2010.03.30 カンコーホームルーム 【Vol.50】「制服があって良かったこと」
春は卒業式・入学式と制服に注目が集まる季節です。今回は中学生の制服の着用状況と、制服があって良かった経験を男子中学生の子どもを持つ母親にうかがいました。
調査概要
- 調査対象:全国の男子中学生の子どもを持つ母親309人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2010年2月
制服の着用状況
中学生の制服着用状況で、「入学式・卒業式」は94.5%と高く、ほとんどの学生が入学式・卒業式で制服を着用していると回答しています。また、「冠婚葬祭」では、74.8%が制服を着用していると回答していて、学校外の行事でも4人中3人が制服を着用しているようです。
制服があって良かったこと
制服があって良かった点は、「入学式・卒業式」や「冠婚葬祭」などの行事で、「式用のためだけに改めて服を購入しなくて良かった」という経済面や、「制服は正装になる、きちんとして見える」という利便性が挙げられています。「受験や資格試験」にも同様の意見があり、「制服を着用することで、ひきしまって望める、きっちりとした気持ちで挑める」という気持ちの切り替えができることも良い点として挙げられています。
その他、「通学」では、「学校に着ていくものを悩まなくて良い」という声や、「部活などの遠征」や「遠足・修学旅行」など「制服を着ていると学生と分かって良い」という意見もあります。
日本では多くの中学校で制服があり、入学式・卒業式で制服を着用する学校は多いようです。また、冠婚葬祭といった家族・親戚の行事で制服を着用する子どもも7割を超え、制服は学校外の公式な場でも幅広く着用される傾向にあるようです。このことから、制服があって良かった点として、「礼服や私服などを多数購入しなくて済む」「毎日学校に着ていくものに悩まなくていい」という経済的な面や、「制服を着ることできちんとして見える」、「気分の切替えができる」「学生らしく見える」といったフォーマル性や意識面での効果が挙げられています。
子どもたちにとって制服は、毎日着用する生活服であり、公式な場で着用する礼服にもなるようです。
【Vol.218】高校生の自転車通学時のヘルメット着用状況
2024.03.26 カンコーホームルーム 改正道路交通法の施行により、2023年4月1日から年齢にかかわらず自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されました。努力義務とは、「ヘルメット着用に努めなければならない」というものであって義務ではないため、ヘルメットを着用しなくても違反に対する罰則は定められてはいません。では、高校生の自転車通学時のヘルメット着用はどのような状況なのでしょうか?今回は、全国の高校生を対象に、自転車乗車時のヘルメット着用の努力義務化の認知状況、ヘルメット着用の有無、ヘルメット着用時に気にすることを調査しました。
【Vol.217】卒業後の制服とエコ意識
2024.02.27 カンコーホームルーム 卒業式が終わると、卒業生は制服を着ることがなくなります。制服は学生生活の長い時間を共に過ごした思い出が詰まった服なので、着る機会がなくなっても手放すことを躊躇する人も少なくないようです。では、卒業後の着なくなった制服はどのようにしているのでしょうか?今回は、全国の高校生を対象に、中学校で着用していた制服タイプ、卒業後の制服、制服を通じたエコ意識について調査しました。
-
【Vol.216】中高生の着用制服と着たい制服タイプ
2024.01.30 カンコーホームルーム 学校制服は、スクールアイデンティティ(SI)を表現し、生徒が着たくなるデザインや快適性、長時間着続けても耐久性に優れ丈夫でお手入れが簡単にできるものなど、時代とともに進化しています。そして、詰襟、セーラー服、ブレザー、スーツなど、様々なタイプがあります。では現在、中高生はどのようなタイプの学校制服を着ているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校に通う男女1,200人を対象に、着用している制服のタイプ、着たい制服のタイプとその理由について調査しました。 -
【Vol.215】中高生が考える「学校制服の必要性」
2023.12.26 カンコーホームルーム 受験・進学のときに気になることの1つに学校制服があります。学校制服は、学校毎にデザインや色・形・生地・仕様などが異なり、「憧れの○○学校の制服」や「あの制服を着たいから、この学校を受験する」という声もあるほどに中高生にとって関心の高いアイテムのようです。では現在、制服を着ている中高生は学校制服について、どのように思っているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校に通う男女1,200人を対象に、学校制服の必要性、学校制服の良い点や必要だと思うことについて調査しました。 -
【Vol.214】女子中高生の制服アイテムへの着用意向
2023.11.28 カンコーホームルーム 近年、ジェンダーレス制服として、女子生徒の制服に「スラックス」を導入する学校が増えています。女子制服のパンツスタイル(スラックス)は、1990年代から冬の寒さ対策や自転車通学に適しているという理由から学校制服に採用されていましたが、現在は防寒対策・自転車通学以外の利点なども注目されています。では、女子中高生自身は女子制服のパンツスタイル(スラックス)をどのように感じているのでしょうか?今回は、全国の女子中学・高校生600人を対象に女子制服のパンツスタイル(スラックス)の印象、スカートとパンツスタイル(スラックス)の着用意向、リボンとネクタイの着用意向について調査しました。