2009.01.27 カンコーホームルーム 【Vol.36】「悩み事の相談に関する意識調査」

中学生、高校生ともなれば、勉強や恋愛など様々な分野において、悩みを持つ生徒がたくさんいると思います。生徒たちは悩み事を誰かに話したり、相談したりしているのでしょうか?
今回は、中学生、高校生の悩み事の相談について調査しました。

調査概要

  • 調査対象:全国の中高生661人(中学生291人、高校生370人)
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 実施時期:2008年12月

親友と呼べる友達は何人いますか?

中学生、高校生の親友と呼べる友達の数は平均7人でした。ただし、その中には「0人」と回答した生徒も63人(全体の9.5%)含まれています。全体的に男子よりも女子のほうが親友と呼べる友達の数がやや多いといえます。

【図1】親友と呼べる友達は何人いますか?

何でも話せる人はいますか?

何でも話せる人が「いる」と回答したのは、70.2%でした。「いない」と回答した生徒は約30%で、中には親友と呼べる友達が10人以上いるにも関わらず、何でも話せる人は1人もいないという生徒もいました。

【図2】何でも話せる人はいますか?(単数回答)

誰かに悩みの相談をしましたか?

この1年間で誰かに「悩みを相談した」という生徒は61.6%でした。相談相手は友達という生徒が多く、「友達への相談」が53.6%と半数を超える結果でした。また、親や先生への相談は友達よりも少ない傾向にあります。

【図3】この1年間で誰かに悩みの相談をしましたか?(複数回答)

今回の調査の結果、生徒たちは友達がたくさんいて、何でも話せる相手も多いことがわかりました。
相談は大人よりも、友達にしている生徒が多く、友達の大切さを改めて感じる結果だと思います。
ただ一方で、「親友は0人」という生徒が全体の約10%、「何でも話せる相手がいない」という生徒が全体の約30%いたことも事実です。誰かに話して解決する悩みばかりではありませんが、悩みを1人で背負ってしまうのは、とても忍耐力が必要なことです。生徒が、悩みの重さに潰されてしまわないように、まずは、悩みを誰にも話せずにいる生徒がいることを、周囲の人たちが認識することが大切なのではないかと思います。

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