2009.08.25 カンコーホームルーム 【Vol.43】「中高生の政治への期待度調査」

衆議院の解散総選挙などで、政治への関心が高まっていますが、中学生、高校生は政治に対して、どのような思いを抱いているのでしょうか?
今回は、中学生、高校生の政治への期待度を調べました。
調査概要
- 調査対象:全国の中学・高校生400人
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 実施時期:2009年7月
政治に期待していますか?
今の日本の政治に期待をしているか聞いたところ、「どちらかというと期待が持てない」と答えた生徒が最も多く、66.3%でした。また、その次に多かったのは「全く期待が持てない」で30.0%の回答がありました。両方を合わせると96.3%の生徒が、政治に期待をしていないということになります。
【図1】今の日本の政治に期待が持てますか?(単数回答)
20歳になったら選挙に行ってみたいですか?
20歳になったら選挙に行きたいかという問いに対しては、「行きたい」という回答が31.3%、「どちらかといういうと行きたい」という回答が34.8%で、合わせて66.1%の生徒が選挙に行きたいと回答しています。
【図2】20歳になったら選挙に行きたいですか?(単数回答)
特に解決すべき社会問題は?
解決すべき社会問題として、最も回答が多かったのは「景気の悪化」で53.5%となっており、2位以下を大きく引き離しています。その後に、「環境問題」、「政治家の金銭問題」、「雇用問題」が続きます。
【図3】特に解決すべきだと思う社会問題は?(複数回答。1人3つまで回答可)
現在の日本の政治に対して期待を持っている生徒は3.8%しかおらず、政治への不信感が浮き彫りになっています。しかし、そんな状況だからこそ将来は選挙に行きたいという生徒が多く、半数以上を占めています。
生徒たちが特に問題視しているのは、ダントツで「景気の悪化」だという結果が出ているので、まずは景気の回復を図ることが、生徒たちの政治への期待を回復させるためには重要と言えそうです。
これからの日本を担う子どもたちのためにも、期待を持てる政治の実現を切に願います。
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