2006.06.27 カンコーホームルーム 【Vol.05】「高校生活でのオリジナルウェア作成に関する調査」
前回のkankoホームルームで「学校生活で思い出に残ったこと」について取り上げました。その中で、「文化祭」「体育祭」「部活動」といった仲間と団結して取り組んだ行事に関しての思い出が印象に残っているという結果が得られました。(kankoホームルームVol.4参照) 近年、こういった行事・イベントのときに、オリジナルウェアを作る動きが全国各地で見られます。一体、どのくらいの人がオリジナルウェアを作成したことがあり、また、作成の動機は何だったのでしょうか?2006年3月に学校を卒業したばかりの高校生を対象に調査を行いました。
調査概要
- 調査対象:全国の高校3年生400名
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2006年3月
高校生活でオリジナルウェアを作った経験は?
「作ったことがある」という回答が全体の66%、「作ったことがない」という回答は34%でした。
オリジナルウェアを作成した行事・イベントは?
オリジナルウェアを作成した行事・イベントとして最も多かったのは「文化祭」で77.3%でした。次いで多かったのは「体育祭」で51.5%でした。
「文化祭」や「体育祭」といった行事・イベントではクラスが一丸となり、目標に向かいます。このような行事・イベントでオリジナルウェアを作成するのは、団結力を高めたいという生徒たちの気持ちの表れと言えるでしょう。
オリジナルウェア作成の動機
作成の動機は「一致団結するため」「連帯感・一体感を出すため」「雰囲気を盛り上げるため」などの自発的な理由が多くあげられました。その反面、一部では「毎年恒例だから」「作ろうという意見が出たから」「なんとなく」といった受動的な意見も見られました。
多くの生徒がオリジナルウェア作成の経験があり、仲間同士、服装を揃えることによって、連帯感が増し、雰囲気が盛り上がると感じているようです。
オリジナルウェアはユニフォームの一種です。
ユニフォームは、視的情報から仲間の判別を容易にし、他の共同体と混ざらない明確な共同体を確立することができます。そこから、連帯感や一体感は強くなり、雰囲気が盛り上がります。そして、オリジナルウェアのように、自分たちで作成したユニフォームはより一層強い連帯感を生みます。
強い絆で結ばれた仲間と過ごした時間こそが、学生時代の思い出として残っていくのではないでしょうか。
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