2006.03.28 カンコーホームルーム 【Vol.02】「防犯に関する母親の意識調査」

子どもが犯罪に巻き込まれる事件が後を絶ちません。
警視庁の発表によると、2005年1月~11月に発生した犯罪件数173万5,826件のうち、子どもが被害者になった件数は30万4,216件にのぼり、全体の17.5%を占めています。(出典:警視庁『平成17年(1月~11月)の犯罪情勢』)
また、文部科学省の発表によると2004年3月31日現在、学校への不審者の侵入を防止するための対応を行っている・対応を予定している学校(全国)は、小学校98.6%、中学校98.2%、高校98.0%となっており、いずれも高い割合で、防犯対策をしていると言えます。(出典:文部科学省『学校の残全管理の取り組みに関する調査結果』)
防犯対策が必須となってきている今、母親が感じていることを、調査しました。

調査概要

  • 調査対象:全国の小中高校生のいずれかの子どもを持つ母親600名
  • 調査方法:インターネットサーチ
  • 実施時期:2005年12月

子どもに防犯グッズを携帯させているか?

防犯グッズについては、3割強が何かしらのグッズを持たせており、性別でみると、男子よりも女子のほうが携帯率が高いようです。学校別に見ると、高校、中学校、小学校と年齢が下がるに連れて携帯率が高くなっていることがわかります。
防犯グッズを携帯していない小学生女子の母親に、携帯していない理由を聞いたところ、「欲しいが値段が高い」という回答が最も多く、防犯グッズを携帯はしていないものの、必要性は感じているようです。

【図1】子どもに防犯グッズを携帯させていますか?(単数回答)

地域で登下校時の防犯対策をしているか?

全体で見ると、約3割が対策をしているようです。小学校では、5割以上が対策をしており、意識の高さが伺えます。それに対し、中学校では2割、高校では1割程度となっており、地域を巻き込んでの防犯対策は行き届いていないようです。

【図2】地域で登下校時の防犯対策をしていますか?(単数回答)

GPS機能付制服を買いたいと思うか?

GPS機能付制服を買いたいと思っている母親は、全体で2割強でした。
今回の調査にご協力いただいた中では、小学生の制服導入率が19.5%だったにも関わらず小学生の母親でGPS機能付制服を購入したいと回答した人が34%いました。
性別で見ると、女子のほうが購入意向が強いことがわかります。

【図3】GPS機能付制服を買いたいと思いますか?(単数回答)

今回の調査では、母親の防犯に対する意識が全体的に高いことが読み取れました。特に、小学生の母親の防犯に対しての意識は非常に高く、子どもの心配をする母親の気持ちが伺えます。 ozakiでは、スクールウェアを通じて、現在の不安な情勢でも毎日楽しい学校生活を送ってほしいという思いから、様々な防犯グッズを取り扱っています。母親の心配を1つでも多く解消していきたいと思います。

pdf_b.png 当サイトのPDFをご覧にいただくには、最新のAdobe Readerが必要です。こちらのバナーよりご用意ください。

【Vol.226】学校行事と「学校制服の必要性」

2024.11.26 カンコーホームルーム 学校行事において卒業式・入学式は学校生活の節目となり、保護者が参加する学校行事の1つです。そして、保護者は母親や父親のどちらか1人だけが参加するのでなく、両親が揃って式典に出席したり、祖父母や兄弟姉妹、親戚が参加したりするケースもみられます。では、中学・高校の卒業式・入学式の保護者の出席者はどのような状況でしょうか?今回は、中学・高校に勤務する教師800人を対象に、卒業式・入学式の出席者の状況、学校制服があるとよいときについて調査しました。

【Vol.225】学校制服の購入方法の変化

2024.10.29 カンコーホームルーム 新入学準備として制服購入を検討し始める時期になりました。制服の購入方法は、生徒と保護者が学校や販売店などに赴いて、採寸・試着を行う方法が一般的でした。しかし、ここ数年は、インターネットの普及やデジタル化が浸透し、人工知能(AI)技術の発達も加わり、学校制服の採寸や買い方が変化しています。では、最近の制服はどのように購入されているのでしょうか?今回は、中学・高校生の子どもを持つ親1,200人を対象に、デジタル採寸※の認知・利用意向、制服の試着・採寸の必要性、新入学時の制服購入場所の利用意向について調査しました。

  • 【Vol.224】学校行事の変化と意識

    2024.09.24 カンコーホームルーム 二学期は、文化祭や運動会・体育祭、遠足・校外学習、職場体験、修学旅行などの学校行事を予定している学校も多いようです。現在、学校では、新型コロナウイルス感染症の位置づけが2023年5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行して1年以上が経過し、学校行事も平常通り行われることが増えています。では、学校行事はコロナ禍※以前と変わらずに行われているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生の子どもを持つ親と小学・中学・高校の教師をあわせた3,000人を対象に、学校行事の変化、コロナ禍のときに中止や自粛になった学校行事、大切だと思う学校行事について調査しました。
  • 【Vol.223】親が思う子どもの夏休みの必要性

    2024.08.27 カンコーホームルーム 8月下旬になると長い夏休みが終わって、通学する子どもの姿を目にするようになります。学校の夏休みは、地域や学校によって開始時期や終了時期、日数には違いがありますが、30日~40日程度の長い期間を夏休みとしている学校が多いようです。では、小中高生の子どもを持つ親は夏休みについて、どのように思っているのでしょうか?今回は、夏休みに入る7月に小学・中学・高校生の子どもを持つ親を対象に、夏休みの必要性とその理由、子どもの夏休みの予定を調査しました。
  • 【Vol.222】制服の成長機能の利用状況

    2024.07.30 カンコーホームルーム 小学校高学年から中学校の期間は、子どもの「成長期」にあたり成長が著しい時期でもあります。このことから中学校の入学時に着ていた制服を秋になって着ようとしたら、小さくなっていて(子どもが成長して大きくなって)着られなくなったということもあるようです。そのようなサイズアウトを少なくするために、成長を予測して入学時には少し大きめの制服を購入したり、『成長機能』※が備わった制服を選んだりするなどの対策があります。では、『成長機能』が付いた制服を利用している中学生はどれほどいるのでしょうか?今回は、高校1年生の子どもを持つ保護者に、中学校でお子様が着用していた制服のタイプ、制服の成長機能の有無と内容、中学校での成長機能の使用状況について調査しました。 ※成長機能とは、成長に対応してサイズアップができる制服の仕様・機能です。