータイプに変更したり、女子制服にスラックススタイルを採用したりするなど、ジェンダーレス制服を導入する学校が増えています。では、ジェンダーレス制服について、現役の高校生はどのように考えているのでしょうか。今回は、全国の高校生1,000人を対象に、女子制服のスカート・スラックスの意向、男子制服のスカートスタイルの意向、学校制服の必要性について調査しました。

  • 【Vol.238】学校教育現場の課題

    2025.11.25 カンコーホームルーム 学校は、子どもたちの未来を育むための学びの場です。現代の学校教育現場では、社会環境の急激な変化に伴い、知識や技能に加えて、社会性や心身の発達を促す総合的な教育活動を担う「教師」の役割が、以前にも増して重要になっています。では、学校教育現場の課題について、教員自身はどのように感じているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校の教員1,400人を対象に、教師の仕事へのやりがいと大変さ、教師の仕事の負担や困り事の内容、学校教育現場の課題について調査しました。
  • 【Vol.237】部活動の必要性と地域移行の現状

    2025.10.28 カンコーホームルーム 日本では長年、部活動は学校教育の一環として行われてきました。中学・高校における部活動は、スポーツや文化・芸術の技術を高めることだけではなく、学級や学年の垣根を越えた集団の中で、生徒の人間的な成長や社会性・協調性を育む課外活動です。では、中学・高校の部活動は現在どのような状態にあるのでしょうか?今回は、全国の中学・高校の教員1,400人を対象に、部活動の必要性、部活動の地域移行の導入状況、部活動の地域移行の課題について調査しました。
  • 【Vol.236】中学・高校生の学校選びのポイント

    2025.09.30 カンコーホームルーム 中学・高校受験では、自分の個性や学力に見合う学校かどうか、校風や教育理念、授業内容や部活動、進路実績などの情報を収集・検討して、最終的に受験校を決定することが重要です。では、中学・高校生は志望校を考える際、どのような情報を必要としているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校生1,200人を対象に、進学時に知りたい情報、学校情報の入手方法、進学先の制服への関心度について調査しました。