2026.10.27 カンコーホームルーム 【Vol.249】学校制服の満足度とエコ意識

現在、衣服の大量生産や大量廃棄が世界的な環境課題となる中、一着の衣服を長く着続けることの価値が見直されています。学校制服は、毎日の着用に耐えられる丈夫さを備えていることから、一般的な衣類と比べて長く着用できる特長があり、学校制服を長く大切に着ることは、子どもたちにとって身近に実践できるエコ活動の一つといえます。では、高校生たちは、学校制服と環境問題の関わりについてどのように考えているのでしょうか?今回は、全国の高校生500人を対象に、学校制服への満足度やエコに関する意識を調査しました。
調査概要
- 調査対象:全国の高校生の男女 500人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2026年7月
1.学校制服の満足度
高校生に学校制服への満足度を聞いたところ、全体では「とても満足している」(40.4%)と「やや満足している」(46.6%)を合わせると、高校生の87.0%が現在の学校制服に満足していると回答していました。男女別にみると、「とても満足している」と「やや満足している」を合わせた割合は、男子高校生が90.0%、女子高校生が85.4%となり、男子高校生の方がやや高い傾向がみられました。一方で、「とても満足している」(男子高校生37.1%、女子高校生42.1%)という強い満足感を示す割合は、女子高校生の方が高くなりました。全体の満足度は男子高校生の方が高いものの、より強い満足感を持つ割合では女子高校生が上回り、満足の程度に男女で違いがみられました。

【図1】 あなたは、現在の学校制服に満足していますか。(単数回答)
2.学校制服の着用による環境貢献
学校制服を長く大切に着ることは、環境にやさしい行動につながると思うか聞いたところ、全体では「とてもそう思う」(47.8%)と「ややそう思う」(37.0%)を合わせて高校生の84.8%が、学校制服の着用は環境にやさしい行動につながると思うと回答していました。男女別では、「とてもそう思う」と「ややそう思う」の合算は、男子高校生が84.7%、女子高校生が84.8%となり、ほぼ同水準でしたが、「とてもそう思う」(男子高校生43.5%、女子高校生50.0%)という回答は、女子高校生の方が高くなりました。学校制服を長く大切に着ることの環境への貢献を、より強く肯定する割合は、女子高校生の方が高い結果となりました。

【図2】 学校制服を長く大切に着ることは、環境にやさしい行動につながると思いますか。(単数回答)
3.学校制服で良いと思う環境配慮の取り組み
高校生が学校制服を通じた環境への取り組みとして良いと思うものは、全体では「不要になった制服の回収・再資源化/リサイクル」(36.0%)が最も多く、次いで「環境配慮素材(再生素材など)の制服の採用」(33.0%)と「制服の再利用/リユース」(33.0%)が続きました。男女別にみると、男子高校生は「環境配慮素材(再生素材など)の制服の採用」(40.0%)が最も多くなり、制服の素材そのもののエコ化への関心が高い傾向があります。一方、女子高校生は「不要になった制服の回収・再資源化/リサイクル」(37.6%)や「制服の再利用/リユース」(36.7%)が上位を占めました。お下がりとして次の人へ譲ったり、新たな資源として循環させたりする取り組みに対し、女子高校生の関心が高いという結果でした。

【図3】 学校制服について、環境に配慮した取り組みとして良いと思うものを教えてください。(複数回答)
近年、環境問題への関心の高まりとともに、持続可能な社会の実現に向けて、限りある資源を有効活用するライフスタイルが定着しつつあります。高校生にとって毎日着用している「学校制服」は、学校生活を共に過ごす大切なアイテムであり、高校生たちのエコ意識や行動にも自然に結びついているようです。
今回、全国の高校生の男女500人を対象に、学校制服の満足度を調べたところ、全体では「とても満足している」(40.4%)と「やや満足している」(46.6%)を合わせると、男女ともに9割近い高校生が学校制服に満足していると回答していました。また、「とても満足している」という割合は、女子高校生(42.1%)が男子高校生(37.1%)を上回っていることから、女子高校生の方が学校制服に対する思い入れがより強い傾向もみられました。続いて、学校制服を長く大切に着ることは、環境にやさしい行動につながると思うか聞いたところ、全体では「とてもそう思う」(47.8%)と「ややそう思う」(37.0%)を合わせて8割半ばが、学校制服を長く大切に着ることは、環境にやさしい行動につながると思うと回答していました。「とてもそう思う」と強く実感している割合に注目すると、男子高校生(43.5%)に対し、女子高校生(50.0%)は半数にのぼり、女子高校生の2人に1人が、学校制服を長く着ることが環境への配慮になると考えていることがわかりました。さらに、環境に配慮した学校制服の取り組みとして良いと思うものは、全体では1位は「不要になった制服の回収・再資源化/リサイクル」(36.0%)、2位は「環境配慮素材(再生素材など)の制服の採用」(33.0%)と「制服の再利用/リユース」(33.0%)という結果でした。男女別にみると、男子高校生は「環境配慮素材(再生素材など)の制服の採用」(40.0%)が最も多かったのに対し、女子高校生は「不要になった制服の回収・再資源化/リサイクル」(37.6%)や「制服の再利用/リユース」(36.7%)が多くなり、エコに対する視点に違いがみられました。学校制服を長く大切に着ることを環境にやさしい行動と捉える高校生が多く、回収・再資源化や再利用などの取り組みも支持されているようです。
学校制服は、長期間の学校生活に耐えられるように丈夫に作られているため、一人の生徒が着終わった後もまだ十分に着用できる状態のものも多くあります。そして、高校生が自身の制服に満足して、一着を長く大切に着続けること(リデュース)だけでなく、お下がりとして次の誰かに譲る(リユース)ことや、回収して新しい資源にする(リサイクル)ことなど、学校制服を通じた環境貢献・エコ活動が注目されています。
【Vol.249】学校制服の満足度とエコ意識
2026.10.27 カンコーホームルーム 現在、衣服の大量生産や大量廃棄が世界的な環境課題となる中、一着の衣服を長く着続けることの価値が見直されています。学校制服は、毎日の着用に耐えられる丈夫さを備えていることから、一般的な衣類と比べて長く着用できる特長があり、学校制服を長く大切に着ることは、子どもたちにとって身近に実践できるエコ活動の一つといえます。では、高校生たちは、学校制服と環境問題の関わりについてどのように考えているのでしょうか?今回は、全国の高校生500人を対象に、学校制服への満足度やエコに関する意識を調査しました。
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