2010.05.25 カンコーホームルーム 【Vol.52】「子ども手当」の使途

6月から「子ども手当」の給付がスタートします。「子ども手当」とは、次代を担う子どもの健やかな育ちを社会全体で応援する制度で、2010年度は子ども1人当たり月額13,000円を中学卒業まで支給することが予定されています。今回は、受給対象の子どもを持つ保護者の方を対象に「子ども手当」への意識や使い道について調査しました。

調査概要

  • 調査対象:全国の中学生以下の子どもを持つ保護者203人
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 実施時期:2010年4月

「子ども手当」の支給評価

2010年度から実施予定の「子ども手当」の支給に対しては、「賛成」という意見は、男性が72.3%、女性が80.5%と、男性に比べて女性の保護者のほうが賛成する割合が高くなっています。

【図1】「子ども手当」の支給には賛成ですか?(単数回答)

「子ども手当」の使い道

「子ども手当」が支給されたら何に使う予定か尋ねたところ、「子どもの教育費(授業料、給食費など)」が44.3%と最も多くなりました。次いで「貯金」が32.6%、「子どもの学校用品(制服、体操服、シューズなど)」が27.8%、「子どもの学習塾(英語や授業補習など)」が19.6%、「子どもの習い事(ピアノ、書道、絵画など)」16.5%と、学校や教育に係わることがあげられています。

【図2】「子ども手当」は何に使う予定ですか?(複数回答)

次代を担う子どもの健やかな育ちを応援するという趣旨のもとに支給される「子ども手当」について、受給対象の子ども(中学生以下の子ども)を持つ保護者の多くは「賛成」しています。その保護者が考える「子ども手当」の使い道としては、子どもの教育費や貯蓄、身の回り品の購入と多岐に渡っていますが、上位の3位のうち2つに“学校”というキーワードが出ています。
「子ども手当」については、様々な使途が考えられますが、子どもの将来の夢の実現のために役立ててほしいものです。

pdf_b.png 当サイトのPDFをご覧にいただくには、最新のAdobe Readerが必要です。こちらのバナーよりご用意ください。

fig_218_illust.jpg

【Vol.218】高校生の自転車通学時のヘルメット着用状況

2024.03.26 カンコーホームルーム 改正道路交通法の施行により、2023年4月1日から年齢にかかわらず自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されました。努力義務とは、「ヘルメット着用に努めなければならない」というものであって義務ではないため、ヘルメットを着用しなくても違反に対する罰則は定められてはいません。では、高校生の自転車通学時のヘルメット着用はどのような状況なのでしょうか?今回は、全国の高校生を対象に、自転車乗車時のヘルメット着用の努力義務化の認知状況、ヘルメット着用の有無、ヘルメット着用時に気にすることを調査しました。

fig_217_illust.jpg

【Vol.217】卒業後の制服とエコ意識

2024.02.27 カンコーホームルーム 卒業式が終わると、卒業生は制服を着ることがなくなります。制服は学生生活の長い時間を共に過ごした思い出が詰まった服なので、着る機会がなくなっても手放すことを躊躇する人も少なくないようです。では、卒業後の着なくなった制服はどのようにしているのでしょうか?今回は、全国の高校生を対象に、中学校で着用していた制服タイプ、卒業後の制服、制服を通じたエコ意識について調査しました。

  • fig_216_illust.jpg

    【Vol.216】中高生の着用制服と着たい制服タイプ

    2024.01.30 カンコーホームルーム 学校制服は、スクールアイデンティティ(SI)を表現し、生徒が着たくなるデザインや快適性、長時間着続けても耐久性に優れ丈夫でお手入れが簡単にできるものなど、時代とともに進化しています。そして、詰襟、セーラー服、ブレザー、スーツなど、様々なタイプがあります。では現在、中高生はどのようなタイプの学校制服を着ているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校に通う男女1,200人を対象に、着用している制服のタイプ、着たい制服のタイプとその理由について調査しました。
  • fig_215_illust.jpg

    【Vol.215】中高生が考える「学校制服の必要性」

    2023.12.26 カンコーホームルーム 受験・進学のときに気になることの1つに学校制服があります。学校制服は、学校毎にデザインや色・形・生地・仕様などが異なり、「憧れの○○学校の制服」や「あの制服を着たいから、この学校を受験する」という声もあるほどに中高生にとって関心の高いアイテムのようです。では現在、制服を着ている中高生は学校制服について、どのように思っているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校に通う男女1,200人を対象に、学校制服の必要性、学校制服の良い点や必要だと思うことについて調査しました。
  • fig_214_illust.jpg

    【Vol.214】女子中高生の制服アイテムへの着用意向

    2023.11.28 カンコーホームルーム 近年、ジェンダーレス制服として、女子生徒の制服に「スラックス」を導入する学校が増えています。女子制服のパンツスタイル(スラックス)は、1990年代から冬の寒さ対策や自転車通学に適しているという理由から学校制服に採用されていましたが、現在は防寒対策・自転車通学以外の利点なども注目されています。では、女子中高生自身は女子制服のパンツスタイル(スラックス)をどのように感じているのでしょうか?今回は、全国の女子中学・高校生600人を対象に女子制服のパンツスタイル(スラックス)の印象、スカートとパンツスタイル(スラックス)の着用意向、リボンとネクタイの着用意向について調査しました。