2010.06.29 カンコーホームルーム 【Vol.53】「制服の着崩し実態調査」
制服の着崩しは生徒指導上で頭の痛い問題ですが、生徒はなぜ制服を着崩すのでしょうか?今回は中高生の制服の着崩しの状況や着崩しをする理由について調査しました。
調査概要
- 調査対象:全国の制服のある学校に通う中高生400人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2010年4月
制服の着崩し状況
制服の着崩し状況は、高校生63.5%、中学生57.0%が学校内で制服を着崩している生徒が「いる」と回答し、高校生のほうが中学生より、制服を着崩している比率がやや高くなります。
制服の着崩し経験
自分自身の制服の着崩しについては、「いつも着崩している」「たまに着崩している」を合わせた回答で、高校生41.5%、中学生17.0%と、高校生の着崩しが中学生の倍以上も多く存在します。また、中学生では着崩しをしていないという回答が8割を超えています。
制服着崩しの理由
着崩しをする理由は、「着崩さないとダサイから」が高校生34.9%、中学生41.2%とトップで、「着崩しをするとおしゃれに見える」が2位となり、中高生ともにファッション感覚で制服を着崩しをするという傾向がうかがえます。また、中学生では「着崩さないと真面目に思われるから」が17.6%と高校生の6.0%と比較して、他人にどのように思われるか気にする意識が高いようです。
制服の着崩し実態では、中高生の約6割が学校内で着崩しをしている生徒がいると回答しています。中学生と高校生を比較すると高校生で制服を着崩しをする比率が高くなり、中高生ともにファッション感覚で気軽に着崩しをしているようです。
制服を着崩しをするということは、本人の評価を下げることだけでなく、学校全体の評価を下げることとなります。しかし、生徒たちにはそのような認識はあまりないようです。「なぜ制服はきちんと着なければならないのか?」を生徒たちに理解してもらい、制服の着こなしを通じて、社会のルールやマナーを守ることを学んでほしいと思います。
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