2006.08.29 カンコーホームルーム 【Vol.07】「外見についての意識調査」
kankoホームルームvol.3で生徒たちがどのような制服を着たがっているかをご紹介しました。その中で、「制服に求めることは?」という質問に対して「流行を取り入れたかっこいい・かわいいデザイン」という回答が第3位に入っていました。この結果からも生徒たちの服装に対する興味が強いことがうかがえます。 街を歩いてみると、一生懸命おしゃれをしている若者たちをよく見かけます。特に高校生はおしゃれに敏感で、外見を非常に気にしているようです。
調査概要
- 調査対象:全国の高校3年生323名
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2006年3月
容姿やスタイルが気になるか?
全体の回答で「とても気になる」と「割と気になる」を合わせると82.1%が容姿やスタイルを気にしていると答えています。女子は「とても気になる」と「割と気になる」を合わせて92.3%、男子は「とても気になる」と「割と気になる」を合わせて72.4%でした。男女とも、容姿やスタイルを気にする生徒が多いのですが、特に女子のほうが意識が高いことがわかります。
人から身なりが清潔・キレイに見られたい?
全体の回答で「とてもそう思う」と「ややそう思う」を合わせると85.7%が人から身なりが清潔・キレイに見られたいと思っていることがわかります。「とてもそう思う」、「ややそう思う」と回答したのは、女子が94.3%だったのに対し、男子は77.2%となっており、ここでも男女の差が見られます。
今回の調査では、高校生が外見に高い意識を持っており、特に男子よりも女子のほうが外見を気にする傾向が高いことが表れていました。
ではなぜ生徒たちは外見を気にし、ファッション性を高める努力をするのでしょうか。
生徒たちは、時代に遅れることや友達グループからはずれることを好まず、ファッションにおいても自分だけはずれないように他人の目を過剰に意識しているようです。そのような友達との同調意識が、ルーズソックスを履いたり、スカートを短くするといった制服における着崩しが広まった原因の1つとして考えられます。
高校生は人から身なりが清潔・キレイだと思われたいと強く思って努力をしています。しかし、一歩着こなしの方法を間違えてしまうと、第一印象で相手に不快感を与えてしまい、自分の印象をも悪くしまうことがあります。
制服を通じて正しい着こなしを生徒1人1人が身に付け、外見をイメージアップするだけでなく、内面的な成長にもつなげてほしいと思います。
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