2010.11.30 カンコーホームルーム 【Vol.58】「子育ての悩み」

子どもを持つ親にとって、子育ては楽しいことも多いですが、悩みや心配事も尽きないものです。今回は子育てでの悩みについて、小学生の子どもを持つ母親に悩みについて調査しました。
調査概要
- 調査対象:全国の20~49歳の小学生の子どもを持つ母親 299人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2010年9月
子育ての悩みの有無
子育てでの悩みについては、7割以上の母親が「ある」と回答しています。
【図1】子育てでの悩みはありますか?(単数回答)
子育ての悩みの内容
子育ての悩みの内容は、「子どもが親の言うことを聞かない」「学習能力」が圧倒的に多く、半数を超えています。また、学校に関わる内容としては、「学習能力」50.9%、「子ども同士のいじめや友達関係」33.0%、「進学・進路」28.4%、「学校・教師との関係」6.0%、「子どもが学校に行きたがらない」1.4%となります。
【図2】子育ての悩みの内容はどのようなものですか?(複数回答)
子育ての悩みの相談相手
子育ての悩みについての相談相手は「夫」という人が7割以上と高く、次いで、「友人」54.1%、「自分の母親」47.2%、「子ども同級生の親」45.0%となります。「学校の先生」に相談するという人は17.4%でした。
【図3】子育ての悩みの相談相手は誰ですか?(複数回答)
今回の調査では、小学生の子どもを持つ母親の多くが子育ての悩みを抱えていることがわかりました。
子育てでの悩みの内容は、子どもとのコミュニケーションやしつけ方、学習面や食生活、保護者同士の付き合いなど多岐に渡り、学校に関わる事柄も多く挙げられています。悩みの相談相手としては、「夫」という回答が70.2%と圧倒的に多いですが、「学校の先生」に相談するという人も17.4%いらっしゃいました。
進学・進級は子どもにとって生活が大きく変化するときです。学校は学びの場として、特に小学校では学習や生活の基盤づくりをする場として悩みも多い分、重要視されています。
子育ての悩みというものは、いつの時代もなくならないものです。家庭と学校が連携した子育てが望まれています。
【Vol.238】学校教育現場の課題
2025.11.25 カンコーホームルーム 学校は、子どもたちの未来を育むための学びの場です。現代の学校教育現場では、社会環境の急激な変化に伴い、知識や技能に加えて、社会性や心身の発達を促す総合的な教育活動を担う「教師」の役割が、以前にも増して重要になっています。では、学校教育現場の課題について、教員自身はどのように感じているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校の教員1,400人を対象に、教師の仕事へのやりがいと大変さ、教師の仕事の負担や困り事の内容、学校教育現場の課題について調査しました。
【Vol.237】部活動の必要性と地域移行の現状
2025.10.28 カンコーホームルーム 日本では長年、部活動は学校教育の一環として行われてきました。中学・高校における部活動は、スポーツや文化・芸術の技術を高めることだけではなく、学級や学年の垣根を越えた集団の中で、生徒の人間的な成長や社会性・協調性を育む課外活動です。では、中学・高校の部活動は現在どのような状態にあるのでしょうか?今回は、全国の中学・高校の教員1,400人を対象に、部活動の必要性、部活動の地域移行の導入状況、部活動の地域移行の課題について調査しました。
-
【Vol.236】中学・高校生の学校選びのポイント
2025.09.30 カンコーホームルーム 中学・高校受験では、自分の個性や学力に見合う学校かどうか、校風や教育理念、授業内容や部活動、進路実績などの情報を収集・検討して、最終的に受験校を決定することが重要です。では、中学・高校生は志望校を考える際、どのような情報を必要としているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校生1,200人を対象に、進学時に知りたい情報、学校情報の入手方法、進学先の制服への関心度について調査しました。 -
【Vol.235】中学・高校の夏制服で良いと思うスタイル
2025.08.26 カンコーホームルーム 夏休みが終わり、新学期がスタートする時期になりました。まだまだ暑い日が続く中、子どもたちの通学風景では、日傘や帽子などの熱中症対策グッズの使用に加え、ハーフパンツ(膝が出るくらいの丈のズボン)を着用している生徒の姿も目にします。では、暑い夏を少しでも涼しく快適に過ごすために、全国の学校ではどのような夏制服が採用されているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校の教員1,400人を対象に、現在採用している夏制服のタイプ、夏制服で良いと思うスタイル、ハーフパンツ制服の採用意向について調査しました。 -
【Vol.234】学校における熱中症対策
2025.07.29 カンコーホームルーム 総務省消防庁が発表している熱中症による救急搬送人員(5月~9月累計)をみると、調査が開始された2008年以降、熱中症の発生は増加の一途をたどっています。特に、2024年は97,578人と過去最多を記録し、熱中症の発生が深刻な社会問題となっています。では、学校における熱中症の発生状況と対策はどのような状況でしょうか?今回は、全国の中学・高校の教員1,400人を対象に、生徒の熱中症の発生状況、熱中症が発生した学校活動、熱中症対策として使用を許可しているアイテムについて調査しました。