2006.12.26 カンコーホームルーム 【Vol.11】「ボランティア活動に関する意識調査」
ボランティア活動と聞いて思い浮かぶのは、「慈善活動」「無償」「奉仕」などだと思います。ボランティア活動とは、社会や人のために多くは無償で自発的に活動をすることを言い、災害救援、まちづくり、発展途上国への支援など様々な種類があります。1995年に起きた阪神・淡路大震災で注目を集めたボランティア活動。最近では、高齢者の介護や、環境保護などでも盛んに行われています。
高校生たちは、ボランティアにどのくらい関心を持っているのでしょうか。
調査概要
- 調査対象:全国の高校生323名
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2006年3月
ボランティア活動に参加した経験は?
全体では「参加したことがない」という回答が51.4%となっており、「参加したことがある」という回答をやや上回っています。男女別に見ると男子は過半数が「参加したことがない」と回答しているのに対し、女子は過半数が「参加したことがある」と回答しており、男子よりも女子のほうが、参加経験が多いことがわかります。
ボランティア活動への参加意向は?
「参加したいと思わない」という回答は少なく、「参加したいと思う」という回答が全体、男子、女子いずれも多かったです。そして男子、女子で比較した場合、男子よりも女子のほうが「参加したいと思う」という回答が多く、参加意向が強いことがわかります。
多くの生徒がボランティア活動に参加してみたいと思っていますが、実際に参加した経験はないという生徒が過半数いるという結果が得られました。そして、今回の調査でボランティア活動に「参加したいと思う」と回答している生徒のうち「参加したことがない」と答えた生徒が35%いました。機会さえあれば、もっと参加者が増えるのではないかと思いますが、ボランティア活動は「自発的」であることが大切です。
普段から、困っている人がいたら助けるという気持ちをもつことがボランティア活動参加の第一歩になると思います。近年、「学校支援ボランティア」という保護者や地域の人たちが学校を支援するという活動が各地で行われています。まずは、大人たちがそのような制度を利用して、子どもたちにボランティア活動に参加する姿を見せることが、重要なのではないでしょうか。
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