2008.06.24 カンコーホームルーム 【Vol.29】「家庭での洗濯に関する調査」

詰襟やセーラー服などは、昔は家庭で洗えないというイメージが強かったと思いますが、最近は家庭で洗える制服が多くなってきています。しかし、洗濯は面倒という人もいるのではないでしょうか?
そこで、今回は中学生、高校生の子どもを持つ母親に洗濯についてうかがいました。

調査概要

  • 調査対象:全国の中学生、高校生の母親1,016人
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 実施時期:2008年4月

洗濯の頻度は?

家庭での洗濯の頻度は「毎日」という人が最も多く、82.3%でした。「週1回以下」という人はほとんどおらず、1%未満でした。

【図1】洗濯の頻度は?(単数回答)

洗濯は好きですか?

洗濯が「とても好き」「やや好き」と回答したのは、全体で66.9%となっており、洗濯が「好き」という人が多いといえます。

【図2】洗濯は好きですか?(単数回答)

制服の洗濯で失敗した経験

ポケットの中に、紙くずやティッシュなどが入っているのに気づかずそのまま洗ってしまい、大変なことになってしまったという失敗経験が多く見られました。また、アイロンがけで失敗したという声も多くあげられました。

【制服の洗濯で失敗した例】

  • ポケットに生徒手帳を入れたまま洗ってしまった。(30代・専業主婦)
  • ポケットの中にティッシュが入っているのを確認せずに洗濯機で洗ってしまい、洗い上がりが悲惨な状態になってしまった。(40代・パートタイム)
  • 同じ黒い色だから良いと思い一緒に洗ったら他の衣類の繊維が付いてしまった。(30代・フルタイム)
  • アイロンがけの時に折り目を間違えてしまって変な型がついてしまった。(40代・専業主婦)
  • ズホンを洗った時に乾いていなかったので、乾燥機にかけたら縮んでしまって、子供は気がつかないだろうと思っていたら履いたらわかってしまって、裾上げしたのをもとにもどした。(40代・フルタイム)
  • シミをとろうとして、シミがとれるどころかさらに薬品ジミができてしまい、クリーニングに出せる週末までそのまま制服を着せておくしかできなかったこと。(40代・専業主婦)
  • 洗濯のためにはずした名札を無くしてしまった。(40代・パートタイム)

洗濯は、どの家庭でもほとんど毎日されています。洗濯が嫌いという人は少なく、むしろ好きだという人のほうが多いことがわかりました。しかし、制服を洗濯する際にポケットの中のものを出し忘れてしまったり、洗濯後のアイロンがうまくかけられなかったりと、失敗した経験を持っている人もいました。
制服は毎日着るものだからこそ、家庭で洗濯をしたいという意向が強いと思います。しかし、趣味や仕事で忙しい母親が増えてきている中、ただ家庭で洗濯できるだけではなく、イージーケアできるものが求められています。生活の多様化とともに、制服も進化していくことが求められているように感じます。

pdf_b.png 当サイトのPDFをご覧にいただくには、最新のAdobe Readerが必要です。こちらのバナーよりご用意ください。

fig_218_illust.jpg

【Vol.218】高校生の自転車通学時のヘルメット着用状況

2024.03.26 カンコーホームルーム 改正道路交通法の施行により、2023年4月1日から年齢にかかわらず自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されました。努力義務とは、「ヘルメット着用に努めなければならない」というものであって義務ではないため、ヘルメットを着用しなくても違反に対する罰則は定められてはいません。では、高校生の自転車通学時のヘルメット着用はどのような状況なのでしょうか?今回は、全国の高校生を対象に、自転車乗車時のヘルメット着用の努力義務化の認知状況、ヘルメット着用の有無、ヘルメット着用時に気にすることを調査しました。

fig_217_illust.jpg

【Vol.217】卒業後の制服とエコ意識

2024.02.27 カンコーホームルーム 卒業式が終わると、卒業生は制服を着ることがなくなります。制服は学生生活の長い時間を共に過ごした思い出が詰まった服なので、着る機会がなくなっても手放すことを躊躇する人も少なくないようです。では、卒業後の着なくなった制服はどのようにしているのでしょうか?今回は、全国の高校生を対象に、中学校で着用していた制服タイプ、卒業後の制服、制服を通じたエコ意識について調査しました。

  • fig_216_illust.jpg

    【Vol.216】中高生の着用制服と着たい制服タイプ

    2024.01.30 カンコーホームルーム 学校制服は、スクールアイデンティティ(SI)を表現し、生徒が着たくなるデザインや快適性、長時間着続けても耐久性に優れ丈夫でお手入れが簡単にできるものなど、時代とともに進化しています。そして、詰襟、セーラー服、ブレザー、スーツなど、様々なタイプがあります。では現在、中高生はどのようなタイプの学校制服を着ているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校に通う男女1,200人を対象に、着用している制服のタイプ、着たい制服のタイプとその理由について調査しました。
  • fig_215_illust.jpg

    【Vol.215】中高生が考える「学校制服の必要性」

    2023.12.26 カンコーホームルーム 受験・進学のときに気になることの1つに学校制服があります。学校制服は、学校毎にデザインや色・形・生地・仕様などが異なり、「憧れの○○学校の制服」や「あの制服を着たいから、この学校を受験する」という声もあるほどに中高生にとって関心の高いアイテムのようです。では現在、制服を着ている中高生は学校制服について、どのように思っているのでしょうか?今回は、全国の中学・高校に通う男女1,200人を対象に、学校制服の必要性、学校制服の良い点や必要だと思うことについて調査しました。
  • fig_214_illust.jpg

    【Vol.214】女子中高生の制服アイテムへの着用意向

    2023.11.28 カンコーホームルーム 近年、ジェンダーレス制服として、女子生徒の制服に「スラックス」を導入する学校が増えています。女子制服のパンツスタイル(スラックス)は、1990年代から冬の寒さ対策や自転車通学に適しているという理由から学校制服に採用されていましたが、現在は防寒対策・自転車通学以外の利点なども注目されています。では、女子中高生自身は女子制服のパンツスタイル(スラックス)をどのように感じているのでしょうか?今回は、全国の女子中学・高校生600人を対象に女子制服のパンツスタイル(スラックス)の印象、スカートとパンツスタイル(スラックス)の着用意向、リボンとネクタイの着用意向について調査しました。