2006.04.25 カンコーホームルーム 【Vol.03】「生徒たちが着たい制服の意識調査」
入学式を終えて、数週間が経ちました。新入生たちも新しい制服に慣れてきた頃なのではないでしょうか。
さて、生徒たちは制服について、どのようなことを感じているのでしょうか。
全国の高校3年生400名(2006年3月時点)を対象に、制服に関するアンケートを行いました。
調査概要
- 調査対象:全国の高校3年生400名(2006年3月時点)
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2006年3月
学校指定の制服があった方がよかったか?
全体の約7割が「制服はあったほうがよかった」と感じています。また、「制服はあっても着用は自由がよかった」という回答が約2割あり、それを含めると全体の9割近くが「制服はあったほうがよかった」と感じていることがわかります。
あったほうがよい理由としては、「連帯感が生まれる」「学校全体がまとまる」「私服だとお金がかかるから」「毎朝の支度がラク」等があがっており、ないほうがよい理由としては、「自分の好きな服装にしたい」「季節の変化に合わせて服を選べるし、おしゃれだから」「みんな同じ服ではつまらない」等があがっていました。
着たい制服のタイプは?
中学校に着て行きたい制服は、男子は「詰襟」が55%、女子は「セーラー」が61.5%となっています。高校に着て行きたい制服は、男女ともに「ブレザー」を希望する声が多く、男子は62.5%、女子は79.1%が「ブレザー」を希望しています。
制服に求めることは?
着たい制服のポイントとしては、「耐久性があって丈夫な制服」「素材がいい制服」の2項目がいずれも5割強で上位に入っています。次いで「流行を取り入れたかっこいい・かわいいデザインの制服」「長年着用できそうな飽きのこないデザインの制服」といった、デザイン面の希望が5割弱となっています。
今回の調査では、生徒たちの制服に対する思いを知ることができました。多くの生徒たちが制服はあったほうがいいと思っており、その多くが中学校のときには「詰襟」「セーラー」、高校のときには「ブレザー」の着用を望んでいることがわかりました。
同調査で、「ブレザー」に関するイメージを聞いたところ、「大人っぽい」というイメージが男女ともに約6割を占めていました。このことが、高校ではブレザーを着たいと思う要因の1つとして考えられ、中学生から高校生へと成長する過程で、大人に近づいていくという意識の表れのようにも感じます。
そして、多くの生徒たちが制服の耐久性、素材面、デザイン面を重視していることもわかりました。6月にozakiが実施した『制服変更に関する調査』では、学校が制服を決定する要因として「生徒たちに人気があったかどうか」が最も重要視されていました。制服の採用・変更の検討をする際には生徒たちがどのような制服を求めているのかを知ることが、重要になってくるようです。
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