2026.09.29 カンコーホームルーム 【Vol.248】夏制服の変化と熱中症対策

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近年、これまでにないスピードで地球温暖化が進んでいます。夏の暑さが深刻化する中、学校では熱中症対策とともに、夏制服にも変化がみられます。では、現在の小学・中学・高校ではどのような夏制服が着用され、どのような暑さ・熱中症対策が行われているのでしょうか?今回は、制服のある小学・中学・高校に通う子どもを持つ母親1,213人を対象に、現在着用している夏制服のタイプや学校の夏の暑さ・熱中症対策、今後採用・許可してほしい服装やアイテムについて調査しました。

調査概要

  • 調査対象:全国の小学・中学・高校生の子どもを持つ母親 1,213人
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 実施時期:2026年7月

1.現在着用している夏制服のタイプ

現在着用している夏制服のタイプは、小学・中学・高校の全体では「ワイシャツ・カッターシャツ・ブラウスで、裾を中に入れるタイプ」(49.1%)が最も多く、「ワイシャツ・カッターシャツ・ブラウスで、裾を外に出すタイプ」(14.8%)を合わせると、ワイシャツ・カッターシャツ・ブラウスの着用は6割を超え、夏制服のタイプとしては最も多く着用されています。次に多い「ポロシャツ」(27.2%)は約3割でした。校種別にみると、中学・高校では「ワイシャツ・カッターシャツ・ブラウスで、裾を中に入れるタイプ」(中学校51.4%、高校50.9%)が約半数を占めています。一方、小学校では「ポロシャツ」(44.8%)が最も多くなりました。

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【図1】 お子様が着用している制服(夏服)のタイプを教えてください。(単数回答)

2.学校の夏の暑さ・熱中症対策

子どもが通う学校の夏の暑さ・熱中症対策については、小学・中学・高校の全体では「十分に対策ができていると思う」(10.0%)と「ある程度は対策ができていると思う」(49.8%)を合わせると、59.8%の母親が学校の対策を肯定的に捉えています。校種別では、「十分に対策ができていると思う」と「ある程度は対策ができていると思う」を合わせた割合は、小学校65.6%、中学校61.9%、高校55.9%となり、いずれの学校でも半数を超えました。一方、「あまり対策ができていないと思う」(24.0%)と「全く対策ができていないと思う」(6.3%)を合わせた割合は、全体で30.3%となり、学校の夏の暑さ・熱中症対策が不十分だと感じている母親も一定数みられました。

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【図2】 お子様の通う学校において、夏の暑さ・熱中症対策(服装や持ち物ルールの緩和など)は、
どの程度できていると感じますか。(単数回答)

3.夏の暑さ・熱中症対策の服装やアイテム意向

夏の暑さ・熱中症対策として、学校に採用・許可してほしい服装やアイテムは、全体では「ポロシャツ」(36.9%)が最も多く、次いで、制服ではなく体操服で登下校する「体操服登校」(35.9%)、「水筒・マイボトル」(30.3%)、「日傘」(27.0%)、「帽子・キャップ」(24.6%)となりました。男女別にみると、男子では「ポロシャツ」(39.6%)、「体操服登校」(38.9%)が高く、女子では「日傘」(35.1%)が最も多く、「ポロシャツ」(34.4%)、「体操服登校」(33.0%)が続きました。また、「日傘」や「ハンディ扇風機(ハンディファン)」、「アームカバー」などは女子の割合が高く、暑さ対策として求めるアイテムに男女で違いがみられます。一方、「ハーフパンツ」(男子14.8%、女子14.1%)は男女差がほとんどなく、男女ともに1割以上が採用・許可を希望しています。ポロシャツなどのトップスだけでなく、ボトムにも暑さに対応した選択肢を求める声がみられます。

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【図3】 夏の暑さ・熱中症対策として、
学校に採用・許可してほしいと思う服装やアイテムはありますか。(複数回答)

気象庁の「日本の年平均気温」によると、日本の平均気温は過去100年あたり約1.44℃上昇しています。地球温暖化の影響は、世界中で豪雨や干ばつ、熱波などの異常気象をもたらしているだけでなく、暑さによる健康リスクも高まっています。そうした中で、学校制服は子どもの健康を守ると同時に、身近なサステナブルファッションとしての役割も期待されています。
今回、全国の小学・中学・高生の子どもを持つ母親1,213人を対象に調査したところ、現在着用している夏制服のタイプは、「ワイシャツ・カッターシャツ・ブラウスで、裾を中に入れるタイプ」(49.1%)が最も多く、次に「ポロシャツ」(27.2%)、「ワイシャツ・カッターシャツ・ブラウスで、裾を外に出すタイプ」(14.8%)が、夏制服のタイプとして多くあげられました。校種別にみると、中学・高校では「ワイシャツ・カッターシャツ・ブラウスで、裾を中に入れるタイプ」の着用が約半数を占め、小学校では「ポロシャツ」の着用が4割超で最も多いという結果になりました。学校の夏の暑さ・熱中症対策については、「十分に対策ができていると思う」と「ある程度は対策ができていると思う」を合わせると、約6割の母親が学校の対策ができていると回答していました。一方で、「あまり対策ができていないと思う」と「全く対策ができていないと思う」を合わせた割合は約3割となり、学校側の対応が進んでいると感じる声が多いものの、さらなる対策を必要とする声も少なくないことがわかります。夏の暑さ・熱中症対策で学校に採用・許可してほしい服装やアイテムでは、全体では「ポロシャツ」(36.9%)が最も多く、次いで、「体操服登校」(35.9%)、「水筒・マイボトル」(30.3%)、「日傘」(27.0%)、「帽子・キャップ」(24.6%)となり、膝が出るくらいの丈の「ハーフパンツ」(14.4%)の着用意向もみられました。ポロシャツなどのトップスだけでなく、ボトムにも暑さに対応した選択肢を求める声があるようです。
地球温暖化の加速に伴い、記録的な猛暑が長期化かつ日常化していることを受け、学校現場における熱中症対策は急務となっています。酷暑の中で子どもたちが安全で快適に学校生活を送るため、夏制服や持ち物などを含めたさまざまな暑さ・熱中症対策が求められています。

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