2006.11.27 カンコーホームルーム 【Vol.10】「エコロジーに関する意識調査」

1971年に環境庁が設立され、行政が地球環境の保護をする時代が幕開けしました。そして、2005年2月に地球全体での地球温暖化対策として京都議定書が発効されてからは、ますます環境への配慮が必要とされるようになりました。
環境が悪化した地球で生まれ育った高校生たちは環境問題についてどのように捉えているのでしょうか。

調査概要

  • 調査対象:全国の高校生323名
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 実施時期:2006年3月

環境問題について関心があるか?

「とても関心がある」が20.4%、「やや関心がある」が47.4%で、両方を合わせると67.8%が環境問題について関心があると答えていることになります。

【図1】環境問題について関心がありますか?(単数回答)

関心がある環境問題のテーマは何か?

「地球温暖化」が最も多く、83.1%でした。その後に、「大気汚染」61.6%、「ゴミの増大」59.8%などが続きます。普段の生活で改善ができる環境問題に関心があるようです。

【図2】関心がある環境問題のテーマは何ですか?(複数回答)

高校生たちは環境問題に関心が高く、特に、地球温暖化についての関心が高いという結果が得られました。
日本は京都議定書により2008年~2012年の5年間で温室効果ガスを6%削減することを目標としています。温室効果ガスを削減するためには、節水、節電など生活に密着した対策が必要となるため、行政でもマスメディアを使い、家庭に向けた呼びかけを行っています。そのため、地球温暖化についての意識が高まり、高校生の関心が高くなったと推測されます。
生まれたときにはすでに地球の環境悪化が進んでいた彼らにとって、地球環境保護は、生まれながらにして与えられた課題であり、身近な社会問題でもあるようです。そういった社会問題に対して企業や学校も積極的に取り組んでいかなければいけません。

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